でらうみゃ~でかなわんわ(142)

噂のにゃごやモーニング その98 「レストランカフェ サマンサ 」

SINCE 1979 ~ 四十年の時を経て

お店の入口に立つと壁にメモリアルプレートが埋め込んであった。このお店を開業したときにマスターがその想いを込めて制作依頼したものだろう、四十年の時を経てもその精神が宿っているような、ペンキの看板ではなく金属のプレートに鋳込んだところが「創業時のフレッシュな気持ちをいつまでも忘れないために」という覚悟が感じられる。

レストランカフェ サマンサ の メモリアル・プレート   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

その店名はサマンサ、プレートのスペルはSAMANSAとなっている。何故 SAMANTHA でないのかは知る由もないけれど、そのサマンサというナマエからパッと思い浮かべるのはナゼか米国コメディーホームドラマの「奥様は魔女」なのである。高度経済成長期のニッポンでも放映されけっこー人気があったようではあるけれど、熱烈なキスシーンや抱擁を含む内容だったので、両親はコドモであるボクの視聴に関してはあまりいい顔をしなかったような気がする。
同ドラマの制作放映期間は1966年から1972年まで、折しもアメリカはベトナム戦争の真っ只中であったわけで、つくづくヨユーがあったと言えるのだな。多くの兵士が異国で過酷な戦いを強いられている中、こうしたハッピーなテレビ番組も存在していたのがアメリカという国なのだ。

それはそうと、訪問した当日は台風19号 Hagibis が日本列島に牙を剥きかけている最中なのであって。どーせ客なんぞ誰も来てねーだろ…みたいに思っていたら、意外や意外で先客が何名かいらっしゃったサマンサさんである。

レストランカフェ「サマンサ」店内_191012 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

店舗内部はセンターの柱を中心にテーブルが配置され、70年代のテイストがぷんぷん匂ってくる空間だ。珍しい二階建て構造でフロアは地面よりかなり高い位置に在るので見晴らしはなかなかのものだし、窓際にベランダがあるってお店はそうあるものではない。

そんなサマンサさんでホットコーヒーをお願いした。当然モーニングサービスを期待してのことであるが、写真付きなどのメニューはなくプラケースに入ったメニューに「お得なモーニング AM7:00~AM10:30 ドリンク全てにトースト半分+サンドイッチ+ゆで卵 ※当店のコーヒーは毎日挽きたてです」と書かれているだけである。

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サマンサのモーニングサービス

トースト半分+サンドイッチ…っていったいどんなん?と思っていたら、きっちりミミを落とした厚切り三角トーストに、ハムやヤサイなどを挟んだトーストサンド1/4サイズがプレートに並べられているのであった。
あぁなんだかめっちゃヘタクソなフォトだったなあ、トーストサンドの断面が全く見えてないじゃないか!しかしもう遅いのである、喰っちまったからね。フォトなんかより喰いたくて喰いたくてシカタがなかったんだからしょーがない…とテメーに言い訳するエロおやぢである。
それにしてもコレだけでも大サービスなのに、なんと小倉あんが別皿添付されていて、フツーの三角トーストのフィニッシュはナゴヤ名物『小倉トースト』にセルフでグレードアップできるようになっているのだ。う~む、素晴らしい!
因みにこちらのコーヒーカップは超異形シェイプであって、最初は面食らったものだけど使ってみれば意外に心地よいフィット感があって悪くない。テメーの家でこうしたカップを使う気にはなれないけれど、ソトでいただくコーヒーならばたまにはいいよねってカンジである。

美味しいモーニングサービス、味わい深いコーヒーをいただきながら休日の朝を過ごす。
いつの間にか店内は満席になっていた。ボク以外はみなさん常連さんのようであって、ちょっとコシが浮きかける感覚もあるが、まあ初めてのお店はみなこんなものだ、図々しく居座るほうが心身によろしい。

だんだん Hagibis も雨脚が強くなってきたなあ…タバコをあと一本吸ったら退散しようか。

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サマンサの窓から   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7
 
レストランカフェ サマンサ
https://restaurant-67658.business.site/
愛知県海部郡蟹江町南1丁目 123番地
TEL=0567-96-3090
ACT=7:00-16:00 水曜定休




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