背徳の『富士宮焼そば』

背徳の『富士宮焼そば』

駄菓子屋さんから小料理屋さんに

既に何度もこの駄文日記に登場している『富士宮焼そば』ですね、当たり前のことですが地元で親しまれているお料理なのでちょくちょくジッコーしますけれど、考えてもみればエロおやぢはヨソモノなので『富士宮焼そば』というものを知ったのは成人してからのことでして、あまりエラソなことは言えないわけです。

富士宮焼そばの食材

まあそれでもこうして食文化にまつわる駄文を日々公開している関係上、いちおーソレナリな勉強と研究は重ねておりまして多少はそのウンチクのようなものを蓄積しております。
この『富士宮焼そば』は食材として独特な蒸し麺・肉かすと呼ばれる豚背脂を揚げたもの・地元特産のキャベツ・だし粉(サバイワシの削り粉)などをソースで調味するというのが基本です。ここに豚小間肉やイカゲソあるいは桜海老などといったものがプラスされたり、デラックス版として目玉焼き乗せも存在します。

背徳の『富士宮焼そば』   KMZ JUPITER-8 50mm F2  SONY α7

元々は一般的な飲食店の食べ物ではなく、コドモが学校帰りに立ち寄る駄菓子屋さんなどで提供された " コドモのおやつ " 的なものとして発達普及した歴史があり、オトナはそこでお好み焼きを肴に一杯飲ってEキブンってのが哀愁のイナカ町スタイルだったわけですよ。
従って昔は高級品だった花カツヲあるいは鰹節といった調味料は『富士宮焼そば』に使用されることはなく、現在もサバイワシのだし粉を使うスタイルを頑なに守っているお店が殆どです。
ところがですねえ、この『富士宮焼そば』に鰹節を使うと信じられないくらい美味しくなるんですよ、そりゃそうですよね…旨味のベクトルが違いますから。作り手が駄菓子屋さんから小料理屋さんに変わりました…てなくらい、もう同じ焼そばとは思えない程とびっきり美味い一皿に変身します。
でも基本はだし粉を使ったものですし、実際いちばん飽きないのはそうした『富士宮焼そば』なので、こーゆーゼイタクに舌と胃袋を慣れさせてはいけない…といった背徳感はあります。
 
 

 
 
 
 

長月の庭風景  雨中千両之図


様々な草花に異変が生じた今年の夏ですが
センリョウだけは相変わらずのペースでそのツヤツヤな緑を誇示しています
雨と低い雲のせいで夜明けからずっと暗い空
少しだけ気温が低いのは大いに助かっています

長月の庭風景 雨中千両之図   Nikon  EL-NIKKOR 50mm F2.8   SONY α7