神戸サミット2009(6) キャンプの朝食は『サンドウィッチ』パンパン!

天候にも恵まれた。寒いと感じたヒトがほとんどだっただろうが暑がりのボクにとっては心地よいコトこの上ない。
夜半に見上げた満天の星空は素晴らしく、写真撮影に勤しんだ者もいたようだ。ウ〜ムちょっと記録しておきたかったなぁ…ズボラなエロおやぢはアトになってからソレを悔やむのである。
いつもの時刻よりは少しだけ遅くなったが目覚めてテントの外を見ると青白い光がキャンプサイトを覆っていた。
「今日も好天だな…」
ボクは近場の散歩に出かけることにした。


キャンプサイトの脇には山の湧水を集め小さな流れが造られていた。
人口的に配置されたもののようで、そのワリにあまり綺麗な景観とは言えないが流れる水は澄んでいる。前日の夕方には小魚のいくつかを確認できたので、ちょうどビオトープのような役割を担っているのだろう。撮影まではできなかったもののネオンのような青い胴に黒い羽根を備えたトンボも目撃した。
その流れの先には池が形成されていて看板には“メダカ池”とあった。アメンボやカエルも生息しているようで朝の淡い光の中に生物の気配をたくさん感じた。


管理棟から道伝いに歩いて行くと前日通った入口まで辿り着いた。まだ多くのヒトが眠りを貪っているその静かな時間の中で、野の花や虫たちがひっそりとしていた。
気温はどれくらいだったのだろう… とにかくひたすらキモチのよい空気だった。


サイトに戻ると友人たちはまだ夢の中だった。前夜遅くまでハシャいでいたので疲れもあるのだろう。
ムリに起こすのも可哀そうなのでそのままにしておいた。そのうち起きるさ…
他のテントからはポツポツと参加者が出てきては前夜の片づけなどをし始めた。早い時間に正体不明になったボクはその後どーなったのかも知らなかったが、ほとんど夕食時のままになっているところを見ると皆突然ゼンマイが切れたコトがよく判る。
ビールサーバーに残っていた液体がコップにいくつか注がれ並べられ始めた。シメシメ、朝からビールなんて久しぶりじゃん♪ 散歩で乾いたノドを冷たいビールで潤す快感はキャンプならではの特権だろう。


朝食はサンドイッチの予定だった。レタスや胡瓜にトマト…お決まりの野菜類が次々取り出される。
その中にちょっとメを惹くトマトがあった。Uがどこぞで入手してきたフルーツトマトだ。プチッと弾けるような皮の中からは甘い果汁が飛び出し爽やかな酸味がうっすらアトからやってくるようなトマトだ。
コイツはサンドイッチに挟んで食すような類ではなく、そのまま齧るのがイチバンだろう。もっと食べたかったが遠慮してひとつだけにしておいたら、結局帰ってから荷物の中から出てきて「もっと図々しくすればヨカッタなぁ」なのである。


前日の買い出しでGが苦労して入手した豚のバラ肉はいつの間にかローストポークに変身していた。ダッチオーヴンがどうの…とGが言っていたイミがようやく呑み込めた。
朝起きてから調理を始めたのではとうてい間に合わないので、恐らくヨッパで混乱する中、彼は昨夜のうちに仕込んでおいたのだろう。
「スケベなクセにマメな野郎だぜ…」
と貶す前に感謝しなければならないのだなぁ。
余るほど用意された食パンにマヨネーズが塗られ、各自スキなものをスキなだけ乗せてサンドウィッチを作る。
う〜む、粒マスタードまで用意されていてナカナカ気が利いてるじゃねーか♪ ばっくり喰いつくと豚バラの旨味と香りがじんわり膨らんでジツに美味い。
そのころマーキーの下では“パン!パン!”という音が鳴り響いていたらしい。サンドウィッチ作りの工程では有り得ない音なのだが、女性参加者の一人が重ねたサンドウィッチを両手で…
キャンプの反省会でそのコトを知ったボクだった。



古法華自然公園キャンプ場
http://www.city.kasai.hyogo.jp/02kank/01kank/0303_01.htm
兵庫県加西市東剣坂町字善防北ノ手1345-2
TEL=0792-89-1320 / 予約専用TEL=0790-42-8740

地図


古法華自然公園
http://kobe-mari.maxs.jp/kasai/furubokke.htm








今朝の富士山
鰯雲が並ぶ曇天なのですがミョ〜な朝焼けに…



5:35AM, September 26. 2009. @Mannohara, Fujinomiya-City

神戸サミット2009(7) 笠松山登山と古法華寺石像群


「小一時間くらいの軽いハイクだから」というGのコトバを鵜呑みにしたボクがバカだった。
いやホンネは(ダマされたぜ!)なのであるが、日頃の運動不足を思い知るキッカケを与えていただいた…と良い方に解釈すべきだろう。
   ◆◇◆◇◆
朝食を摂り終える頃にはミゴトな晴天が広がっていた。平坦な道を進んでゆけたのは10分程度でいきなり山道に入った。
途中に見つけた案内標識には笠松山頂上まで350mとあったが高度差は100m以上はある。いかに傾斜のキツい斜面を我々が昇って行ったかアトになって知るのである。やはり事前に検証しておくべきであったのね。
階段が設けられている場所もあれば岩のステップをチカラづくで登らなければならない場所もあって、小休止を繰り返さなければとても連続しては進めないのだ。


途中で休む度にアセをふき取るが、顔面クビ筋から吹き出し滴り落ちるビールの残骸があっという間にシャツやタオルをビショビショにしてすこぶる不快なのである。
ようやく辿り着いた庵で先発隊と合流ししばし休憩をとるがチョットやソットでは汗の収まる気配はなく、ユルユルと吹いてくる風と日陰を求めて息を整えるしかない。
ふと見ると言いだしっぺのGはヨコになっているではないか!コノヤローなのである。本人は「ジムで鍛えている」と言ってはいるが、こんな体たらくを見るとオネーチャンのレオタード姿見物に行ってるだけなのではないのか…とつい疑ってしまうのだな。


ソコからまたキョーレツな下り上りを経てようやく笠松山の頂上に到着したのは出発してから50分経過した時刻だった。時計を見ると9:54、たかだか標高244mの登山にこんな苦労をするとは思わなかった。
しばらく展望台下の日陰で落ち着きを取り戻そうと努力したが、風はあまり吹かないし陽射しがジリリと照りつけて暑い。オマケにミョ〜にハエがうるさくて気分がよろしくないと思ったら近くに獣のウンコがタレてあったのだった。


木の枝でソレを茂みに処分してからようやく見晴らしの良い場所に移動する気が起きてきた。
階段を上ると展望台では北陸のエロ将軍が一人旅の哀愁に浸っていた。
知らないヒトが見れば頂上からの風景を楽しみ明日への希望をかみしめているように思えるかもしれないが、どうせオンナのエロス程度のコトしか考えていないに決まっている。
どうもボクの周囲にはこんなスケベおやぢが多くて困ったものである。


展望台でいい気分を回復させていると近隣地域からやってきたおねーサマたちが到着し、しばし歓談。
来た時とは別のルートで下るコトになっていたが、ソレはおねーサマ方が昇って来た道なのである。チェーンを介しないと登れない岩場もあるが、総じてコチラの方が傾斜もユルくラクそうなのだ。誰だよ、こんなルート設定したヤツは… 
しかし途中からの眺望はなかなかに結構なもので、下りは少しお気楽なのであった。


終点は古法華寺の境内だった。背面から見る石像は「いったいナニ?」と思ったが、正面に回ると船に乗り合わせた“七福神”なのである。
おぉ〜と皆で歓声を上げながら境内を下り進むと次々に現れる石像・石仏の数々…
そう、ココは長石(おさいし)と呼ばれる凝灰岩を産出する石の名産地で、現在も近くに採石場が稼働しているらしい。


道理で遠くから眺めても古法華自然公園の周囲の山々には岩盤が露出していて、不思議な風景を形づくっているのである。善防山と笠松山はその中心にあり凝灰岩の山塊として石造文化を支えてきたのだ。
旅に出る前にはその土地のコトをよく調べ学習してから出かけると一味違った旅が楽しめるものだが、今回はうっかりソレを怠っていた。出発前が多忙だったことは否めないが、見逃したモノの貴重さをアトから知るのはなんとも悔しい限りなのである。


ボクが通り過ごしていった古法華寺には“我が国最古の石仏「如来三尊像」”なるものがあり、薬師如来月光菩薩日光菩薩の三仏が国指定重要文化財として存在していた。
う〜ム、ジツにウカツだったのであり、ハンセーしなければならないのだな。


しかし参道から境内にかけて鎮座している夥しい数の石像・石仏を拝見出来ただけでも良い体験ではないか。
どうやら桜や紅葉の季節にはもっと素晴らしい風景が見られるようではあるが、ピンポイントでココまで来られるのは地元の方々だけだろう。
出来ればもう一度訪ねて仏様をじっくり拝ませていただきたいものだと思っているのである。


法華寺の石像について
http://www5.ocn.ne.jp/~tamonfg/newpage65.htm
http://kobe-mari.maxs.jp/kasai/furubokke.htm











ムー吉どん
こんにちわっ! ヘンなマーキングはやめましょうね(爆)
去年もそうだったけど、あまりに楽しく無責任な時間を過ごして来るので、戻ってからリキが入らないというかフヌケ状態と云うか… ペースが戻るまで一週間近くかかりますねぇ(´Å`)
もう来年のコトなんか考えちゃったりするしさー



う〜様
こんにちわっ! 彼女は来年も参加していただけるのでしょうか(笑)
いや〜、よく飲んでよく喰いましたねぇ! でもまだナニかやり残しているような(≧∇≦)b う〜ん、思い出しましたよ「加古川の“かつめし”」 却下されたのは痛かったにゃ〜
来年行ってみる?



かぶちゃん
こんにちわっ! 今年はヤケに短く感じましたーノ(´д`*)
それだけ楽しくて集中していたからなのかな〜 来年はもう一日ヨケーに休みをとってドコか美味いものを喰いに行こうか?
って、まだ足りないのかよ〜、欲張り過ぎかなぁ(笑)



みいさん
こんにちわっ! いや〜、フツーのヒトはとても想像できない行為でしてねぇ(笑)
サンドイッチって具を挟んだら軽くそっと押さえて密着させますよね。で、彼女はサンドイッチを“洗濯物を手にとってパンパンってシワ伸ばしするみたいに”したらしいのね、しかもかなりチカラ強く!(爆)
北陸のエロ将軍は展望台で仙台方面ばかりを見つめていました\(≧▽≦)丿



ムー吉どん
おはよーございます! エロス様のお導きで…(笑)
コンデジで撮影したものはまだマシなんですが、ケータイは色域が狭いので補正不能ですね…
でも最近ケータイのチョボい写真が逆に新鮮で面白くてさ(`∀´)☆



がんたさん
おはよーございます! ソレじゃぁプロローグはキャンプファイヤーで!(笑)
有り得ないっスよね、だいいち暗闇にならなきゃファイヤーは面白くもなんともないしノ(´д`*) でもアレだけ飲んで喰ってして「起きてろ」ってーのはムリでやんすねぇ あ〜、でもそんなコト言ってたら一生キャンプファイヤーには参加できないよなぁ… 
解決策を来年までに考えておきます(≧∇≦)b