四季を問わずいつでもカニは食べたい食品だ。高価なコトも手を出しにくい理由の一つでもあるが、茹でたり殻を外したりと手間がかかるのも事実だ。
そんなとき気軽に向き合える「カニ缶」というベンリなモノが、誘惑の舌先をチョロリと見せたりしてボクを困らせるのだ。
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菜園の胡瓜は毎日のように努力の成果を実らせ、やはり毎日努力して消化吸収させないと「奥さん、タイヘンなコトになりますよ」ってな具合に冷蔵庫の野菜室を占拠する。
ヌカミソ、浅漬け、サラダなどあらゆる知識と技術を結集してその消費に努めてはいるものの、なかなか思うようにならない。
昨晩もその一環で酢の物として花道を飾って頂こうとご登場願ったのだ。スルドイ包丁で輪切りにされた後は塩もみ水さらしというゴーモンに耐えたものの、最後に異常な圧力をかけられ水分を搾取された。
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カニは遙か遠いベーリング海でロシアの漁船に捕獲され、まだ生きているうちに高温蒸気地獄でモダエ苦しみ、身ぐるみハガされた上に缶に幽閉されニッポンまで拉致されたという悲しい経歴の持ち主だ。
そして三陸の豊かな海で悠々自適な生活をエンジョイしていたワカメちゃんも、花巻の荒くれ漁師に無理やり引きちぎられて塩漬けにされ、中国製のビニール袋に詰められた。どう考えても悲劇以外の何者でもない。
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こうして集まった地方出身者たちはお互いに身を寄せて慰めあうが、甘酢の雨に打たれて涙も枯れ果てる。
せめてもの気持ちで当家の青柚子の皮を添えてみたが、もはや彼女たちに強く自己主張するヨユーはない。
何も知らない当家の家族が口に運び、ただただ
「うまいうまい!」
と賛辞を頂戴するだけなのである。
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ユウダチノアトデ
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ベゴニアの仲間
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野牡丹一輪
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サントリー 北 杜
久しぶりに国産ウィスキーを買ってみた。
英国製崇拝主義ではないが日本製のウィスキーには何度もダマされているので、中途半端な価格のものは金輪際買わないとココロに決めている。
混ぜものが少ないグレードの中では最低価格帯の製品であり、格安輸入品とのバッティングが生ずる設定だ。
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いきおい比較というコトになるのであるが、良く言えばクセのないコクがある…という不思議な味だ。
きちんとモルトや燻したピート風の香りもある。アルコールもカドがとれていてムリしていない、ということもヨクわかる。
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英国製品は逆にクセの塊みたいな部分もあるので、洋食にも和食にもコレ一本でという向きにはよいかもしれない。
シトラス・ハイボールなどのミックス・マテリアルとして活用するにはもってこいだろう。
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