たまにはスペシャルなイタリアンもいーではないか、と日本橋のレストランに出かけた。
本拠地は代官山にあるリストランテ『ASO(アソ)』だが、ちょっとだけリーズナブルな設定で二子玉に続き出店したのは三越の新館10Fのこの店。
先ずはアンティパストから…
『真鯛のスフォルマートと焼き帆立貝のマリネ』
見事な火の通し加減の魚介たち
そしてそれらを彩る野菜の香り…
『夏野菜と海老のマリネ ガスパチョソース』
クリーミイで濃厚なガスパチョ風のソース
バジルソースに連なる味のコントラストが素晴らしい
ガスパチョソースをぷりぷりの車海老に絡めて…
思い出してもヨダレが湧き出てきて困るのよ
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プリモピアット
『軽くスモークした生タコとウドのスパゲッティ』
ちりばめられた山椒の香りがたまらない
それにしてもイタリアンにウドとは…見事なマッチングに脱帽
『牛肉とほうび茸入りペコリーノチーズ風味のトマトソーススパゲッティ』
舌触りよくそして上品に調製されたトマトソースがエクセレント
チーズの豊かな風味が次第に押し寄せては牛肉とキノコとを一体化に導く
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セコンドピアット
『スズキのグリルとサザエのパセリバター焼き』
グリルした白身魚は言うまでもないが、サザエはエスカルゴのハイグレード・ヴァージョンか
プロシュートで巻いたアスパラの食感と香りにバルサミコの旨み
そしてこのパセリバターのソースが渾然と混ざり合う快感
『仔羊のロースト じゃが芋のキャベツ包み焼き添え』
到底タチウチできないと確信した…完璧な調理技術
旨みと香りは“じゃが芋のキャベツ包み”が影から支える
そっと仕込まれたチーズの罠に落ちてゆくボク
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ドルチェ
『様々なフルーツのマチェドニア 日本橋風 』
バジル風味の“わらびもち”などという発想は天才テキなのね
アズキさえ人質にとられてしまったイタリア風クリームあんみつ
『ルバーブのクレープ バニラアイス添え』
製菓用食材としておなじみのルバーブもこうしてクレープに包まれるとまったく別の食材に変身する
食感は煮たセロリに近いのに味や香りが想像を覆す驚き
あしらわれた小さな花がいとおしく感じる
パンとホイップしたバター
各皿のソースを吸い込んでは楽しませてくれるパンも
このホイップバターには降参してしまうのだ
代官山ASOチェレステ
http://www.hiramatsu.co.jp/restaurants/aso-celeste2/index.html
東京都中央区日本橋室町1-4-1
日本橋三越本店 新館10F
TEL:03-3243-1820
営業時間=11:00〜20:30
定休日=なし