■ ネギ間焼鳥
地元養鶏場「富士の鶏」
地元の養鶏場が朝霧高原で飼育しているブロイラーです。特に銘柄鶏と云うわけではありませんが、いちおー「富士の鶏」と銘打って販売しており、地元のみならず県内で名のある焼鳥屋さんなどでは頗る評判の宜しい鶏肉であります。
その昔(と云っても10年くらい前のハナシですが)静岡市内の焼鳥屋さんで、あまりに焼鳥が美味しかったので「どちらの鶏をお使いですか?」と尋ねたところ「朝霧高原のほうの…」とコトバを濁したので「あ~もしかして青木養鶏場さんの?」と云うと、店主の顔色が変わったことを思い出します。
きっと一般には出回っていない鶏なので半分ヒミツにしていて、ヒトにあまり知られたくなかったんでしょう。一見の客がその名をズバリ言い当てたので驚いた様子で、きっとコイツはただもんじゃねえなあと思ったのかも知れません。オカゲで以降の接客は上々だったわけでして、まあグルメなスキルも時と場合によっては役立つこともあるものですな。
さてそんな青木養鶏場さんの「富士の鶏」が生のネギ間串となって販売されているのが例の農民市場です。先日新筍を購入に向かった折にこのパックを久々にメにして、お~っし今夜はヤキトリでGOだぜ!と突然元気モリモリになってしまうエロおやぢなのであります。
あ~やっぱり美味いです。特にナニがってものはないのですが、とにかく旨味が深くて心地よい食感なのですよ。いやいや本当に特別なお味がするわけではなく、けれども何かこうナチュラルな鶏肉の風味がたまらなくいいわけです。朝霧高原は恵まれた自然環境と、富士山の湧水という無二のアドバンテージがあって、同じ飼料で同じ飼い方をしていてもその食味に違いが出ることはよく知られておりましてね、この鶏肉ばかりでなく鶏卵もそうですし、豚肉や牛肉も同様な判定が為されているのですな。
富士山が見える土地…確かに見た目の環境には素晴らしいものがありますけれど、こうして隠れた資産を抱えていることは堪らない幸運なのです。よしよし、近いうちにまた青木養鶏場さんの鶏肉を買ってきて料理をしましょう。
◆ 株式会社 青木養鶏場
https://www.aokiyoukei.com/
■ 皐月の庭風景 ベニサラサドウダンとニリンソウ
ベニサラサドウダンは開花が始まって2週間ほどが経過しました
さすがにちょっとお疲れモードでしょうか
少しづつ散り落ちる花弁も目につくようになり
まもなく今シーズンを終えることとなります
母上が知人からいただいてきたニリンソウです
こうして何年も当家の庭のこの場所で花を咲かせていますが
大きな群落になることもなく毎年数輪の開花を見るにとどまります
この楚々として控えめな出で立ちが素敵です