『宝袋』と『親子袋』

「な〜んだ、ただのキンチャクじゃん」
そのとーりである。が、テキトーに作っても美味いのでよくやるのだ。


居酒屋やおでん屋でもおなじみのメニューであるが大概は冷凍の既製品など用いている処が多く、期待を込めて注文した末にガッカリさせられるコトの多い料理でもある。
なんのことはない、油揚げにいろんなものをテキトーに詰め込んではダシつゆで煮てやるだけのカンタン料理で、高価な食材など使わずともかなりな満足度が得られるレシピとして重宝している。…そうか、宝袋なんて平凡なナマエはやめて『重宝袋』とした方がウケるかも知れないなぁ。ホントは“宝袋”と名乗るからにはもっとイロんなものを入れるべきなのだろうが、あまり凝り過ぎても作るのが億劫になってしまうだけなのでみょ〜にコネくり回して考えないコトにしている。
この日はひとつの袋にはホウレン草とエノキと人参、もう片方には鶏肉を粗く刻んだものにタマゴを入れて煮込んだ。お客様にお出しする場合はカンピョウでクチを結んでやるとカッコイイが、家庭内で食す場合は爪楊枝で十分だ。ただし盛りつける時に抜くのを忘れないようにしないとガッツイた慌て者が楊枝でケガをする恐れもある。
煮始めると膨らんで浮き上がって来るため時々ひっくり返すテマも要るし、当然フタの出来ない料理なので煮汁は予め薄めに作っておかないと出来あがる頃には塩辛くなってしまうから注意が必要だ。
ソレと生タマゴは煮汁への投入直前に油揚袋に入れるようにしないと、揚げの細かい穴からニジミ出てきてしまうのは意外なのである。全て準備しておいて、袋に流し入れたらパッと楊枝でクチを止め煮立ったダシつゆに放り込もう。
具はソコラにあるものをテキトーに入れればよく、余りモノの処分にはうってつけかも知れない。ただいくら袋が面白いからと言ってウズラのタマゴ2コとウインナ1本を入れるなどといった下品なモノはよしておいた方が身のためだ。
あくまでも“宝袋”であり、宝という文字はタマにフタがしてあるのだからねぇ…




☆ とても家庭的なお味の食べ物ですね。ポチッと応援して下さい…





今朝の富士山
上空の雲が低く、多分山頂付近は降雪してるんでしょうね…



7:07AM, December 16. 2009. @Fujinomiya-City

 -富士宮支部- 熱海梅園のたい焼屋さん



夕闇が迫るスーパーの駐車場にちょっと明るい灯が…。先日はヤキトリ屋さんが出張販売していたが、昨日は熱海梅園名物と謳っているたい焼屋さんがお目見えしていた。
以前名もなき屋台販売からというタイトルで部活報告書を提出させて頂いたお店である。考えてみればアレから半年も経ってしまったのか… 月日の流れるのは早いものだなぁ。
しかし“富士山の見えるたい焼屋”と云うのも珍しいではないか。いや、富士山が見えたからと言ってたい焼が美味しくなるワケではないが、とにかくイイのである。


今回はカスタードもいただいてみた。ウム、フツーに美味しい。
ただ前回に比べてアズキあんの量が少々少なくなっているような気がする。もっとも作り手が違うせいもあるかも知れない、前回はオニーちゃんだったが今回はオッサンだからだ。
オニーちゃんはアンコがハミ出るくらいたっぷり入れて作っていたが、オッサンはややケチ気味にコトを推し進めている。そしてどちらも愛想はいいがオニーちゃんの時の方が売れていたようなカンジだ。カンケーないか…
アンコのお味が一級品なのは変わらないが、たい焼の皮のデキはオッサンの方が上手いかもしれない。カリッとパリッと…というよりパーンとハリのある表面の下にフワっとした生地が隠れていて、アンコが少ないナリの生き方をしているようでもある。
う〜む、ココは好みの分かれるところかも知れない。
まぁ1尾¥130というやや高めな設定だから美味くてアタリマエ…と言ってしまえばそれまでだが、このたい焼なら安心して買ってこれる美味さがある。以前は月イチでこのスーパーに来ていたトコロを、今後は増便するヨテーだとオッサンは語った。アリガタイことである。


屋台にはお決まりアイテムのたこ焼き・焼そば・お好み焼が並ぶ。
ところが今回は新顔の『さつまステック』が加わっていて、オッサンも来る客来る客にしきりに勧めていた。スティックではない“ステック”なのである。なのにオッサンは「さつまスティック、美味しいですよ〜♪」と発音していて、なんとなく可笑しいフンイキなのであった。
ボクもついその『さつまステック』1紙コップ¥300を購入してしまった。
香ばしい焼イモにグラニュー糖をまぶしつけたようなその菓子はシンプルなお味なのだが「もーやめられないんだもんね」といった美味しさで、夕食&お楽しみビールタイムの前だと云うのに止まらなくなってしまった。
こうしたタイムゾーンでの甘味はキケンなのである。




☆ この“さつまステック”をそのままたい焼に入れても美味そうじゃん… クリックしてね〜♪





門塀のハンギング
ヴィオラオキザリスは寒風にも負けないのよね



Afternoon, December 13. 2009. @MyHouse










かぶちゃん
おはよーございます! いや〜ん“カキ袋”? かなりエロいにゃ〜(笑)
もう今さら遅いかも知れないけど、油揚げにカキとネギとキノコなんか入れちゃったりしてさゼッタイに美味しいよね〜\(o^∀^o)/
残ったおツユでうどんや蕎麦などの麺類を食べてもイケるでしょう!

温度が高くなりすぎちゃったの? う〜ん見た目はいいんだけどなぁ…
油が熱くなってしまった場合には火を止めてしまって、冷たいカキを投入してやれば余熱でちょうどイイ具合に火が通ったかもね。
d(°-^*)⌒☆「煮物」とは言ってもこーゆーデリケートな素材の料理の場合は調理の場から離れちゃダメなのよ〜



元ルーさん
おはよーございます! オンナもふっくらしたタイプがスキです(笑)
おっしゃる通り、一見ケチなように感じるアンコの量も、ふっくらさせるための秘策かもしれませんね。たい焼は焼いたコトがないので(笑)判りませんが、オニーちゃんのものよりオッサンの方がハリのあるフワリ感がありましたよ。
今年は“たい焼誕生100周年”なのでちょっとしたブームっぽくなってますが、一過性のハヤリもんにしないでマジメに食べてもらいたいなぁ…
静岡も天気予報はハズレまくりですよ〜(´・∀・`)