生シラスと茹でシラス

水無月暁富嶽


さすがにこの時刻ならそうアセをかくことはありません
暁が細かな雲を照らし出します
淡い光条が微妙に生まれては消える上空
やはり気にかかるのは梅雨明けのことか
 
4:47am, June 29. 2025. @Fujinomiya-City

水無月暁富嶽 4:47am, June 29. 2025.   ASAHI OPT. PENTAX-110 18mm F2.8  SONY NEX-7

 
 

 
 
 
 

生シラスと茹でシラス

酒を旨くするズルい手段

ジツは駄文日記にはしたためませんでしたが、前回購入した「生シラス」は鮮度がイマイチで…と云ってもフツーの飲食店ではそのまま提供オッケーなレベルですが、甘味旨味はもちろんシャッキリ感や微かな苦みの有無などケチをつければキリなく登場してしまう品質でして、あ~失敗だったなあ…と少し悔しい思いをしたものです。

生シラス

まあ鮮魚店と違いまして、スーパーの鮮魚コーナーでパック詰めされているものは品質保持のためにパックに入れたものをさらにパックして、その上からラップがけしてあるという念の入れようなものですから、その微妙な鮮度判断をしにくいのも確かでして…と言い訳に走るエロおやぢであります。
そんなワケで今回はちょいと慎重な見極めを執り行うわけですよ、えへ♪ どうやら大丈夫みたいですね。
好物であることに違いない「生シラス」ですが、それだけを大量に貪るのもナニなので「茹でシラス」も同時に買い求めてきます。こちらは良質なものが常時シマに並んでいますので心配は不要です。酢飯を丼によそってこの生と茹での両方をダダ~ンと乗っけ盛りにして食すのもダイナミックで宜しいのですが、皿盛りにしてチミチミつまむのもまた一興、酒を旨くするズルい手段でもあります。

生シラスと茹でシラス   Tokyo Kogaku RE.Auto-Topcor 5.8cm F1.8  SONY α7

あぁ今回の目利きに狂いはありませんでした、やはり油断してはいけませんな。
つるっとひんやり生シラスのフレッシュな旨味を味わったら、次は茹でシラスのふんわりとした食感と甘みを堪能する…交互にそれをジッコーする悦楽はやはり産地ならではのものがありまして、あ~ゼイタクだよねえ…などと独りつぶやきながらぐびりと地酒をクチに含んでゆくわけです。あぁなんて美味いんだろう。
先般から導入した " 生ワカメ " もなかなかの合いの手でして、二種のシラスとのお味のつながりが抜群で、一般市販されている水戻しするタイプの海草サラダも美味しいのですけれど「生」というアドバンテージがお刺身の美味しさをより引き出してくれるようで嬉しいものですね。

萩錦純米と海苔包み生シラス

そしてもうひとつのお楽しみは、板海苔で「生シラス」を包んで食すものですよ、ちょうど軍艦巻のシャリ抜きみたいなものですね、これがサイコーなんです。もう永遠に喰い続けたいと思うほどの至福…あ~ウニやイクラもいいけれど、新鮮なシラスってのもまた別のステージが用意されていて堪えられない時間なのですな。
以前は日本酒の四合瓶ならひと晩で空けてしまったものですが、最近は二日に…場合によっては三日に分けていただくことが多くなりました。まあテメーのカラダを労わりつつ、長く楽しみたいと思います。そんなわけで前日に引き続き萩錦さんの純米酒を楽しみましたよ、いいお酒ですねえ。
 
 

 
 
 
 

水無月の庭風景  桔梗


桔梗がぼつぼつ開花しています
いつもフシギに思うのは
花弁が五つに分かれているものと四つに分かれているものがあって
しかもそれは同じ枝からなんですよね…そのワケを知りたいんですけれど

水無月の庭風景 桔梗   PETRI CAMERA CC Auto Petri 55mm F1.8  SONY α7