■ とろたく
不見識をちょいと反省
そういえばそんなナマエも聞いたこともあったよなあ…と云った程度の『とろたく』であります。
気にも留めていなかったのですが、いつもの山梨県系スーパー某OGの寿司コーナーにあったそれはまさしく『とろたく』なのでありまして、要は鮪の中落ちすき身と刻みタクアンを合わせて海苔太巻にしたものです。
名称から判断すれば本来は鮪の " とろ " とタクアンを一緒に巻いたものなのでしょうけれど、これは中落ちすき身なので正確に言えば " とろ " ではありませんが、まあお味の方はソレっぽいからオッケーなのでしょうな...と云うよりも『とろたく』と云えばこのスタイルが一般的のようであります。

昔の日本人はこんな巻物は喰わなかったものですよ、少ない収入をやりくりして少しでも美味しいものをいただきたい…という庶民の願望を叶えたいがためにどちら様かが考え抜いて作った創作寿司なのでしょうね。今や本鮪の中落ちすき身なんて高価過ぎて庶民には手出しできない高級食材ですが、こうした鮪の切り落しをミンチにして油脂と混ぜたものは安価で食味もまずまず、本鮪のとろキブンを気軽に味わえる佳き例でもあります。
刻みタクアンの食感や風味もユニークで鮪生ミンチの物足りなさを充分に補って余りあるものですし、また海苔と寿司飯がいい塩梅にこの二つを融合させています。

食す前は「ん~こんなもん…」と小馬鹿にしておりましたが、食してみればなかなかのものです。まあ出来ることならばフツーの握り寿司やトラディショナルな巻物がいいのですけれど、たまの合いの手にひとつふたつつまむには決して悪いものではないと思います。どうせ外道(とタカをくくっていた巻物)なんだから、ついでにいろいろ試しちゃお~なんてサラダ軍艦巻や三色中巻も併せていただきましたけれど、この『とろたく』の存在感は確かなものです。
珍しく入荷していた渥美半島の「めろんあいす」を食後にいただきながら、テメーの不見識をちょいと反省した次第です。
■ 弥生の庭風景 電線に椋鳥
寒くはないけれど曇天がキブンを下げていた暗い朝
二羽の椋鳥が電線に止まってずっとキョロキョロしていました
最初はつがいかと思ったのですが
もしかしたら親子かもね...どっちだろう
