■ 金目鯛の開き
国内産沼津加工の海産物
金目鯛は日本近海の深場で漁獲されますが、たいへん美味しい魚でお刺身から煮つけまで幅広いお料理で楽しませてくれます。尤もテレビのエセグルメ番組などでは近海深場の高級魚として日本海のノドグロがジツによく取り上げられておりまして、何も知らないバカ芸能人たちがノドグロノドグロってうっせ~わ!なのでして、エロおやぢと致しましてはもう圧倒テキに金目鯛の激推し派なのですよ。

全ての調理法に於きまして身肉の旨味香り、クチ触りの滑らかさ、後味のかぐわしさ…平幕と横綱くらいの差がありますし、その魚体の立派さや色カタチの美しさも非常に優れております。ただ大きくて脂ののったものは伊豆諸島や房総勝浦などで漁獲されるものに分があり、米国アラスカ州ベーリング海方面から冷凍輸入される魚体は小型が多く、また旨味も今ひとつといった具合に操業エリアによってかなり食味に変化があるものです。
今回の " キンメ開き干し " も小型のものだったので「あぁ輸入ものね…」と最初は思ったのですが、ウラ書きを見ますとなんと国内産沼津加工のレッキとしたニッポン産海産物なのでありました。

そりゃ大型の魚体のものに較べるとやや少なめな脂のりに留まってはおりますけれど、程よい加減で食味は上等です。そしてサスガ沼津加工だなあと思わせるドンズバな干し具合と塩分濃度、昆布の旨味がしっかり活きています。うっわ~これは美味いぜ、やっぱり魚の開きは沼津だな。
こうした酒肴にはやはり日本酒が心地よいものです。数日前に飲み残してあった地酒をちょいと燗をつけていただけば、それはもう極楽至極なわけです。
一合にも満たない飲み残しであったことを後悔しました…ちっ、新しいボトルを開ければよかったなあ。

食後にはちょっと変わった餅菓子をいただきました。甲府のほうの郷土食らしいのですが「切さんしょう」と云いまして、柔らかな上新粉のお餅に山椒粉がたっぷり練り込まれ、クチの中で咀嚼すると山椒のいい香りがはんなりと香ってくるのです。あぁこれは旨いなあ、もちかしたら酒の肴になるんじゃないかってくらい爽やかな香りと微かな甘みが快いわけです。
ジミな餅菓子ですが、こーゆーのってスキなんですよ。
■ 夜半の月
夜も更けてもう休もうかと照明を消すと外が妙に明るい
そっと窓を開けると月が煌々と輝いているではありませんか
あぁ...冷たくキリっとしていい月夜じゃないか
霞も雲もない漆黒の闇に浮かぶ月
