■ ウインナーソーセージのスパイスグリル
心地よい爽やかさ
ウインナーソーセージをグリルしては熱々に焼けたスキレットに乗せて食すことをよくやるのですが、巷の喫茶店やレストランでよく見られる鉄板ステーキや鉄板ナポリタンと同様に、時間経過してもアチチでいただけるのは有難いことですよね。
皿盛りでは焦げて焼き過ぎと思われる状態であっても、鉄板上のことならそれが芳ばしくまた肉汁などの凝縮感にも繋がってジツに美味しく感じられるものです、フシギなものですね。またニクばかりでなくヤサイ類も加熱されることによって旨味が何倍にも感じられ、体内に摂取される栄養バランスにもよい影響をもたらしているでしょう。

今回はグリル(正確にはソテーですが)する時のオイルにスパイスやハーブを何種か加え、出来上がりの香りにエクセレントな響きを与えてみることにしました。食欲を増進するガーリックのあの香りにスパイス類の刺激と興奮が折り重なり、レギュラークラスのウインナーソーセージであってもタダモノではないと思わせるトリッキイなステージが進行してゆくわけです。
美味い美味いと食べ進むうちに、気が付けば完食…しかし食し終えたあとの余韻にはスパイスやハーブの心地よい爽やかさだけが漂っている、そんなひと皿に食後のスイーツへの欲望がふつふつと湧きあがってくるのを感ずるはずです。
■ 皐月の庭風景 オランダカイウとケロ助
仲良く並んでオランダカイウのデュエット
暗く落ちた石塀にその白さが映えます
次に控える花蕾もいくつか見られ
暫くはこの花たちの独壇場になるでしょう

風の強い夕刻
ヤツデの葉にペタッと貼り付いたケロ助が
波間に浮かんでは消える船のように
いつまでも揺れて止まらないのです

またまた雨の朝
花弁についた銀の雨粒が輝いてはおりますけれど
この優雅なフォルムには敵うはずもなく
ただただ静謐な時を過ごすオランダカイウであります
