スーパーの低価格弁当と『激にらラーメン』

トンカツ連発と云うワケではない。ジツは先週の某日、お昼に食した弁当なのだ。

不況の影響だろう、コンビニでもスーパーでも弁当コーナーには従来に比べて低価格な商品が多く並ぶようになったが、ココまで思い切ったプライスを付与されているものは初めてだったのでどんなモノなのかと思わず買ってしまった。
付け合わせの生野菜はキャベツの千切りだけでパセリやレモンといった気の利いたモノは一切付いていない。今までアタリマエあるいは当然と思っていたものを省くことによってコストを下げてゆく戦略はオカズにも適用されていて、キンピラゴボウと茎ワカメの味付けが楚々としたカンジに盛り込まれ“のり弁”でお馴染みの大根桜漬を彩りにしてある。
ゴハンの量はオニギリ1.5個分くらいだろうか、お若い方には物足りないだろうがボクには丁度良い量だ。しかし一文字にふりかけられたゆかり粉が最後の良識といった風情で、逆に侘しさを強調してしまっている感もあるのね。


肝心のトンカツは結着成形ニクで冷めても柔らかいタイプだ。肉そのものの重量はいいとこ50gほどだろうか、この価格なら文句のつけようもないギリギリの線を狙っている所がニクい。
名古屋風の八丁味噌ソースはけっこー美味しく、多めにトッピングされた白ゴマも香ばしさを手伝って結構な主菜だ。上等なオカズでもないし種類も少ないものの“とりあえずハラの不満は収まる”といったカップ麺テキなジャンキーとは明らかな違いがあり、200円台後半の高級カップ麺をはるかに凌ぐ満足感はある。
ゴハンは炊きたてオカズは出来たてを詰めてくれるテイクアウト専門弁当屋さんとはまた異なるベクトルで、同じ低価格路線であってもこうした商品が選択肢に入って来てくれたコトを素直に喜びたいし、また“食”の原点を見つめ直すいい機会でもある。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
¥250の弁当では足りなくてラーメンを作ってしまった…と云うのはウソで、コレも別の日に食したお昼ゴハンである。
ニク野菜炒めに不可欠なニラではあるが売られている一把全部では少人数家族のオカズ量にバランスしないので半分ほど残しておいたニラなのだ。大切にしまい込み過ぎて腐らせてしまうコトもよくあり、その日はインスタントラーメンのトッピングに使ってしまおう…と某チェーンの“壺ニラ”を真似て豆板醤で和えたものを作ってみたのよ。


タマゴでとじて“ニラ玉ラーメン”にするテもあるが、まだ梅雨も明けていなかった時期なのでガツーンと辛くてナニかこうスタミナのつきそーな食事をしたかったのだ。
友人ともよくそんな話をするのは「何も入れなければただのインスタントラーメンも、ちょっと野菜炒めをのせてみたりトッピングを工夫するだけで全く別のモノに生まれ変わる」と云うコトで、ヘタなラーメン屋で高いカネを払って不満足を買うより遥かにスバラシく美味しい食事ができるコトもあるのだ。
近年は製麺法やスープも改良されバカにできないインスタント麺なのである。






東海地方もやっと
昨日“梅雨明け宣言”がなされました

-富士宮支部- 薄皮たい焼『たい夢』


友人のブログを見ていてこんな“薄皮たい焼”を羨ましく思っていたが、お店のホームページをよく見ると静岡にも店舗があるではないか。しかも駅ビル・パルシェの食品館と云えばちょくちょく行く場所でもある。
そういえば以前に行ったトキもそんなブースがあったなぁ…と、曖昧な記憶といーかげんなジブンを思い起こしては苦笑いなのである。次回お買いものに行くトキは必ず部活をしよう!と心にキメていたので、とんかつを食すためにエキパに駐車した一昨日は「やった〜っ!帰りにちょっくら寄ってさぁ♪」だったのだ。
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品書きには“小倉あん”と“うふクリーム”の二種類しか出ていなかったが夏の限定メニューの第二弾として“カレーたい焼き”もあったのですかさず購入した。
第二弾ということは第一弾もあったハズで「いったいナニだったのだろう」とワクワクしてしまうが、パルシェまでクルマで一時間もかかる距離にあるイナカではそんな情報が入ってきたとしてもそうそう行けるものではなく哀愁なのである。


小倉あんはアッサリとした仕上がりで北海道産小豆の香りと旨みを正確にトレースしている安心かつブナンなお味だ。カリッと薄く焼き上げられた皮にズバリとマッチさせた加減はサスガで、飽きのこない味は素直に「また食べたい」というキモチにさせてくれる。
初めて食す“うふクリーム”はかなりボク的にはスキな味である。ウフとはおフランスの言語で卵を指す。文字通りタマゴたっぷりカスタードといったふわりコクありタイプはたい焼きであることを忘れさせてくれるほど美味しい。
たまたま仏語のウフというコトバが“うふふ♪”のような明るい日本語感につながっているのは楽しい出会いなのであり、これが“ムフ”だったりするとナニかエロおやぢ専用といったイカガワシさも連想させて良くないに決まってるのだな。
モンダイは“カレーたい焼き”で、うふクリームが皮にシュガーをスプレーしてあるのに対しカレーは皮にパセリのコンカッセを散らして焼いてあるところが、外観からしてムフなのである…違った、タフなのである。


ちょうどカレーパンの中身ソースのようにホットでスパイシーなカレールウが入っていてバチッと決まっている。コレはパンケーキ皮系のたい焼ではボケた味になってハナシにならないところをカリリとした薄焼皮ならではのコンビネーションでタフさをアピールしてくる。
正直こんなに美味しいとは思わなかったぜ! なにも夏限定じゃなくてもいいような気もする。


たい夢 静岡パルシェ駅ビル店
http://www.obn.co.jp/taimu-shop/08_b/shizuoka-parushe/top.html






今朝の富士山

2009.08.04. 05:18 @Mannohara, Fujinomiya-City










かぶちゃん
こんにちわ! そーだよな〜、かぶちゃんは絶対に足りない量だよ\(≧▽≦)丿
もうたい焼はカンペキにネタ切れ状態でやんすノ(´д`*) アトはスーパーの入り口で張ってる屋台頼みってのは寂しいにゃ〜(笑) 
神戸の夜はキレイなんだろうね…去年はオッサン臭い所ばっかりだったしさ(爆) 今年はちょっとオシャレなところにも行ってみようか…



元ルーさん
こんにちわ! そうかと云って高価な弁当は“いたましい”でないかい(笑)
単なる価格競争でなくて質の競争をしてもらいたいですよね、個人の嗜好や量の問題もありますから難しいですけど…
やっと梅雨が明けました! 風はいくぶんカラっとしましたが、その分気温が上がってとても暑いです〜もーアセが止まりましぇ〜ん(;;;´Д`;;;)ノ□



ムー吉どん
こんにちわ! ソレでもこの弁当の方がマシだったりしてさ(爆)
別のスーパーで¥298弁当出して好評だったもんで、このスーパーで対抗してこんなコトに…。アトアト変な価格競争になって質が落ちなければいいんですけどね。
そーですよ“たいむ”ですね〜鯛の夢かそれともThaiの夢?(笑) 当て字が少なくなったのはウィットもユーモアもないカッテな造語が増えたせいでしょう。先人の創った文化を尊びつつそこに加える知性や理性と云ったものが失われてきている証拠でしょうね(バッサリ!)



サッチさん
おはようございます! ムフ体験しちゃったの?むふっ♪ って違うってば(笑)
そうか!たくさん食べたいヒトはワンコインで2個買えばいいんだよね(`∀´)☆ オカズの種類も増えるしさ。
う〜ん「PicUp!¥250弁当」ってシリーズやっちゃおうかな…鶏唐揚に鯖の味噌煮… いいかも〜\(o^∀^o)/



がんたさん
おはようございます! BBQ会場から見えるんですか?いいなぁ〜o(^-^)o
こんな弁当に目クジラ立ててるようじゃHOUJUも終わりだね(爆) いや〜ココまできちゃうと品質や食味を飛び越えちゃって、ひたすらサイフの結果主義になってしまうんですよね(´Å`)
やっぱり価格ではなくてきちんと中身を理解してもらいたい…という気持ちはよく解りますよ。心を込めた手造りはヒトの心を打つものがありますから。いろいろタイヘンでしょうが頑張って下さい! で、マンネリ防止策のご用命はArt-Foods亭まで…(笑)



みいさん
おはようございます! パルシェってもう30年経ってしまってるんですね…
旧静岡駅から現在のカタチになったのはちょうど大学生のトキでした。ムカシの静岡駅けっこースキでしたけどね、エアコンとか付いていなくて待合室や通路に氷柱が置いてあったりして(爆)おデコあてて冷やしたりしましたよ(;;;´Д`;;;)ノ□
パルシェは2度ほど改装しましてね、すっかりキレイになってます。
もしかしてこの弁当は手ヌキ主婦の救世主?(笑)