ジツは初めてだった『手巻き寿司』

 あの“阪神淡路大震災”から14年を迎える今日、平成7年のこの日早朝に起きた不幸な天災によって多くの人々が命を落とし、残された方々も辛い日々を強いられる事になった。
たまたま知り合った友人が神戸に多くお住まいになっておられるので、風化してしまいがちなこの教訓を忘れずにいられる今日を大切にしたいと思っている。
 とにかく前向きには生きてゆかなければならない訳だが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りさせて頂くと共に、現在も心に傷を抱えながらも必死に闘われておられる方々のご健勝を祈願する次第である。


             ◆ ◇ ◆ ◇ ◆




 新聞に某回転寿司チェーンのチラシが折り込まれていた。季節モノの新ネタの紹介とともに掲載されていたのは「手巻き寿司セット」で二十数種類の中からスキなネタを9種類チョイスして寿司飯と海苔がついて¥1280というものだ。

 コレで2〜3人前と云うから安いものだが、なにせ当家には中一剣道部員がいて放っておけば多分一人で喰いつくしてしまい「まだ足りない」などとのたまうのはメに見えている。家族からは「食べたい食べたいっ!」とリクエストがあったので実現させてやりたかったが、ナニかもー少し安く上がる方法はないものだろうか…と考えれば、スーパーの鮮魚コーナーに行けば“手巻き寿司ネタセット”などもあり、ゴハンと海苔は在庫自前でオッケーと云うコトに気づいたボクなのである。
 ところがスーパーに行ってみればその肝心なセットにはロクなモノがなくテを出しかねていたが、ふと考えれば「なにもソレ用じゃなくてもいーじゃん♪」なのであり、脇にあったフツーの刺身盛り合わせを¥980で購入したワケなのだ。
マグロは巻きやすいように棒状にカットし、アトはテキトーにタクアン・胡瓜など…けっこーリッパな準備が安上がりに出来て満足なのね。
 しかし寿司と云えば“握り”か“ちらし寿司”しかやったコトのないボク、ジツは手巻きは初めての体験だったのだ。意外に美味しくて楽しいし、ナニより安上がりに済んだ海鮮系食事はもしかして再び…ってコトかなぁ。





シャトー・ラ・ペリエール・ブラン 2006
ACボルドー 白・MD
セミヨン100%
アキテーヌ・コンクール銅賞


若い葉を思わせる清々しい香りにコンポートしたバナナやアンズも感じる果実味。
酸味が柔らかにアタックしてきて、あとくちもスッキリ。トロピカルフルーツのような甘みがうっすら残ってくるが、キレのよい余韻にシーフードとの相性の良さを実感できる。