カプレーゼとエスカルゴ  

一昨日のハンセーを基に昨日は“売り切れていない時間”にGUCHIPANさんへ向かった。
あまり早く行き過ぎるとまだ焼きあがってなかったりもするのでテキトーな頃合を見計らって…とゆーのがナカナカに難しい。


 それでも無事にバゲットはキープし少しヨケーなものまで買ってグチパンさんをアトにする。
行く先は市内の某スーパー、新製品のカップ焼そばは多分CO-OPにはないだろーという予測で最初からベツの所へゴーなのね。
ところが哀しみの田舎スーパーなのである。
ないじゃん…
発売は先月末だからとっくに入荷しててもいーのだけど。各地のナカマが「買った買ったー!もう買ったもんね〜♪」とハシャいでいるというのにボクの努力も踏みにじられて。
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悔し涙をぬぐいながらボーゼンと店内をウロつく中年おやじ…
おまけに諦めきれずに何度もカップ焼そばコーナーに戻る姿はコッケイ以外の何者でもないだろう。何度見たってないものはナイのよ。
しかし救いの神はベツのテを差し伸べてきた、そうフレッシュ・モッツァレラの特売!


「へっへ〜、カップ焼そばなんて喰ってられるかよー」ってな具合で久しぶりのカプレーゼを思いついたのだ。極甘フルーツトマト静岡県内産5ケ¥248、スイート・バジル¥128、フレッシュ・モッツァレラ¥308…ムフフ、役者は揃ったぜ。
なんといってもカプレーゼはメンドーのないアンティパストなのね、テキトーに切って並べりゃオッケー。ただしペッパーガリガリとサルバーニョタラリーノは鉄則よ。
きっちり白ワインは冷してあるし、エスカルゴをオーヴンに突っ込んだら早速楽しもうではないか。


 もちろんバゲットは予め切っておき、エスカルゴのワキに待機させておくのだ。グツグツと素晴らしい香気を振りまきながら目の前に置かれるココット…もっちりとした食感のエスカルゴは鼻腔も舌もトリコにしてくれるが、ソースを拭き取りシミ込ませるバゲットが無ければ魅力は半減してしまうだろう。
きゃ〜っ!おいちー…
カロリーだってそーとー高そうなのだが、いやもうそんなコト考えてるヨユーなんてないのよ。冷たいワインでお口を洗いながら次々と放り込まれるエスカルゴ。
焼きたてのバゲットにもそのエッセンスが注入され、呆れるホドのコンビネーションでシナプスを刺激し続ける。


ワインはいまさら説明の必要もない
エスト!エスト!!エスト!!!”
昨日初めて気付いたのであるが「!マーク」がだんだん増えてゆくネームなのね。
かなり辛口であり全体に浅めのバランスの奥に個性的な部分を小さく秘めている。それも非常に薄いヴェールに包まれているカンジなので気付かないヒトもいるだろう。ボクもソレがナンなのかは明確に表現できないのだが…
キッチンやリビングにはエスカルゴのソースの香りが充満し満腹中枢がイカレてしまったのでは、と思えるほど食欲が増進し続ける。
GUCHIPANさんのフォカッチャも添えられて楽しい食卓になった昨晩なのだ。


GUCHIPAN(グチパン)
富士宮市万野原新田3323-18
ストラーダ102
TEL/FAX : 0544-23-8814(火曜定休)
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