極上!『箱天そば』

頼りになるのはやっぱり老舗

申し訳ないことだったのですが、お家を出るときはこちらのお店を目指して行ったわけではありませんでした。「たまにはラーメンも食べたいよね…」ってことで、哀愁のイナカ町にある某中華料理店(ラーメンに関してはボクが岳南地区最強と評価している)に行ってみたものの、なんと臨時休業!
うっわ~、まいったなあ…仕方がないので、しばらくご無沙汰している某老舗中華料理店に行ってみたら、おやおやまたソチラも臨時休業だったのですよ。

味源

う~む、確かに定休日でもないし、これだけ臨時休業が重なるってのは何かワケがありそうだよ、と思った次第です。推測に過ぎませんが多分「富士宮市中華料理店協同組合」みたいなカンジの団体が、繁忙期のお盆を過ぎた夏休み中に一泊二日といった慰安旅行あるいは懇親会みたいなものを実施していたんじゃないのか…と。商売とは言えフツーのヒトが遊んでいる間、彼らはセッセと働いて美味しい料理を提供してくれていたのでありまして、まあそういったご褒美も当然のことなのでありますよ。

そこで急遽予定変更です。二件目に目指した中華料理店のスグ近くにある老舗の蕎麦屋「味源」さんに行くことにしました。そこならお味は絶対に間違いはない…という確信があったからです。
おや?ラーメンじゃないの?
だって地元の中華料理屋さんは多分全てお休みでしょうし、かといってチェーン店じゃねえ…ってことで根本テキにターゲットを変えちゃった方が正解なのではないか、ってことです。

味源の『箱天そば』   Carl Zeiss G.Planar 2/45 T*   SONY α7

あれほどラーメンが食べたかったのに、いったんこうしたお店に身を置いてしまうとすっかりキブンは変わってしまうものですね、もう蕎麦モード全開です。そしてちょっとゼイタクな『箱天そば』を注文してしまったのであります。
『天ぷら蕎麦』と云えば温かい蕎麦に海老天を乗せたもの、『天せいろ』(あるいは天ざる)ならば冷たいお蕎麦に天ぷらが別皿提供される…といったスタイルです。ところがこの『箱天そば』というものはひとつの塗り箱に蕎麦から天ぷらそしてツユの類いまでが納めてあるもの、まあ言ってみれば行楽弁当やワンプレート料理みたいなものですね。

これがまた美味いんです。コンパクトに収納されていますので量は少なく見えますが、意外にそれぞれの分量は充分過ぎるものがあるのです。
いつもながらの風味豊かな蕎麦、いい塩梅のツユ、素材の質はもちろん揚げ技術も満点に近い天ぷら群…こんなに美味しい蕎麦が哀愁のイナカ町で楽しめるなんて本当にシアワセなことかと思います。極上!と大見栄を切って構わないと思います。

存分に楽しんだアトはお持ち帰りの『鯖寿司』をいただいて帰ります。こちらのお店の名物とでも云いますか、この駄文日記でも何度かご紹介している逸品ではありますが、やはりコチラに来たら買って帰らないのは犯罪に近いものかと思っているわけでして、もうお店を出る時点から晩酌のシーンが脳裏にふわりと浮かんでは消えてくれないわけです。

変わらぬお味で本当に美味しいし、グルメなあのヒトにも是非一度食べさせてあげたい品かと思っているのです。やっぱり老舗の持つチカラってーのは、こんなトーシローが語るには偉大過ぎてコトバ足らずにしかならないのですな。頼りになります、お店のフンイキはそう高級ではありませんし、どちらかと云えば庶民的な方向性なのではありますけれど、判るヒトには解る伝統の美味しさがあるわけです。

そう言えばコチラでかなり以前に食した『くずきり』ですねえ、冷たくてツルっとした食感の『くずきり』が塗り箱に入っていて、それを黒蜜に浸して食す…という夏の涼菓がありましてね、とっても美味しかった思い出もあるわけです。すっかり失念しておりましたけれど、未だやってるのかなあ…。

味源店内_190826 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


手打蕎麦 御料理 味源
http://www.ajigen-soba.com/
静岡県富士宮市三園平 255
TEL=0544-27-4041
ACT=11:00-14:30 / 17:30-20:00 不定




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ピーマンとタケノコの炒め物

〇〇過ぎちゃって困るの

エロおやぢが未だガキのころは高度経済成長期のニッポンなのであって、生活レベルが日に日に向上してゆく様を実体験できたのは真に幸運なのであります。

そんな時代にテレビのCMでテレビアンテナのメーカーさんが積極テキに流している一篇がありました。
確か小学校低学年の頃だったと思うんだけど、スケスケ衣装に身を包んだねーちゃんが「見え過ぎちゃって困るのぉ~、見え過ぎちゃって困るのぉ~よぉ~」と唄いながら下着アピールみたいなエロい映像が全国ネットで放映されているのでありました。今ならクチうるさい人々からクレームの嵐(炎上って言うんですか?)なんでしょうけれど、当時はそーゆーものに対して鷹揚な世の中なのであったのかと思います。


エロいCM マスプロアンテナ 見えすぎちゃって困るの の透けるドレス
 

いやいや、現在のエロおやぢは大歓迎のCMなのでありますが(おおかたノスタルジックな話題として)これって多分現代の倫理感では大問題な映像でしょうねえ、笑えますけどいい時代でした。そーゆー発言に対してはちゃんと責任取りますから、ヘンなツッコミを入れないでくださいね。

で、何故にこんな話題を振ったかと言いますと、当家のピーマンやパプリカが「採れすぎちゃって困った」からなのでありまして、ついつい「採れすぎちゃって困るのぉ~、採れすぎちゃってこま~るのぉ~よぉ~」とクチずさんでしまったからなのであります。それほどこのCMソングは市井のバカにもスリ込まれたミュージックなのでありまして、改めてその効果と言いますかサブリミナルな洗脳の恐ろしさに気が付いた次第であります。

さて採れすぎちゃったピーマンやパプリカをどーするか?ってことなのですね。まあ喰うしかない(まさか捨てるなんて選択肢はあり得ませんから)のでありまして、脳ミソのいろいろな過去のページを紐解いては戦略を練るわけです。
パッと思いつくのはやはり習近平さんの母国の料理なのでありまして、豚肉などとタタッと炒めてやればソレナリに美味しい料理になるんじゃないかと思った訳です。
 

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ピーマンとタケノコの炒め物   FED  INDUSTAR-26M 2.8/52  SONY α7

料理のタイトルは『ピーマンとタケノコの炒め物』ですが、実際には豚肉や好物のキクラゲなどもフィーチャーしています。
美味いですねえ、信じられないくらい美味いです。やっぱり自家菜園のヤサイは全てにおいてチカラが違うんですよ。すごく身近な感覚です、優しいお味なのに印象深いテイストがあります、香りが溌溂としています、単に「旨味」などと言い切れない深淵なものがあります、シャキッとした歯ごたえも市販のものとはステージの違うレベルです。ああ美味い、本当に美味しい。
それほど難しいレベルの料理ではありませんが、なんだか鮮度など素材のクオリティーに救われた感じがします。来年またこうしてピーマンやパプリカが豊作とは限らないし、今のうちにタクティクスを学んでおくのもいいもんじゃありませんか。



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トマトソースのチキンソテー

自家製ソースで食すハッタリ系プレート

その昔、海釣りによく行っていたころ「ハッタリ君」と呼ばれるナカマがいました。いつも釣り船をチャーターして沖に出るので、本当に気の合ったナカマでないと楽しくないのよね、だから「ハッタリ君」などと卑下するような呼び方をしてはいてもそれは愛情のウラ返しなのであって、皆ウラオモテなく仲良く凄い舌…おっと、エッチなタイプミスがでましたねえ…仲良く過ごしたものです。

何故「ハッタリ君」なのかと言いますと、彼はよく喋りマメに動いて新たな仕掛け(魚釣りの道具の一部)を自分で作ってきては「この仕掛けは間違いなくサカナがよく喰いつくよ」と吹聴して回るのですが、残念なことに他のヒトよりも釣果が少ないことが多くて、皆に思いっきり笑われていたものです。それでも皆は彼に一目置いていた部分もあってかけがえのない釣仲間なのでありました。
残念なことに彼は三十代半ばで他界してしまい、彼の葬儀でボクは涙をこらえることが出来ませんでした。マジメでいいヤツだったのになあ、シゴトに忙殺されてヨユーもなかったのでしょう、ストレスもハンパないものであったに違いありません。就寝中に循環器系が突然トラブルを起こしたようで、朝になってからご家族が冷たく意識のない彼を発見した…ということでした。
皆にボロクソにイジられながらも笑顔を絶やさなかった彼は忘れられない友人なのであります。あ…カーペンターズのベストCDや一眼レフとその交換レンズ3本を貸してあったんだけど…ま、いっか。冥途の土産にでもしてくれていればオッケーです。

さて随分長い前置きになってしまいました。ハッタリってコトバからこんなにもイマジネーションが膨らむとは思わなかったものですから。そうなんです、この『トマトソースのチキンソテー』ですねえ、ずいぶんゴーカに見えますけれど、コストは安いわカンタンに出来るわ、もう思いっきり見た目とのギャップがスゴいんです、だからハッタリ系なんて謙遜してしまっているんですけどね。

トマトソースのチキンソテー   Carl Zeiss Jena Pancolar 1.8/50 (Zebra)   SONY α7

食していただければコレが120%ハッタリではないことがご理解いただけると思います。
お味のポイントはトマトソースなのですが、これがまた Take it easy ! の権化なのでしてね、市販のダイスカット・トマトのパックをフライパンにドバッとあけてクツクツと煮込むだけなんです。以前はホールトマトを使用しておりましたけれど、ソース造りにはダイスカットの方が手っ取り早いことが判ってからはコレ一本ってカンジです。
難しい塩コショウの加減も不要ですしガーリックのみじん切りやらオリーブオイル云々といった経験値が要求される場面はありません、ただただダイスカットのトマトを煮詰めるだけ!
ねえ…それじゃあ味もなくってつまらないんじゃないの?ってギモンも当然ですよね。でもご心配なく、ちゃんと素晴らしいお味のソースになります。きっとトマト本来が持っているミネラルや旨味がググッと凝縮されるのでしょうな、信じられないくらい美味しいソースが出来るんですよ。
ただしチキンのほうには塩コショウをして焼きましょう。ディアブロを作る時のように鉄板(フライパン)に鶏肉の皮目をギュ~っと押し付け、焼ムラが出ないようにバリッと仕上げるのがキモです。
焼きあがったらプレートに盛りつけ、温かいトマトソースを適宜かけてやります。付け合わせのガロニは旬のヤサイなどお好みでどうぞ。白ワインでも赤ワインでもよく合いますし、その他のアルコールでも楽しめます。お酒の種類を選ばないところがまたいいですね。
さあ、こいつでハッタリかまして下さい、そしてあなたの下部も…違う!あなたの株も上げましょう。とにかくめっちゃ美味いですから。




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ケロ助 on インターフォンカメラ


神出鬼没…ってこのことですね
この日のケロ助はなんとインターフォンのカメラの上にいました
いい獲物でも狙える場所なんでしょうか
ここでは野鳥などの天敵からも逃れられるしねえ


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ケロ助 on インターフォンカメラ   Nikon Ai Micro-NIKKOR 3.5/55   SONY α7
 
 
 
 

喫茶「ボンフール」の窓辺

7月22日、ナゴヤでの長期出張生活もこの日でひと区切りとなっていました。静岡に戻って某大手ゼネコンの下請けシゴトが待っているわけなんだけど、まあいろいろあってちょっとだけ気が重かったのですな。
自宅から現場に通勤できるわけだし、高齢の母上の心配もしなくていいのは助かるんだけどねえ…シゴトってのは同じ内容でも元請けの監督さんの人柄とかその企業の運営方針によって大いに左右されるわけでありましてね、これまではその某大手ゼネコンでのシゴトはあまりいい思い出がないわけですよ。
ただ、いつまでもクサクサ考えていても仕方ありませんからね、サクッと切り替えて今日のシゴトをスッキリ終わらせ、翌日からの勤務は新たなキモチで対峙することにしました。そう、いつもの「ボンフール」さんでコーヒーをいただいてキブン転換です。

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ボンフールの窓辺   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

何か月もほぼ毎日通いましたからね、自然と座る席は「いつもの場所」ってことになるわけです。最終テキには隅っこの窓際、テーブルはゲーム機兼用のアレですがなんとな~くこの場所が気に入ってましてね、ママもそのことを承知しているかのように、お店に入るとお冷やとオシボリが既にその席に置いてあることも多くありました。

そんな席から窓外の景色を見るのが好きです。晴れていても雨が降っていてもそれぞれの楽しみがありまして、あれこれいろんなことを考えながらボ~ッと過ごせる時間でもあります。

窓と席の間にはベゴニアの鉢が置いてあるのですが、ときどきその花弁が席にハラリと落ちていることもありまして、そっと拾っては鉢の土に戻したりしてなかなかに面白い朝のひとときです。

あぁ、しばらくご無沙汰しちゃうよなあ…と若干の寂しさを感じつつコーヒーとそのモーニングサービスが運ばれてくるのを待っていたのですけれど、この日はいつものトースト&茹で玉子ではなく、シナモン風味のレーズン食パンをトーストしてバターを塗ったものでありました。美味いです、たまにはいいもんですよね…こーゆーパンも。
ボンフールさんって時々こうしたサプライス的なサービスがありましてね、フルーツを別皿で持ってきて下さったり、パンが二種類乗っていたり、焼き菓子が添えてあったり…やはり個人店ならではの押しつけがましくないご厚意がなんとも心地よいわけです。

ゴヤにカムバックするのはあとひと月以上先の話…と、この時は思っておりましたけれど、静岡のシゴトは長引いて(しかも我々の本業から離れた雑工主体…やはりロクなもんじゃなかったぜ)結局二か月ほど遠ざかったわけです。
さあ、今日から春日井でシゴトです。いざ出発~っ!これからボンフールさんに向かい美味しいコーヒーとトーストをいただき、シゴトをがんばってきますよ。

ボンフール店内_190708 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


2019.04.16.の駄文日記
噂のにゃごやモーニング その21 「 喫茶 ボンフール 」 モーニングの原点
http://artfoods.hatenablog.com/entry/2019/04/06/045616


喫茶 ボンフール
愛知県春日井市高山町3丁目9−3
TEL=0568-33-6770
ACT=6:00-15:00 水曜定休





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セージの花


花期の長いセージです
庭の隅にしっかり自生していますが
柿の実の収穫ごろになると
その年のお披露目を終わりにするみたいですよ


セージの花   PETRI CAMERA C.C Auto Petri 1.4/55  SONY α7


でらうみゃ~でかなわんわ(128)

噂のにゃごやモーニング その87 「 純喫茶 ミレー 」

午前中だけの昭和ノスタルジィ

この駄文日記で何度も警告しているけれど、ここ数年間で瞬く間に拡散している「アクセントを付けずなんでもかんでも平坦に言葉を発音する悪習」ですね、これって何とかならないものでしょうか。このままでは日本語がダメになってしまいます。
呆れてしまうのはキチンと指導・教育されているはずの某国営放送のアナウンサーでさえその傾向が見てとれて著しい危機感を覚えざるを得ません。もう一歩ツッコんだ意見を申し上げさせていただくならば、それを聞いている上司や同僚が「おかしい」と指摘したり修正させていないこと、「ヘンだよ」と苦情を殺到させない視聴者なのであって、そうした負の変化を容認してしまう劣化した文化の蔓延…嘆かわしいではありませんか。

純喫茶 ミレー   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

確かに昭和の時代もヘンな造語や流行語はあったけど、基礎がブレていないから正しく笑えたものです。ところがケータイやらスマホがコミュニケーションの主幹となる平成になると、コトバの勉強や研鑽を怠っているバカも恥ずかしい思いをすることが無くなってきたのですな。調子に乗って奴らはナマ会話にもそれを持ち込み始めた、そんな図式なのではないでしょうか。

さて正しい日本語がまだ運用されていた昭和時代ですね、その香りがギュッと残っている喫茶店を見つけました。事前情報なし、クルマで移動中に見かけ「あっ!」と瞬間テキに反応してしまったお店です。クルマは急に停まれませんから、その先のテキトーな場所でUターンしては営業中の喫茶店であることを確認しに戻るわけです。
おぉ~素晴らしいじゃありませんか、この店構え。
 

純喫茶ミレーのモーニングサービス   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

店内も昭和そのままです。そして純喫茶ですよ、純喫茶…今は死語になるつつあるそのコトバを実体験出来るのもあと僅かかも知れませんね。
コーヒーをお願いするとバタートーストと茹で玉子が一緒に供されました。焦げカスがびみょ~に散っているトーストは神経質なヒトなら不快に思うかも知れませんけれど、ボクはぜ~んぜん平気です。むしろその風味がソフィスティケイトされたトーストより芳ばしくそして感性を刺激する味だとさえ思えます。小中学生のころガッコーの石炭ストーブの上で焼いて食した「給食の食パン」を思い出させるお味です、あぁしみじみと美味いなあ。

純喫茶ミレーの店内_190721 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

お店のナマエがミレーですから「落穂拾い」のレプリカでも壁にかけてあるんじゃないか…と探しましたけれど、そーゆーものはありませんでした。ごくフツーの昭和の純喫茶なのであります。
シニア世代の店主おねーさまは「もう疲れちゃうからお店はお昼までにしてるのよ」ってことでして、このノスタルジイを楽しめるのは午前中だけなのです。
でもとってもいい時間をありがとうございました、なんだかホッとしましたよ。


純喫茶 ミレー
愛知県海部郡大治町東條郷内 44
TEL=052-444-5256
ACT=7:00~AM 火曜定休(第二火水連休)




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ノアサガオ


自宅の近所を流れる水路には何ケ所かにわたって石垣がありますが
その一部は昔からヒメツルソバが覆うように繁殖していました
今年はその領域をノアサガオが侵攻し全面占拠
植物界の厳しい生存競争は気候変動もかかわっているのでしょうか


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石垣を全面占拠したノアサガオ   PETRI CAMERA C.C Auto Petri 1.4/55  SONY α7
 
 
 
 

でらうみゃ~でかなわんわ(127)

お家で作る名古屋めし

ゴヤのスーパーで見つけた調合調味料は台湾ラーメンの始祖として有名な「味仙」さんの、これまた人気のメニューをトリビュートした製品なのでした。
製造販売元はナゴヤの食品メーカー「コーミ」さんでありまして、ボクはこのメーカーさんのソースがとても気に入っているので、こうした調合調味料もイケてるんじゃないか、信頼していいんじゃないか…とカゴに入れた次第です。

ひとつは『青菜炒めの素』、そしてもうひとつは『手羽先煮のたれ』です。青菜炒めはどこのお店でも提供しているようなメニューですけれども、味仙さんのそれはとても美味しいと人気があるらしく、台湾ラーメンや炒飯のお供にサイドオーダーするヒトが多いと聞きます。
 
ジツはボク、以前に味仙さんに行った時に『台湾ラーメン』と『鶏の手羽先煮』はいただきましたけれど『青菜炒め』は人気メニューとは知らずにスルーしてしまっておりました。非常に迂闊だったと思いますし、アトからそのことを知り真に悔しく思っておりました。
ところが今回このような調味料を見つけてその失敗が救われるわけですね、まあお店で食すのとは若干の差異は生ずるかも知れませんけれど、そのエッセンスみたいなものは存分に吸収できるのでは…と期待するわけです。
『鶏の手羽先煮』のほうは味仙さんで実際に食しておりますので、コーミさんのこの製品がどこまでそのお味に迫っているのかを確認できると云う半分興味本位な部分もありますけれど、大方なところはお店でビールの肴としていただきたかったこいつをお家で作って喰える魅力にヤラれちゃいました~ってところですか。そしてどちらもフライパンひとつで出来る簡単クッキングですから、シゴトを終えて帰宅してからでもタタッと作ってグビグビの相棒にするのは容易なことです。

ひとくちに青菜といってもいろいろな種類があるわけでして、中華料理ならタアサイチンゲンサイが一般的ですかね、ちょいと変わったところでクウシンサイでしょう。いづれもスーパーで購入可能な青菜ですけれど、季節や育成期間の都合によって入荷していないこともあるわけでして、やはりと言いますか哀愁のイナカ町スーパーにはドレもありませんでした。代用品としてはホウレンソウか小松菜ですね、まあ中華っぽいフンイキなら後者でキマリです。
『鶏の手羽先煮』のほうは煮込んで作るタイプなので先に作り始め、コトコトと弱火で仕込んでいる間に、別の中華鍋で『青菜炒め』をジャジャっと作るわけです。どちらも本当にカンタンに出来上がってしまうので(こんなんで味仙さんのお味は再現できるのかいな…)と若干の不安も出てまいります。

味仙の鶏手羽先煮と青菜炒め   OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-S 1.4/50  SONY α7

さてさていただいてみましょう。おっとっと、『青菜炒め』はピリッと辛くて美味いですねえ、ニンニクの風味もしっかり利いていてビールのアテにもゴハンのお供にもイケそうな感じです。テメーでこのお味を創ろうとするとけっこーいろいろタイヘンな準備をしなくてはなりませんが、パックに入った調合調味料ひとつでこのお味!って信じられませんね、サイコーです。
『鶏の手羽先煮』も同様です。ホロホロと骨離れもよく、ビリッと辛い濃い目のお味が溜まらなくビール欲求指数を持ち上げます。おぉ、これは味仙さんで食したあのお味がほとんどそのまんまじゃありませんか!めっちゃ美味いです、というよりも「でらうみゃ~でかなわんわ」というナゴヤ弁のほうがしっくりと来る表現ですね。

いや~コーミさんの調味料、恐るべしであります。折しも明日からまたナゴヤへの出張生活が再開されるのでありまして、現地スーパーに行ったらこの二品は絶対に買い帰らないと…とみょ~な決意ばかりがココロを埋めてゆくのであります。
喰い物のことばかり考えていて、相変わらずシゴトに身の入らないエロおやぢなのであります。


コーミ株式会社
http://www.komi.co.jp/
愛知県名古屋市東区芳野1丁目9番3号
TEL=052-931-2471


味仙
http://www.misen-ganso.jp/
愛知県名古屋市中区大須3丁目6−3 味仙ビル
TEL=052-238-7357
ACT=11:30-14:00(土日は~15:00) / 17:00-25:00 無休




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ムラサキシキブの実


今年は例年よりもたくさんの実を結んでいます
このところ気温の低下に伴って色づきも進んでいますが
やはり最低気温が10℃以下にならないとあの美しい濃紫色にはならないのでありまして
後ろ髪を引かれるようにナゴヤに向かうわけです

 

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ムラサキシキブの実   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 4/105  SONY α7
 
 
 

鶏の照焼

疲れたカラダと胃袋に

騒々しかったセミの鳴き声もいつの間にか消え、朝晩は秋の虫の音が寂し気に聞こえてきます。そして庭のあちらこちらに未だ残っているセミの抜け殻など見ると「もののあはれ」を感ずるわけです。
あぁ、夏は行ってしまったなあ…あれほど忌み嫌いイヤだった暑い夏も、こうして秋の風をカラダが吸収する時節になると、なんだか遠くを見るような…少し淋しいようなキブンになるのは不思議なものですね。でもよかった、ベタベタのアセダラから解放されすっきりサラサラ快適な秋、待ち焦がれていましたよ、この季節。

さてキブンはそんな風にリフレッシュし始めましたけれど、カラダは未だに夏のままです。慢性テキな疲労とでもいいますか、倦怠感に満ちた日常なのでありまして、その原因はやはり残暑の高温下での激しい肉体労働とか、その反動なのか帰宅してからいただく例のサイコードリンクね、こいつをキンキンに冷やしたジョッキでグビグビぷは~っ!と飲る行為、しかも無節操に繰り返されるその瞬間テキ快楽享受が胃袋を痛めつけていたことにもよるのではないか、と考えるわけなのです。

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鶏の照焼   KMZ  JUPITER-8 2/50  SONY α7

そんなわけで、ちょっと優しいお料理でその回復に努めることにしました。
鶏の腿肉を山椒などを利かせたタレに漬け込み、コンベクションオーブンで焼きあげたひと品です。バリッと芳ばしく仕上げるのがポイントですね、高温でイッキってのが基本です。
添え野菜は新ジャガの蒸したものや当家の菜園で採れたトマトと青紫蘇。栄養はバランスよく摂取できるでしょうし、やはり自家菜園のヤサイたちの優しいお味が胃袋を和ませているにちがいありません、あぁしみじみと美味しいなあ…と思う次第であります。
お酒は常温の日本酒。いい感じでやんす。次回はもう少し秋らしい料理にしてみようかな。




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白い花畑


白い花がたくさん咲く花畑
当家の菜園の隣りにあるご近所さんの畑です
咲いているのはなんとニラの花
チョウがたくさん飛来しては蜜を漁っていました


ニラの花   AF-S NIKKOR 4.5-5.6G/70-300 ED VR  Nikon D300