■ 手羽中唐揚
平素の鬱憤を晴らす
可食部分は少ないのですけれど、その独特な歯応えと旨味のある肉質が恋しくなって時々食してみたくなる鶏の " 手羽中 " というやつですな。ほぼコラーゲンオンリーな手羽先と、たっぷりお肉の手羽元の中間に位置し、ナゼか旨味を強く感ずる肉質なのですよ。

ちょいとメンドっちいのですが、たいていは中央にタテの切り目を入れて開き、そこに塩コショウをして炙ってやると香ばしくまた噛み応えのある「手羽中開き」が出来上がり、根深葱の晒したものなどを添えてジャキジャキかぶりつくひと品は夏のビールの相棒にサイコーなのです。ビアジョッキを片手にねろねろちゅうちゅうナメ尽くす行為に思わずうっふぅ~ん♪ ...って違うだろ、軌道修正しなさい...はい、しっかりホネまでしゃぶって味わい尽くすのですよ。
ところがそうした焼物も結構なものなのですけれど、たまに手羽中の唐揚ってのも食べたくなるものでして、例によって突然の献立変更に走るエロおやぢなのですな。

小さなピースですからメンドな細工も必要ありません、パックからいきなりビニール袋にあけ、市販の唐揚粉をドバっと投入してはフリフリまぶしてやれば準備完了、あとは油地獄に突き落として平素の鬱憤を晴らすのみであります。
唐揚にお約束のフライドポテトや生ヤサイなどをテキトーに準備して揚がるのを待ち受ければ宜しい。本当は揚がった端からつまんで喰ってしまえば一番美味しいことが解ってはおりますけれど、そこはオトナの知性と分別でグッと堪えて待ちましょう。まあラストに揚げたものからいただけば目的はほぼ達成されますから。

あ~美味いですねえ、カリッと香ばしく、そして油のいい香りが食欲をどんどん増大させ続け、もうテが止まりません。ホネ周りに付いたニクをカジカジするのも楽しいし、やっぱり唇と舌先でねろねろちゅ~ってのが…ってまたソレかい、まあとにかく美味いんだからヨシとしていただけませんか。
相棒はいつもの山梨県系スーパー某OGで発見したサントリーさんの白州ハイボールです。なにやら貴重品らしく2ケースだけ店頭に並べられておりました。しかもひと家族1本のみというシバリがついているし、お値段も1本が六百円代という高級ハイボールです、サスガにこれは値引きなしのメーカー希望小売価格での販売でしてちょっと購入は躊躇いたしましたけれど、元来の見栄っ張りな性格と極楽トンボ気質がググっとアタマをもたげてきましてね、なんだかいつの間にかカゴに入っておりました、ええ私の中の悪魔がそうさせたんです...エロおやぢのせいではありません。
あぁこれまで経験したことのないハイボールですよ、森の中にいるようなウッディな香りと爽やかな余韻が印象的でした。クチの中にグリーンなフィトンチッドが広がっているような…困りますねえ、こーゆーものを知ってしまうと。
■ 水無月の庭風景 それでも梅雨
気が付くとセンリョウに花が咲いていました
常緑樹でしかも極小の黄色い花なので危なく見落とすところでした
秋には朱色の美しい実となって楽しませてくれますが
やはり野鳥さんたちの餌食になりやすくてねえ…

梅雨なので湿度の高さは当然なのですが
いったい何なのこの暑さは…静岡市内は38℃を記録したって
それでも梅雨らしい紫陽花が精いっぱい咲いてますね
せめてその色だけでも涼をいただきたいものです
