■ 甘酢らっきょ
世知辛い世の中に…
ふと「今年もそろそろだな…」と気が付いたのは " 甘酢らっきょ " の仕込みのことであります。例年、近隣のスーパーや農民市場には地元産から遠方の名産地のものまでいろいろ入荷しますが、地元の泥付きラッキョは洗浄やカットがメンドくさ過ぎて懲りたので、ここ何十年かは " 洗いラッキョ " と呼ばれる洗浄カット済のイージータイプで済ませております。
名産地である鳥取県や福井県のラッキョも悪くはありませんけれど、品質と食味が気に入っているのは徳島県大毛島産の「鳴門らっきょ」ですね、これもほぼ毎年コレに銘柄指定して購入してきます。

サスガにこの物価高ですよ、昨年も若干上昇しておりましたが今年は更に上乗せがあり、数年前の三割高くらいの水準になっております。しかも以前は商品にサービス添付されていた鷹の爪もないし、パンフレットも経費削減の為か廃止となったようです。なんだか世知辛い世の中になったよなあ…ってねえ、世知辛いどころじゃないのはコメですよ。
不肖エロおやぢが思うには、何で国民の税金で購入備蓄したコメを、再び国民が高いカネを払って購入しなければならないのか…ってことですよ。要は他人のサイフで買ったものを本人に高く売りつける行為...タチの悪いとんでもねードロボーだぜ。これ、おかしくないですか?どう考えてもスジが通らない。そしてその合理的な説明を誰ひとりとして行わない…完全にこの国の政治は狂っている。おっと激しい脱線ですよ、元へ。

まあいつも通りに甘酢に仕込みましたけれど、今年はちょいとイタズラをしてその一部をキムチ風味の甘酢に漬けてみました。まだ下漬け段階なので淡い色でありますけれど、ひと月くらい経過したらヤンニョムを追加してしっかりとしたお味にするつもりです。
それより本命の " 甘酢らっきょ " ですな、これがいただけるようになるのは三ヶ月くらい先の事になります。途中でフレッシュな若漬も楽しみますが、やはりいづれは熟女を求めるものなんだ…って違う!熟成した風味が恋しくなるものですよ。
さてさて、これで来シーズンまでは安泰です。
■ 皐月の庭風景 薫る花たち
黄薔薇の躍進に嫉妬したのか
鉢植えのミニ薔薇がいつになく勢いを増しておりまして
白とピンクの美しいストライプやグラデーションを発散しています
このコも土や鉢を変えたらもっと繁茂するのかな

お終いフェイズに入っている紫蘭ですが
木蔭にはまだまだシャンとしたものも残っていて
フィナーレの寂しさはあまり感じません
清々しい朝の空気が似合います

思っていたよりも花の数が少なかった柚子です
まあ当家で消費する分くらいの実はヨユーで結んでくれるでしょう
五月の風は気持ちがいいですね
そよそよと揺れる姿がジツに可愛らしい
