朝食はキホンテキにゴハンなのであるが、時々ムショーにパンが食べたくもなる。こんなとき近所にパン屋があるというのはまことにヨロコバしい。
昨日は朝食用のパンを買いに出かけたのだが、こんなモノを見つけてしまうとワインが頭にチラついてソレ用どころではなくなってしまった。
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ドライトマトやオリーブ、そしてタイム、オレガノといったモロにイタリアンなパンや、スパイシーなカレーをトッピングしたもの・・・アレもコレもとトレーに乗せていると、パン屋のご主人が手にして持ってきたものは、スタンダードなバゲットだ。
パチパチ、パリパリとすごい音を立てている。
「焼たてですよ!」
ご主人が嬉しそうにボクに差し出した。
いかにも窯から出したばかりのバゲットは驚くほど熱気を放出している。
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ふわりと紙に包んだバゲットが家に向かうクルマの中に香ばしい空気を充満させる。
サラダを作って、ソーセージを茹でて、ワインはどれにしようか・・・テーブルに並ぶ料理や酒を想像しながらの運転。
焼きたてのパンはどうしてこんなにヒトを幸福にしてくれるのだろう。
よく冷えたビールで乾杯したアトは「命の水」でヨロコビをかみしめたい。
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ドメーヌ・ド・ブイユロ
ACボルドー2004 赤FB
深い赤紫がグラスのエッジで美しいグラデーションを描く。
森に漂う濃い霧の発する香りや下草のような香ばしさとともに、優しいベリーの酸味がそっと融合している。
内側に秘められたタンニンがノクターンのようなリフレインを奏で、静寂な時を飲み干す者に与える。
いまだ熟成の時を迎えてはいないこのワインだが、齢を経てもこの繊細さは変わることはないであろうし、より多くの言葉を以って我々に語ってくれるようになるだろう。
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「生姜の葉がフトンです」
CONTAX i4R Tessar T*6.5mm F2.8
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