■ ホワイト丼
" 未冷凍 " 生ホタテの実力を知れ
午後から通院予約があったり町内会の用事が生じたりとバタバタの夕刻でありました。それでもなんとか近隣のスーパーで買い物は済ませ、やれやれの晩酌準備であります。
うふふ♪ この日は北海道産の生ホタテ貝柱のヨサゲなものを見つけてしまいましてね、こいつをドンブリにして一杯の肴にしようぜ!という目論見であります。予算の関係でホタテ貝柱は1パックに抑制し、不足分の穴埋めは青森県産イカ刺しで補正予算内に収めるというクレバーな戦略で乗り切るのよ、どうだい。ホタテの白とイカの白でその名も『ホワイト丼』です。

食し始めて驚きましたよ、何て美味いんだいこのホタテ貝柱は!もうねっちりぷりぷりさくっとしてるんだな、旨味も甘みもちょ~特上です…いや~参ったなあ、こんなに美味しいなら一人前1パックの大盤振る舞いにしてもバチは当たらなかったと思います。これは多分 " 活きの帆立貝 " を店舗で開いてパックしたものに違いない、どんなに高品質なものでも冷凍ではこの美味しさと食感は再現できないのだよ…釧路で何度も何度もそうした帆立貝柱を食しているエロおやぢは、その美味しさが舌と脳裏に焼き付いているのです。

一緒に食事をしていた母上も「何でこのホタテはこんなに美味しいの?」と頬を紅潮させてコーフンしておりましてね「そりゃ~決まってるだろ、こいつは…」と言いかけてハタと気が付きました。あちゃ~、いつもはプライスシールが貼られたパック状態で証拠写真を押さえてあるのに、午後のバタバタで気が動転していて、すっかりそのことを忘れていたじゃないか。
慌ててゴミ箱を漁りクチャクチャになったシールとラップを拾い上げては拡げ、いちおースマホで撮るわけです。よく見ると「純生帆立貝…」って印刷されてますね、同じ生でもこれは " 純生 " なんだよ…つまり未冷凍の動かぬ証拠ですな。美味しさのヒミツはここにあり、" 未冷凍 " 生ホタテの実力を知れってことです。
■ 卯月の庭風景 ヤツデ
折りたたまれた新葉はすっかり展開し
元のヤツデの葉の上に噴火したように盛り上がっております
ちょっと厄介なことになりそうな予感
これが大きく広がったら邪魔になるだけだよなあ

それでも新葉はサスガに淡い色をしておりまして
初々しい若草色が日陰ながらも目立っています
既にその柔らかそうな葉には虫たちが食指を伸ばし喰い荒しが始まっておりますが
まあどうせ切られる運命なんだからいいよね

いっぽう元からあった濃い色の葉は
泰然と朝陽を受け止めております
厚くダークに見える葉でも
太陽の光は透過して金色に輝くのであります
