カマスの塩焼

カマスの塩焼

シーズン終盤の愉悦

カマスと云えば夏の魚、非常に食欲旺盛で近海の表層を猛スピードで遊泳しては小魚などをキャッチしては成長するフィッシュイーター...まあ所謂獰猛と呼ばれる魚種ですな。
体長1mを超える大型のオニカマスやオオカマスもありますがあまり一般的ではなく、私たちが日常的によく目にして食用としているのは標準サイズが1尺ほどのヤマトカマス或いはアカカマスです。
特に前者は身肉に水分が多くふわりと美味しいので " 水カマス " とも呼ばれ、夏のお魚として親しまれていますね。

カマスの塩焼   MINOLTA M-ROKKOR 40mm F2  SONY α7

そんなカマスは盛夏のころが旬で、霜月ともなりますと次第に店頭から姿を消してゆきます。いよいよシーズンも終盤ですが、夏を越してしっかり肥えたカマスは脂のりも上々で非常に美味しい訳ですね、この時期ならではの愉悦であります。
天ぷらやフライそしてムニエルといった調理にも向いていますし椀ダネとしても優秀なのですけれど、ここはやはり王道の塩焼でその美味しさを堪能しましょう。ふわりと上品な身肉は上質な脂を纏って、淡白ではありますけれど滋味深い旨味に満ちていて、ほくほくはらはらとクチの中で解けてゆく様は筆舌に尽くし難いものがあります。大好きなお魚の一つです。

七賢 本醸造 甘酸辛苦渋

相棒は山梨・白州の「七賢」をいただきました。南アルプス甲斐駒ヶ岳の伏流水が清冽で滑らかなお酒を育み、非常にピュアな香りと旨味を届けてくれる信州の銘酒ですね。とても佳いお酒で、これも好きな日本酒のひとつです。
若いころに比べすっかり酒量の減ったエロおやぢでありまして、今や四合瓶でさえ数日に分けて味わっております。それでもこうした肴には日本酒が無いと寂しいもので、卑しい煩悩にいつまで取り憑かれている気もしないでもありません。
 
 

 
 
 
 

ご近所ぷらぷら October 31. 2025.


夜明けを迎えるノアサガオ
盛夏のころの繁茂からすれば衰えも見えますが
さりとて精気でもなく哀れでもなく
淡々とその生命を保って今日を生きているようです

ご近所ぷらぷら October 31. 2025. ノアサガオの夜明け   KODAK PIXPRO C1 3.57mm F2.0