鶏照焼とフキの煮物

鶏照焼とフキの煮物

春の薫りと新品種の美味しさ

コドモのころはちっとも美味しいと思ったことはなかったし、若かった時代でもベツにねえ程度だったフキと云う植物です。ところが近年は春になると登場してくるこいつが楽しみになってしまいましてね、店頭で見つければ必ず購入してしまうわけですよ…まあ齢をとれば皆さんそうなるようですが。

磐田市産プリンセスパプリカと愛知県産フキ

出来上がったお料理からは想像も出来ないくらい調理工程はメンドくさくて、硬いスジを剥いたりアク抜き下茹でなどを施してから出汁で煮含める…といったテマヒマを要しますが、油揚げと一緒に炊いたものなど春の香りがぷんぷんしているし、奥深いところの苦みが郷愁を誘うようなところがあって堪らない訳ですよ。あぁ美味いなあ、春のお味だよ~ってなところです。
まあこれだけでは酒の肴としては不足なので、鶏腿肉を照焼にしたものをひと皿加えて晩酌タイムに突入です。

鶏照焼とフキの煮物   PETRI CAMERA C.C Auto Petri 55mm F1.4  SONY α7RM5

鶏の照焼はフライパンでじっくり焼色を付けたものを一旦取り出し、大きめの賽の目にカットしておきます。そして県西部に位置する磐田市でこのところ栽培が盛んになっているパプリカを同サイズにカットしてフライパンに入れては軽く火を通します。そこに先の鶏肉を戻し全体を馴染ませたらお醤油系のタレで絡めて出来上がり…パプリカのフレッシュな香りと甘さが鶏照焼に寄り添うように一体化して、ちょっとわくわくするような美味しさが待ち受けていますよ。
食中は日本酒をキュッと飲っておりましたが、美味しい食事に気も緩んだ食後はスコッチウイスキーにキブンの更なる開放のお手伝いをしてもらいます。

MacNaMara

それにしても、磐田市で栽培しているこの " プリンセスパプリカ " という品種は極めて優秀です。香り佳く甘みも強いし、苦みや妙なクセもないので生食から加熱調理まで様々な展開が可能です。いちどそのファームを紹介する映像を視ましたが、農場とは思えない巨大なハウスと清潔な環境で栽培が進められており、省力化(人力に頼らない農法)も含めてこれからの農業の姿を予感させるものでした。
まあだからと云って従来の路地栽培を否定するつもりは毛頭ありませんし、夫々の佳さがあるので上手く共存して美味しいヤサイを届けていただきたいと思っております。
 
 

 
 
 
 

弥生の庭風景  八重の白椿と糸水仙


うたかたの夢より覚めし八重衣
 
最後の蕾が開き八重の白椿はこれが最後となりました
気温も高くなってきたせいか開花寿命も短く
初期のものよりも散り落ちるまでの期間が短いものであったことは残念ですが
この凛として清楚な姿に気を引き締めては見入ってしまいました

弥生の庭風景 うたかたの夢より覚めし八重衣   MIRANDA AUTO MIRANDA 50mm F1.4 ( 8-Elements )  SONY α7RM5

 
 


夫々に春を愉しむ糸水仙
 
咲き始めてから結構な日数が経過しておりますけれど
とても健康そうに過ごしている糸水仙たち
みんな違う方向を向いていて
あたかも自由気ままに夫々の春を愉しんでいるかのようであります

弥生の庭風景 夫々に春を愉しむ糸水仙   MIRANDA AUTO MIRANDA 50mm F1.4 ( 8-Elements )  SONY α7RM5