如月の食卓

如月の食卓

" たらちり " と " 生牡蠣 "

この時期らしい食材が揃いました。寒の鱈と生牡蠣、言わずと知れた厳冬期のご馳走です。
北海道で漁獲された鱈は身肉にも張りがあり色ツヤもよく、この厚みなら西京味噌漬にしてもいいかな…と一瞬迷いましたけれど、やはり熱々の鍋料理にするのが冬の常套句ですよね。

生牡蠣と真だら

いっぽうの生牡蠣は広島や宮城といった大産地ではなく播磨灘(瀬戸内岡山県)で養殖されたもので、やや小ぶりながらも一年ものという好適なものです。今年の牡蠣は小さくて皆さん嘆いておられますが、昨年夏の高温によって稚貝の生育が思わしくなかったのが原因のようです。養殖とは言え自然が相手なので致し方ないことかとは思いますけれど、産地によっては大きく育っているものもあるようなので丹念に探すしか手立てありませんね。

たらちりと生牡蠣   MIRANDA AUTO MIRANDA 50mm F1.4 ( 8-Elements )  SONY α7RM5

考えてもみれば生牡蠣をいただくのは今シーズン初のことでして、そりゃ嬉しいに決まってます。あぁ素晴らしい香りと潮の風味…ポン酢醤油はもちろん当家自慢の自家製ですよ、こんな時は庭の柚子の有難みを強く実感するものですね。
ぷりぷりとしていながらもクリーミイな牡蠣の旨さよ、あぁ何て美味いんだい。そしておもむろに鍋から引き上げる真鱈のほっくりとした身肉の美味しさったらもうもうもう…この甘く切ない旨味は寒鱈ならではの旨味と香りに満ちていて、舌の上でほろほろと崩れそして海の滋味を発散してゆく様には例えようのない幸福感を得るわけです。

本醸造 富士錦

もちろん相棒は地元の銘酒「富士錦」です。この透明感のあるニュートラルな風味が堪らなくいいのです。春夏秋冬どの季節に於きましてもその実力を発揮してくれる日本酒として、エロおやぢは真っ先にこの一本を掲げたいですね。
温かな「たらちり」と冷たい「生牡蠣」ですからヌル燗もしくは冷やでしょうけれど、なんとな~く後者をチョイスしました。うんうんいい感じですよ、哀愁のイナカ町にもこんないい酒があるんだぜい。

苺クリームあんみつ

食後は庶民派スーパーお馴染みのお手軽な和スイーツでシメます。高価な商品ではありませんけれど、そこそこに楽しむことが出来ますし、今が旬のイチゴを和食ベースでいただけるヨロコビもいいものじゃありませんか。
 
 

 
 
 
 

如月の庭風景  ニホンスイセン


八重咲水仙に先行されていたニホンスイセンですが
ここにきてけっこー咲き揃ってきました
午後の陽光を受けて眩しそうに立つ姿も厳冬期らしいものですし
春の兆しを真っ先に知らせてくれる存在でもあります

如月の庭風景 ニホンスイセン   FUJI PHOTO FILM FUJINON 55mm F1.8 (M42)  SONY α7RM5