■ 桜海老入り富士宮焼そば
只今禁漁期間ちう
駿河湾の最も奥深い場所に位置する由比港では、現在は夏季の禁漁期間中で6月11日から今月の30日まで桜海老を漁獲しない自主規制に入っております。黒潮の大蛇行が収束したせいか今期の秋刀魚漁は北海道沖で豊漁となっているニュースはもう皆さんご存知かとは思いますけれど、桜海老の漁獲も春漁ではここ数年にない活況を呈して浜値も少し落ち着いたものになっておりました。

秋漁がどのような漁獲量になるのかはフタを開けてみなければ判りませんが、昔のようにとまではゆかなくてもある程度は庶民のクチに届く価格であって欲しいと思います。
そんな桜海老はこの時期に入手出来るものは生冷凍或いは釜揚げ冷凍となりますけれど、古来から親しまれてきた天日干し(素干し)も他に代え難い風味と美味しさで、様々なお料理で活躍してくれます。
すっかり高価になった県内産桜海老の頂き方としては少々ゼイタクな食べ方とは思いますけれど、哀愁のイナカ町名物である『富士宮焼そば』に桜海老をフィーチャーしたものは、今となってはサイコーに美味い食べ方のひとつなのですよ。

ソース味のしょんない(しょうもない・情けないを意味する静岡弁)B級グルメに高級珍味の桜海老を入れてしまうなど、あまりに酔狂な悪戯と思われがちですが、意外なことに桜海老の強靭な風味と旨味はソース味の炭水化物に負けることなく、逆に強い主張を以ってそのお味のトータルにリーダーシップを発揮するのです。
あぁ本当に美味しい…出来ればいつもこうしていただきたいとは思うのですが、こーゆーコトを日常に展開するヨロコビは昔話として語るだけになってしまい、今は飲食店で『桜海老入り富士宮焼そば』を提供するところはすっかり姿を消してしまいました。ですから今回はそうしたせっかくの桜海老なので、その美味しさと香ばしさが少しでも知覚できるようにいつも必ず添える紅生姜も遠慮したひと皿にしました。

食後は九州の「あいすまんじゅう」です。これも昔から愛されている庶民のおやつですよね、クリーミイなアイスに包まれた風味豊かな小豆餡…盛夏のころはガリガリしたアイスをついつい求めがちでしたけれど、だんだんこうした密度の濃いものがよくなってきましたよ。
■ 長月の庭風景 黄薔薇 そしてコムラサキ
開花した黄薔薇は数も少なくちょいと寂しい状況ですが
中心の大輪が朽ちて落ちたあとはその周囲の花芽が大きく開き
なかなかボリュームのある姿になりました
あと何輪かは咲くでしょうけれどやっぱり寂しいかな~

淡い紫色にはんなりと色づいている期間が長かったのですが
ここにきて濃い紫色となって存在感を強めているコムラサキの実です
消毒薬の効果があったのでしょう 害虫はその後発生せず
今年の秋はリッパな姿を楽しむことが出来そうです
