『シラス』を求めて静岡市用宗へ


藤枝までお茶の買い出しに行った先週、帰りは少し寄り道して「生シラスを購入して帰りろうではないか」と高速道路は使わずに静岡市の用宗(もちむね)まで一般道路を走った。シラスなら由比だって買えるしスーパーでも売ってるじゃん…なのだが用宗は生シラスで有名な漁港で、そのムカシに百貨店のおシゴトで取材に行っては朝獲りたてのピンピン生シラスをドンブリ一杯ご馳走になったイイ思い出のある場所なのだな。
特に行く店のアテはなかったが漁港の周囲には“生しらす”の幟旗や看板があることは知っていたのでテキトーに見つければいいや…と先ずは港の中心部へクルマを進める。案の定アチコチにソレが林立していてドコにするか迷ってしまう程だ。ボクはその中でちょっと小ギレイなショップを見つけお目当ての品を探すコトにした。


ところがお店のショウケースには“生しらす”は見当たらない。おかしいなぁ、確か今はシラス漁の時期だし…先日テレビで見たばかりだし、ココに来る前も周囲のお店には「生シラスあります」って貼り紙もあったし…と思い、対応してくれた女性店員に其の旨を訊いてみたのだ。
返ってきた答えは「ここ数日海が荒れていて漁に出られませんでしたし、出てもほんの少量しか獲れなかったのでお売り出来るホドのものではありませんでした。次の出漁予定は二日後です」との明確なものであった。
と云うコトは周囲のお店で販売されている“生しらす”は冷凍解凍モノ?といった疑惑も浮かんでくる。実際、冷凍モノであっても品質が劣るワケでもないし食味だって悪くない…と云うより充分に美味しいものなのだ。
ただ非冷凍のナマを一度知ってしまうとその歴然とした差に驚き、またもう後戻りはできない衝撃を受けるハズである。このお店はその事を充分承知していて、多分“朝獲りのナマ以外は販売しない”というマジメかつ正直な商いをされているのではないか。ナマは手に入らず残念であったものの逆に嬉しい気持ちになってソコの“釜揚げ白す”と“黒はんぺん”を購入してきた。
もちろんバックリ朝ゴハンには堪えられない旨さに大満足なのだ。

帰宅して袋を開けるとオマケで“ちりめん干し”が一袋入れてくれてあった。生シラスがないコトを非常に口惜しがったボクへの詫びの気持ちなのかソレとも同店の別製品のアピールサンプルなのかは判らないが、コレも非常に質が良く美味しいものであった。
その日の潮模様によって網に入ってしまう他の魚介類もたくさん混じっていて、魚屋やスーパーの店頭ではなるべく混入物の多いパックを選ってくるボクにとってはドンズバなプレゼントなのである。
今度行くトキは事前に生シラスの入荷状況を電話で確認してからにしよう…そんな決意の日であった。


瑞穂丸 瑞穂水産株式会社
静岡県静岡市駿河区用宗1丁目35-11
TEL=054-258-6498 FAX=054-257-5399

地図




 意図テキな余禄『かつドッグ』

トンカツの余禄である。
と云ってもカツは全部食べちゃったハズじゃん…なのであるが、ソコはまぁ意図テキにと言いますか冷凍庫で眠っていた“豚ロース生姜焼用”なる薄切り肉をついでにカツにしておいたのよー

ドキリとするほどブ厚いトンカツを挟んだ“かつサンド”もスバラシいが、ぺらぺらカツとキャベツの千切りをフィーチャーしたドッグにソースべっちゃりコースというB級グルメも捨てがたい。
どうせなんだから…とツナ缶にタマネギのみじん切をマヨネーズ和えしたものでもう一つ作ってさ〜♪










今朝の富士山
ごめんなさい…ボトムしか見えない曇天です

2009.06.01. 04:20 @Mannohara, Fujinomiya-City

-富士宮支部- 富士市でイチバン人気『恵比寿屋のたい焼』


たい焼き行脚に変質してしまったお茶の買い出し最終プログラムは富士市でイチバン人気と誉高き“恵比寿屋”さんでフィニッシュを迎える。
以前は違う場所に在りプレハブ小屋のような店舗で営業していたココは、もう何十年も前から評判を耳にしていてボクも何度か購入のつもりで行ってはみたのだがいつもヒトの列ができていて意欲を殺がれては無念の帰宅となっていた。
いよいよその願いを叶えられるトキがやってきたのね。東海道新幹線新富士駅から南にまっすぐ進んだ位置にある恵比寿屋さんにゴーなのだ。
富士宮の自宅からだとクルマで30分ほどかかる距離だが、静岡方面からの帰り路ならばほんの少しの遠回りで済む。今この時に行かなければいつ行くんだというべき絶好のチャンスに、この日たい焼屋は三軒目であるコトもすっかり忘れていた。

店内にはテーブルやイスが置かれた結構な喫食スペースもあり、ホッタテ小屋のようだった以前のイメージとの違いに少し驚いた。あくまでも“たい焼”がメインだがその他にお好み焼・焼そば・たこ焼といった軽食も調理してもらえたりパフェやドリンクが楽しめるお店に変身していたのだ。
さてさて待望のたい焼は…テイクアウト中心なのでフンワリ系の皮と無難なお味の小豆餡…特に傑出した部分は無いようでもあるし全てが平均点といった印象だ。もっともボクは様々な場所で多くの種類のたい焼を食べているので自ずと採点は辛くなってしまうのだろう。
現在でもこのお店の人気は衰えることはなく、絶え間なく訪れる客が一人で20尾も30尾も購入してゆく様を見ていると「この地域の人たちがスキな味のたい焼なんだなぁ」と思えてくる。
うっかり写真を押さえるのを忘れてしまったが注文は自動販売機による食券制で、ボタンに書かれた“たい焼の尾数”に大きな数字が振られているモノもあり「ジツにこの店らしいなぁ」と思ったのである。





恵比寿屋(たい焼・お好み焼・焼そば・たこ焼)
静岡県富士市川成新町2
TEL=0545-60-1636
ACT=09:40-18:30 月曜定休

地図











かぶちゃん
おっはよ〜っ!
そう、自然を相手にしたシゴトは難しいよね。農業も漁業もソレだけに言い尽くせない苦労があるんだよなぁ(x_x)\
ニセコにはそんな用事で行ったのか〜、やっぱり美味しいモノを食べようと思ったらテマヒマ惜しんでちゃムリだよね!
朝露に輝くアスパラの写真を撮ってみたいーっ(`∀´)☆



ハピ吉さん
こんにちわっ!
プレハブの時はヒドかったね、行列がさ…駐車場もなかったし(笑) 一度なんかさ大雨の中で「まさかこんな日はいねーだろ〜」って思って行ったらゴッソリ並んでるのね(≧◇≦)!! アタマ来て帰っちまったぜ。
今はちょっとはマシなのかな?



梅成弟子丸さん
こんにちわっ!
シラスねぇ写真じゃ汚くなっちゃうので撮りませんがぁ〜実際はコレにワサビ醤油回しかけてぇ〜手巻き寿司みたいに海苔で包んでぇ〜バックリと喰っちまうんですよぉ
きゃ〜っヽ(=^○^=)ノ もう死んでもいいっス…
部活→記事の件は毎日のミクシイでよ〜く承知しておりますので。でも富士吉田とか行かなきゃ出来たのになあ(爆)



う〜様
こんばんわっ!
小モノに対する期待は高まるばかりですねー(笑) イワシ以外の小魚や甲殻類がなんとも彩りもよく美味しいので、楽しさの宝箱みたいなカンジでしょーか(*^_^*)
ボクもずっとタコの赤ちゃんだと思っていたのですが、先日調べた文献ではほとんどイカのベビィちゃんみたいですーノ(´д`*)



がんたさん
こんばんわっ!
神戸でも静岡産のシラスがテに入る時代になりましたか…瀬戸内などでも似たような小魚で美味しいモノはたくさんあるのでしょうが、またソレとは違った味と楽しさがありますよね♪
出来ればコチラの地元で冷凍してないホンモノの美味しさを味わっていただきたいと思っております。ぜひぜひ静岡へ…お待ちしております(^з^)-☆



元ルーさん
こんばんわっ!
まぁ〜貴重な情報をありがとうございます\(o^∀^o)/ ボクもてっきり森永か明治あたりかな〜なんて思ってましたけど…
考えてもみれば井村屋さんが最右翼、モナカの皮とアンコの組み合わせなら不動の4番バッターですよねー♪
今日もスーパーで探して見たのですが、カゲもカタチもありませんでした(;´Д`)ノ



まこたくさん
こんばんわっ!
やっぱり隠れ家テキないいお店は飲み屋に限ったハナシではないんですよねぇ(笑) 許されるコトならゼヒ教えて頂きたいなぁ・・・なんて(*´ω`)
県東部でも舞阪産など西部のシラスが売られていることもあるんですよ。でもどちらかというと愛知県産まで飛んでしまうか茨城県辺りの方が圧倒テキに多いかなぁ…
大井川漁港も隠れた名産地ですよねーo(^-^)o



ムー吉どん
こんばんわっ!
イワシそのものが黒潮系の青魚ですからね〜やっぱり太平洋側中心になるのでしょう。多分少量でも漁獲はされてはいるのでしょうが、市場に出回るほどの量ではないのかも知れませんね!
ボクは圧倒テキに混ざりモノ系が好みなんですが、近年の消費者は純白がお好みのようですー
でも日本海側ならではの美味しいお魚がいっぱいいるじゃないですか…魚好きは特に日本海産を重視してますからねーっ(o^∀^o)v



dar-herさん
おはようございます〜っ!
並んで待っているトキに前のヒトが大量に注文…アレって最悪ですよね(笑) 以前ナニかを買おうと思って列についていたら、なんとボクの前のババが大量購入で売り切れ〜っ!ショックでした。思わずババをニラミつけてしまいましたー(爆)お店の人はとてもフクザツな表情でした(≧∇≦)b
羽根つきたい焼きを初めて食べたのは遠州に“たい焼き遠征”に行った時です。Nojee会長のオススメのお店でした。今はもう営業されてないかもしれませんが…↓↓↓
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20071210#1197259294
多分全国ドコカの街でもこうした羽根つきタイプの名店がひっそりとあって、ムカシから人気を集めているのかもしれませんよ。神田達磨さんもそんな中の一つなのかな…食べてみたいですね〜♪
あっはっは〜、言われてみれば確かにイナカの弁当屋みたいー(=^▽^=)