庭の花を愛でたら『サラダとトースト』でランチ

当家のネコ額自家菜園の土いぢりその他のモクテキで久しぶりに家の周囲をウロウロしてみた。3月はずっと休みがなかったのでここ数日は引き籠り休養をしていたのだけれど、やっぱりムズムズしてきちゃうよね。まあ明日からシゴト再開なのできれいサッパリ用事を片付けておきたい…ってのもあったしさ。

寄せ植えやハンギングは母君の努力の賜物でシクラメンヴィオラが春の陽光をメいっぱい受け止めている。移植したローズマリーはすっかり定着して再びその勢いを増強させライトパープルの花をいっぱいつけていた。そしてどこからかやってきたちょっとブキミな姿の植物は“浦島草”なんて名なのであって、こいつは秋になるとギョッとするくらい真っ赤なトウモロコシのような実をつけるのでかな〜り変わり者なのであるが、その名は浦島太郎が垂れる釣り糸のような外観から名づけられたものらしいのよ。去年はひと株だったのにこいつもダブルに増殖していた。

さていろいろジッコーしたのでハラがへったわけだ。母君がせっせと作ったサラダにトーストとミネストローネスープ、上等なランチではないか。テメーで作んなくていいってとってもラクチンでいいよなあ…
このところ忙しくてサラダドレッシングの手製を怠っていたのよ、そうけっこー市販のやつでお茶を濁してる状態が続いていてストレス蓄積、だから久々の自家製ドレッシングがやたらに美味く感じてシカタがない。とはいってもいつものように基本はオイルとヴィネガーに塩・胡椒、今回はお醤油を少々加えて和風仕立てにしたものでどんな料理にもフィットする万能サラダドレッシングなのね。あぁ美味いったらありゃしない!
トーストは一枚では足りないのでもう一枚追加。でもやっぱり最初の一枚はごくノーマルにバターだけで食すのよ、カリッと焼き上げたトーストって(なんでこんなにシアワセな香りがするの?)ってくらい香ばしくていい匂いがするのだな。いつも思い出すのは、北海道に住んでいた頃当時の学校は石炭ストーブが唯一の暖房デバイスだったので、よくそいつに給食のパンを乗せて焼いて喰ったことだ。香ばしく悩ましいその薫りが教室に充満し、一人がそれをやり始めるとフォロワの連鎖となって管理する教員を困らせたのね、あぁ懐かしい。

で、そのトーストの二枚目には甘〜いコンフィチュールを…ってのがエロおやぢの流儀なのであって、今日はフォションのオレンジ・マーマレードなのである。
残念なことに哀愁のイナカ町のスーパーにはこのテのアッパークラスは品揃えがなく、母君は仕方なしにネットお取り寄せしたらしい。しかしわざわざそうするだけの価値のあるモノってことに間違いはないようで、食してみればオレンジの香りや苦味と共に甘さのバランスは最上なのであって同等あるいはそれ以上の品を見つけるにはデパ地下に足を運ばなければ実現しないだろうなあ。
そうそう、このオレンジ・マーマレードならコクのあるチョコレートアイスにトッピングして食してみるのもいんでないかい…な〜んてイケないことも思いついてしまった午後なのである。


クリック↓↓↓で応援をお願いします

夏タイヤへの装換と「Holga 25mm F8」の実力

桜の花もアチコチで満開になったし、もうシゴト先のある高冷地への通勤路も雪が降ったり凍結することはないでしょ…ってことで夏タイヤに装換することにした。
これまでメガーヌ君にはMICHELINかDUNLOPしか履かせてこなかったのだけれど、知人の黄色帽子店長のオススメはYOKOHAMAなのであった。そうメガーヌ以前の過去にBRIDGESTONEは購入した経験はあるけれどこのメーカーはボクにとって初めてのものなのだな。

優れたグリップや乗り心地そして静粛性に加えAランク燃費性能とaクラスのウェット性能を併せ持ついわゆる“コンフォートタイヤ”の最新型、バランスの良さがウリらしくそれなりにお値段もひとクラス上に位置するタイヤだけれども、サスガにその辺はメガーヌ君との相性もいいものなのであって満足なのよね。
ところで「そのタイヤのフォト、ちょっとヘンじゃない?」と感じたアナタ、スルドいですね。そう、ジツはマトモなレンズじゃなくって“トイレンズ”と呼ばれるC級を敢えて使用したものなのよ。

その名は「Holga(ホルガ)」、ロシア製っぽいナマエだけど香港が本拠地の中華玉なのである。比較テキ高級なミラーレス一眼に装着した姿はジツにアンバランスなんだけど、カメラの基本性能がいいからその実力をしっかりと捉えられるに決まってるってもんさ。
焦点距離は25mm、APS-Cフォーマットのカメラなので35mm版なら38mm相当の準広角…ややワイド系標準ともいうべきオールラウンダーなのよ。ただし絞りはF8固定なので絞り優先AEでの撮影となる。

ブツの素材はマウントを含め全てプラスチックでとってもチープ、レンズまでプラスチック製の軽量超安物なんだけど、その貧困なスペックがためにフツーでは考えられない描写をテに入れることができるのね。フィルム時代から一部に熱狂テキなファンがいたらしいけど、カメラがデジタル化した今は各社のマウントに適合する商品も開発販売されているのでますますその愛用者が増加しているのだという。
どーですか、この盛大に発生している周辺光量落ち、しかもプラレンズのせいなのか自然光ではムラサキ色に偏向していてイカニモみたいな写りですよね、ああ楽しい。

ところが中心部分の解像力は意外にも結構なものでコントラストもそうひどく悪いものではないのよ、へぇ〜。もっとダメかと思ってたらちゃんと無限遠も出てるし。ただし最短撮影距離が60cmくらいなのでクローズアップはおろか料理などのテーブルフォトもちょっと苦しいかな、まあそーゆーモクテキのカメラレンズじゃないからね、勘違いせずにあるべき使い方をしようじゃありませんか。
だってお値段にしても密林で¥2754って使い捨てしてもいいですみたいなヤツだからね、APS-Cデジカメの型落ち廉売品でも購入して付けっ放し専用で使う…のが正解ですかね。

室内人工光源ではムラサキ色の周辺減光はないのでプラレンズ特有の透過特性なのかもね。そして分光ニジミみたいのがバッチリ決まっているからスクウェアフォーマットでポラ風にエフェクトかけてやったらサイコーかも…と思ってカメラをイジろうかと思ったらそーゆーアスペクトモードやエフェクトはNEX-7に用意されていなかったのね、いや〜ますます安価なトーシロー用NEXが欲しくなっちまったじゃないか。
ちなみにレンズの後玉に装着されていたブラックコーナーエフェクターっていう穴あきフィルム状の遮蔽板は取り外してしまった。なんだかヨケーなボケ滲みとF値下降を発生させているだけだったからね。
このHolgaと一緒に購入したナゾの中華玉がもう一本あるんだけど、そいつのレポートはちょっと先かな。軽くお試ししたところではそーとーにヤバい(フツーのヒトなら返品対象となるような)タマなのよ。えへ、お楽しみに…