■ もつ煮込み
ひと足お先に冬のお楽しみを
先日ナゼか突然に『もつ煮込み』を食べたくなりました。もしかしたらしょっちゅう視聴する居酒屋探訪番組に洗脳されたのかも知れませんね、未だ脱し切っていない夏の猛暑のさ中だと云うのに、なんとも酔狂なエロおやぢであります。
本来は " 生モツ " をその悪臭に耐えながら丁寧に水洗いし、幾度となく茹でこぼし、そして時間をかけて味噌あるいは醤油の出汁で煮込んでやるお料理なのですけれども、幸いなことに今は下処理済のモツを加熱した " 茹でモツ " が販売されているので、あとはヤサイ類と共にこっくりと煮込んでやるだけ…といった比較的扱いやすいものとなっております。

クチに含むととろとろと溶けてしまいそうなくらい柔らかくなった豚モツは、その濃密な味わいが堪らなく酒呑みのハートをブレイクさせるのですよ。相棒は日本酒であったり焼酎にも心動かされますが、やはり暖房の効いた部屋で冷たいビールをギュ~ンと飲りながら、熱々の『もつ煮込み』をはふはふするのもまたジツに愉しく、そして疲れたココロとカラダを癒してくれるものなのですな。そんな想像をしながら、ひと足お先に冬のお楽しみをシツレーしております。
今回はいつもいただいている灘の日本酒をヌル燗コップ酒にしてクイっと飲っていましたが、こうしたお味の濃い肴が目前に在りますとついつい飲り過ぎてしまうのが呑み助の哀しい性ですね。もっとイキたい処をグッと堪えて次のステップに進みます。

そう、食後のまったりタイムに楽しむスコッチウイスキーへのチェンジも楽しみのひとつでして、スコットランドのアイラ島で醸される独特のピート香が乱れたココロを鎮めてくれるのですよ。
暑い夏の間はナニがなんでもハイボールってカンジでしたが、このところ少しづつオンザロックスや微少加水したストレート系に振る機会が増えてきました。季節の微妙な変化がそうさせるのでしょうか、こうしたウイスキーを静かにいただいていると、次のお料理へのインスピレーションが次々に湧きあがってくるものです。
■ 長月の庭風景 梅の枝に空蝉
庭のいたるところにこうした空蝉の姿を見かけますが
しっかりツメ先をロックしているのでかなりな風雨でも飛ばされることはなく
翌年の羽化シーズンになっても未だにその姿があることは珍しくありません
夏の終わり…秋の寂しさ…冬の虚しさ...全てを含んだ姿です
