■ 栃尾あぶらげ
年に何度もするリピート
同じ油揚げでも新潟県栃尾のものはひと味違っておりまして、年に何度もリピートをするお気に入りであります。
大きさはタテ20cmヨコ8cm厚み4cmといったところでしょうか(あくまでテキトーな記憶)、フツーの油揚げからするとかなりなボリューム感があります。もうひとつ特徴としては油で揚げたあと吊るして油切りするため、本体の一部に穴が明いていることです。知らないヒトは不良品だったとかクレームをつけて返品したりするんだろうなあ…おっと脱線しそうです、元へ。

そんな『栃尾あぶらげ』を何時もの如く炙り、花カツヲや大根おろしそして刻み葱を乗せていただくのです。いろいろな食べ方がありますが、結局コレが一番美味しいと思うのですよ。福井県の「竹田の油揚げ」のように甘辛いダシ醤油でいただくのも美味しいものですが、やはり関東風のこいくち生醤油をチャっとかけて食すのが、この油揚げの品質と食味の佳さが判っていいと思います。

あぁめっちゃ美味いですねえ…一人前約1/2枚で配膳しましたけれど、呑み助ならこの一枚分をまるごといただいても、未だ足りないと思えるほど美味しいのよ。
とにかく揚げ油の質がいい、菜種油とか白絞油などを用いているのかな、それとも何のことはない大豆油かも知れないけれど、これまで油に違和感を覚えたことは一度もなく、いつでも新鮮な油の軽やかな風味に満足しています。花カツヲや大根おろしがとてもよく合いますね、もう酒が進んでヤバヤバでやんす。

その相棒の酒ですが、今回は鹿児島の佐多宗二商店さんが醸す「角玉」という芋焼酎を購入してきました。
正直に申し上げますとジャケ買いです…あぁこれはアナログレコード時代の死語か、今はパケ買いっていうのでしょうかね。要は商品のパッケージやラベルのデザインが気に入って購入に走ってしまう行為を指すわけですが、不肖エロおやぢであってもこのテの衝動買いであまり外したことはないんですよ、所謂ピンと来るものがある、勘みたいなものがサエてビビッと来るとでも言いましょうか。
このボトルラベルもモノクロームなグラフィックでめっちゃカッコいいですよね、そしてお味は洗練された上品さがあって、さつま芋の仄かな香りと甘さが心を静かに和ませてくれる薩摩焼酎なのです。
首にぶら下がったラベルには「四角い心が丸くなる」とキャッチが組まれておりまして、正にその通りのお酒でした。いいお酒に出会ったなあ…これもリピート対象だな。
■ 皐月の庭風景 果樹の初夏
初夏ともなりますと果実を結ぶ樹に花が咲きます
強剪定を施したので昨年はあまり実のならなかった柚子は
今年も若干少な目ですが
それでもソコソコに花が咲き結実の夢を膨らませてくれます

いっぽう昨年は結構な数が実となった柿ですが
例のカメムシ軍団にやられて質的には散々な結果でした
まあそれでも美味しい柿の実を少しはいただけましたからヨシとしましょう
そして今年もその可愛い黄色の花が咲き始めました
