トマトソースの料理  

 一本のトマトソースを頂いたが、それから約二か月…やっと使うチャンスを得た。
折しもその送り主からメールが届き、ちょっと嬉しい知らせに小躍りしながらの調理となった。



 トマトを作っている農家さんが手造りしているというこのソース、粗い角切りにされたトマトがどっさり使われているが多少の香辛料以外は何も添加されていない純粋なビン詰なのである。
フタを開けて舐めてみると塩分さえほとんど感じない。コレから様々な加工調味を施してソースとして完成させるのにはうってつけのベースだ。
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 塩とニンニク、そして胡椒を少々加えてみる。
ん〜エクセレントな味だ。もともとがスバラシイものだけにあまり手を加えず活かしたい…という思いからこの程度にとどめておくべきだろう。
仕上げにほんの少しだけバジルのコンカッセを加えてアクセントにしたが。
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 チキンをソテーしオーヴンに。中まで火が通るコロにチーズをのせて溶けるのを見守る。
その間に先ほどのトマトソースを温めておくが、ガロニはあらかじめ準備しておきメイン料理が出来上がってから「アレもないコレもない」と慌てるコトのないようにしたい。
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 サイド・ディッシュは小ぶりのヤリイカが入荷していたので、ガーリックとオリーブオイルでの調理とする。パセリを散らしてレモンを絞ればリッパなイタリアンの食卓が出来上がった。

 唯一のミステイクはワインをイタリア産にしなかったコト。
ラベルデザインに魅かれてつい買ってきてしまったこのワインは南仏ルーション地方の製品で、地元固有品種であるグルナッシュにこだわって醸造したワインらしい。
ストロベリーの甘い香りとスパイシーな力強さが同居するミディアムボディーだ。
余韻は短めだが、今日のような軽めの肉料理にはぴったりだったコトが救いなのである。

清里からの便り・3  

 トマトソースの贈り主とは清里革工房メリーマックさんである。夕食の材料の買い出しにそろそろ…と思っていたトコロに先様からのメールが来た。


お待たせしました
ノートカバーが出来上がりました

秋の締めくくりのカラマツがちょうど見頃となってきたのでお知らせします
以前お話した川上村のカラマツ林がいい感じです
黄金色はもう過ぎてしまったようですが
茶色のグラデーションも渋くて素敵でした
この周辺は今週末で終わりかな?
週末天気が悪いんですよね….
ま、晩秋のドライブもいいもので…
初冬のドライブもそれはそれで趣があり…
お時間の空いたときにでもお立ち寄り下さい

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さて、いつお伺いしようか…
晩秋初冬いづれも魅力があり、迷いも愉しみのうちなのね。


革工房Merrimack関連の日記
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20071029#1193626630