神戸サミット2009(3)『たいやき毛利志麿』@東山商店街

キャンプ当日の朝は快晴だった。
前夜祭の余韻がうっすら残る脳細胞を活性化させようと散歩に出かける。山陽本線の高架の上に秋の雲が美しく流れ「あぁ、今年も無事に神戸にやって来たんだなぁ」とロングドライブの疲れもすっかり忘れさせてくれる好天にキモチ好くノビをした。


昨晩皆と「起きたら朝食前に銭湯へ行き朝風呂を浴びてこよう」と約束してあったがまだ時間は少しある。少しだけアシを延して友人宅近くの公園まで散歩を続けた。


日中は子供連れなどで賑やかな公園も、イヌを散歩させに来た老婆が一人いるだけで静かな佇まいを見せている。
街もまだ眠りから覚めたばかりでクルマの往来も少なく、なにか時間が止まったのではないかと思うくらい騒音の少ない公園からはどの方向を見ても青い空に様々な雲が広がり、一日中ココでノンビリして読書でもしたくなるように快適な時間があった。
ぼんやり歩きながら写真など撮影していると友人Gからの電話が鳴った。そうか、もう約束の時間だぜ…


銭湯から戻るとGの奥様が朝食の用意をしてくれてあった。Gには不相応にヨク出来た方で客人のもてなしにスキはない。ウチの奥サマとはエライ違いで、人生はナカナカ上手くゆかないものなのだ…と改めて悟るのである。
美味しいパンには生ハムやローストビーフがたっぷり野菜と挟んであり、アサからバランスのよい栄養摂取だ。やはり一日の活動のエネルギー源は朝食にあるので非常に有難い。
   ◆◇◆◇◆
この日の予定は午前中に湊川・東山商店街にキャンプの食材買出しに出かけ、その後昼食を摂ったらサミットのメイン会場である加西市の“古法華自然公園”に向かおう、というコトになっていた。
買出しリストはGがしっかり作成及び予約をしてくれてあるので札幌のKとボクは荷物持ちで後ろからついて行くだけなのである。


ヤサイやニク・サカナをしこたま購入し、懐かしい思いでキョロキョロと東山の商店街を歩いていると見つけてしまったのだな“たい焼屋”さんを。
まさか神戸で部活をするコトになるとは思いもよらなかったが、見つけてしまった以上ヒッコミはつかないのである。間もなく昼食と云う時間帯だったので全種類購入は諦めたものの、キホンの小豆あんを一つお願いした。昼時のピークタイムに向かうせいか意外に多くの量の“たいやき”が焼きあがって並べられ、購入の声がかりを待っている。
ちょうど作ったばかりだったのだろう、カリッとした表面にふんわり生地が厚めでパンケーキタイプのたい焼だ。


鋳物型は六連が三基、サスガに京都の錦市場をしのぐ商店街のたい焼屋さんだ。神戸の台所と呼ばれるだけあって混む時はものスゴいコトになるのだろう、18尾を一度に焼く設備でもなければ追い付かないのかも知れない。
あんこ・カスタード・チョコレートの三種類が一尾¥100という価格で販売されている。5尾まとまると一割引きの¥450になる、と云うのも庶民テキな商店街らしくていいではないか。
そしてハコ代別途というトコロもエコな時代にふさわしく、その分商品単価を抑えられるという関西テキ発想は大いに歓迎なのである。ハコ代が惜しいヒトはジブンで用意してくればいいだけのハナシで、ジツに明快ではなかろうか。


やや甘味の付いた生地がふわりとアンコを包み、そのアンコが少し軟らかめに仕上げてある。カリッ、ふわっ…のアトからアッチッチ〜が出てくるのだな。
ウ〜ム、お味もみょ〜に気取ったところがなくジツに美味いではないか。お買い物ついでにふっと立ち寄っては糖分の補給という健康おやつにはピッタリのたい焼なのである。




毛利志麿
神戸市兵庫区荒田町1丁目
東山商店街〜ミナイチショッピングセンター

地図




神戸サミット2009(4)『あさりと九条葱の塩ラーメン』@季風軒

去年、東山商店街へ買い出しに行ったトキに「美味い塩ラーメンの店がある」というコトで行きかけた店なのだ。

ところが時間が若干押し気味で「テイクアウトの豚まんを別のお店で購入してGの自宅で食べよう」という流れになってしまいオアズケを喰わされたラーメンなのである。
そのコトをネに持っていたボクは今回は逃さじとばかりにGに念を押して案内させたワケであるが、お店についてハタと気づいたのが“どうもGはキレイドコロがいる店にばかり連れて行きたがる”というコトだ。厨房は見ていないので判らないがお店の従業員は中国人ばかりのようでイントネーションがアヤシいのである。どうりでGは「オレは食わない」と言ってクルマの中で待っていたという事実からもそのコトが裏付けられるではないか。
今までGに案内された店は魚介料理中心の居酒屋、中華料理屋、豚まん専門店、焼肉屋…すべて美人女将やキレーなおねーちゃんがいる店ばかりで、やはり一番エロいのはGなのだな。まぁ、どのお店も美味しい料理ばかりなのでGが決してソレ目的で行っているとは断定はできないが。
   ◆◇◆◇◆
さてこの季風軒さんのラーメンとは如何なモノだったのかと云うと、上品な塩味にアサリの旨味がたっぷり…そして極細麺がサラリとストレートに馴染んでいるヘルシー志向の一品なのである。九条葱の香りや旨味はもちろんだが、白菜も入っていて自然な甘みを補助している。
店内には“渥美半島産あさり使用”と案内されていて、運ばれたラーメンのスープをすすりつつ一粒食してみるとオドロキの美味さなのである。ぷっくりと肥えていてワタの香りが堪らなくスバラシい。
この新鮮この上ない活アサリは上から最初に見たときは3〜4粒だけかと思ったのだが、食べ進むと中から出てくる出てくる… 都合10粒はあっただろうか。


添えられた“柚子こしょう”をスープに溶いて食すとコレがまた泣きの美味さで… ちょっと弱った胃袋に適度な刺激と優しい栄養を与えてくれるラーメンなのである。
関東の中華系とはまた一味違うアプローチで、やはり歴史のある街の食事は楽しみの裾野はずいぶん広がりのあるものなのだなぁ…と感心した。




季風軒
兵庫県神戸市兵庫区下沢通3-3-15
TEL=078-578-8223
ACT=11:00-25:00 水曜定休

地図






今朝の富士山



5:39AM, September 24. 2009. @Mannohara, Fujinomiya-City
Original Photo










ムー吉どん
こんばんわ! いや〜、ボクも行きの渋滞でヒルメシは“おはぎソフト”でして…(笑)
やっぱり自動運転システムが欲しいよね〜 ルノーのサービスでつけてくれないかなぁ(≧∇≦)b
もう一日早く参戦すれば美人女将の焼肉やラーメンも楽しめたのにさ…



がんたさん
こんばんわ! いやいや、その座はやはりアナタでしょー!d(°-^*)⌒☆
今、写真で見ても春傏園の女将さんってドキドキしちゃうような美人さんですねー♪ 神戸にゆく予定を早めちゃおーかにゃ〜(笑)
やっぱりがんたには順ちゃんがお似合いですね。 今日もペチュキムチとケッパリを食べましたが、やはりがんたさんが言っていた通りでキムチの味は日増しに深みが出てきています。
久しぶりに甘みでゴマ化していないキムチを堪能していますよ(^o^)v



梅成弟子丸さん
こんばんわ! やはりアナタも部活を忘れずに…(笑)
なんと言うべきか、もうクセ以前の問題になっておりまして\(≧▽≦)丿カラダがナチュラルな反応をするのですよー
神戸に出かける前にヘンな冷凍たい焼も見つけてしまいましてねぇ… お互いに楽しみな今後でやんす♪



みいさん
こんばんわ! ご自身で食さずとも、貝は提供さえして頂ければ結構ですから(爆)
ホントにイヤラシいエロおやぢですねぇ\(≧▽≦)丿 コレがオトナだと思われる、ってーのもなんかシャクなカンジもしないでもありませんが…(笑)
たっぷりどっぷりグルメして来たまではいいのですけど、帰ってきてから調理意欲はおろか食欲さえ無くなってしまい困っております。アッチの欲望だけが浮彫りになってまして〜(´・∀・`)
でもなんか“しじみラーメン”ってのもソソるものがありますなぁ…いろいろとねぇ(爆)



元ルーさん
こんばんわ! 毎度お写真をありがとうございますーっm(__)m

なんか懐かしいような風景ですね… ムカシはトラクターで集積してはサイロにため込んで冬の備蓄をしたものですが、近年はこうしたスタイルが一般テキになりましたね。 たいていは黒いビニールに包まれているので最初はナニかと思いましたよ(笑)
神戸ではさんざん美食を楽しんできましたが、やはりこうした庶民テキなものも忘れないでいたいものです。まさか神戸で部活をするとは思ってませんでしたけどねー。
たまのお休みはウトウトしながら過ごすのもいいのではありませんか? 一日終わってしまってからは充実感が全くありませんけど(≧∇≦)b



ラントマンさん
おはようございます! 年に一度の大イベント、今年も無事に終了いたしました(*^_^*)
三回目を数えた神戸サミット(母体は以前からがんたさんが主宰されていたのですが)、やはり何といっても“とにかく美味いモノが食える”という趣旨は今年も健在でした。
って、とんでもねーバカ者の集まりと云うだけのハナシかも知れませんが(笑)