鯵の『なめろう』

鯵の『なめろう』

美味しいヒント

外房地区で昔からの漁師料理に鯵の『なめろう』というものがあります。獲れたて新鮮な鯵の切り身に味噌や薬味を加え、まな板の上でネバリが出るまでトントンとたたいて作るお料理です。
このまま味噌風味のナマでいただきますが、これをハンバーグのように焼けば「サンガ焼」、氷水に溶いてざばざばごくごく飲めば「水なます」という、これまたご当地の漁師料理になるのであります。

『なめろう』食材

ゴハンのオカズと云うよりは、呑み助としてはもう完全に酒の肴として捉えたほうがよさそうですが、味噌の風味や青紫蘇大葉やネギ生姜といった薬味が大活躍で、炊きたて温かゴハンのドバっと乗せてわしわし食すのもエクセレントなのですよ。
このテのミックス系お料理ではニンニクを使用するのが当然のナリユキのように思えますけれど、ナゼかこれには入れませんね。まあそのほうがクドくなくてさっぱりいただける感じもしますし、青魚である鯵には生姜や青紫蘇の風味がベストかと思います。

鯵の『なめろう』   Nippon Kogaku NIKKOR-H Auto 50mm F2   SONY α7

今回はその薬味に " 青唐辛子 " を細かく刻んで使ってみました。いい感じですよ、昔から伊豆諸島やなどではワサビが採れないため、カラシや青唐辛子を使って生魚を食していた風習があり、そこをリスペクトしたと云いますか、美味しいヒントをいただいた形です。
青魚に青唐辛子の青い辛さ…なんとな~くゴロを合わせたみたいな行動ですが、これがまたいい、ジツに旨いんですよ。これからは鯵のお刺身をいただくときには " 青唐辛子醤油 " にしてもいいかな…と思えるほどです。

富士錦 本醸造

現地ではこの鯵の『なめろう』を酢に浸して食す方もいらっしゃるようです、おぉ~ソレもまた美味しそうですね。脂ののった旬の夏鯵を酢でさっぱりといただくのも一興かと思えます。うんうん、次回はソレを試してみましょう。
本当はお刺身用鮮度の鯵を捌いて『なめろう』にしたかったのですが、近所のスーパーではお造りしかなく、シカタなしにそれを使いました。あぁ丸ごと一匹ならもっと美味しかったんだろうなあ…ちょいと無念なキモチではありましたけれど、地元の日本酒をグビリを飲るうちにいいキブンになって、そんなこともすっかり忘れていました。
 
 

 
 
 
 

水無月の庭風景  じわり湿度


梅雨入りはいつからになるのでしょう
このところ気温は低めに推移してはいますが
じわり湿度も上昇していてイヤな予感がしますよね
活動真っ最中のホタルブクロと今は未だ準備中の額紫陽花たち

水無月の庭風景 ホタルブクロと準備中の額紫陽花   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300

 
 


以前からそこがナワバリの斑入りカラーの葉と
今年になって勢力拡大したアマリリス
陣取り合戦の顛末は如何に…
結果は来年になってから

水無月の庭風景 アマリリスとカラーの攻防   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300