上州名物『やきまんじゅう』


 福岡にお住まいのマイミクさんから珍しいものをお送りいただいた。このお正月に帰省された際に郷土のオナジミを堪能し、ボクにもそのシアワセをちょっとおすそわけ…ってワケなのね。ジツに有難いっ!遠方にいながらにして各地の名物をヌクヌクと味わえるというヨロコビを、なんかこうシミジミと感じるのだなぁ。
 冷凍宅配で送られてきたので到着即試食というワケにはいかなかったが、な〜にお楽しみはジックリ待って膨らませておく方がいいのである。
開封するとプレーンとアズキ餡入りの二種類が並んでいて手にとってみると意外に軽いのね。ソレもそのハズでプレーンはいわゆる“饅頭の皮”だけ状態がマンジュウ型に丸く形作られたモノなのであり、こんな食べ物は初めてなのである。

 パッケージには特製の味噌ダレに竹串と刷毛までが添付されフンイキを盛り上げてくれる。ホントは炭火で焼いてやれば一層香ばしくフンワリと仕上がるのだろうが、この真冬の寒空の下で炭をおこすのはちょっと辛いかな〜でガスコンロに焼き網を乗せてジッコーする。
程なくして素晴らしい香りが立ち昇りコゲ過ぎないように気を配りながら両面を焼き上げてゆく。思ったより早く中まで温まるのでパサパサにならないように手早く作業を進めないとイケないようだ。 竹串は充分な長さと厚みがあるので「あっちっち〜」なんてコトもなくヨユーで味噌ダレぬりぬりができた。
早速パクリとひと口… ん〜♪なんて素朴な美味しさなのだろう! 饅頭の香ばしい小麦の味やちょっと甘い味噌ダレがたまらないのね〜
ボクは全く知らなかったのだが上州ではこの「焼きまんじゅう」がB級グルメの代表格に入っているらしい。前橋・伊勢崎・舘林…どの街も「オラが町が発祥で一番うまいんだよーっ」と譲らないくらい多くの人々から愛されるファストフードなのね。“焼きまんじゅう愛好会”などという組織まであり、ちょっとオドロキの上州B級グルメなのであった。



伊勢崎焼きまんじゅう愛好会
http://www.kakaa.or.jp/yakiman/


焼きまんじゅう物語
http://i329805.town-web.net/09sp/00yaki02/001yaki.html