やっぱり麺がイノチね『富士宮焼そば』

白菜の漬物を買いに富士山やさいセンターに行くとキャベツが1玉¥100で並んでいた。季節によってもちろん変動はあるが概ね80〜150円程度のお値段は一般スーパーに比べると圧倒テキに安い。


主に並んでいるのは朝採りの新鮮なヤツで、午前中などに行けばまだ朝露が玉のようにコロコロと転がるパリパリのキャベツがテに入る。大玉で重いモノをご希望の向きには脇のワゴンにヒネのキャベツも置いてあって用途に応じてチョイスできるのはいつもの農民市場と同様だ。
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前日にしょーもないカップ焼そばを食べたりしてしまったので、ココは一発本格テキなヤツでゲン直しをしようぜ!と、その新鮮なキャベツをたっぷり入れた富士宮焼そばを食べようではないか、と云うコトにした。
このところ亜流富士宮焼そばばかり作っていたので久しぶりにスタンダードなレシピで楽しんでみた。なんやカンヤ言ってみてもやはりキャベツと肉カスに削り粉だけで仕上げるコイツが一番だ。辛口のソースに二割ほど甘口ソースをブレンドした当家特製ソースが「富士宮焼そばならコレが一等賞だよ〜」と叫びたくなる美味さにしてくれる。
いつも購入してくる某メーカー製富士宮焼そば麺は東京のデパ地下などでも販売しているほど人気があってメジャーな存在だが、タマには違った麺もいいのでは…というコトでこの日は“曽我めん”さんというあまりホカの地域では知られていない麺を購入してきた。


源頼朝朝霧高原で行った富士の巻狩りの際に行われた“曽我兄弟”の仇討ち物語はこのご当地富士宮でも有名で、数々の名物にその名がつけられている。この製麺メーカーさんは会社名にまで曽我の名を冠し、その先人に敬意を払っているようだ。
どうしたものか今までこの麺を食したコトが無かったのは業務用が主体の営業スタイルだからなのだろうか、市内のスーパーに置いてあるところがあまりないせいかも知れない。個人の食料品店などで見かけるコトはあってもなかなかタイミング良く必要だとは限らないもんね。
富士宮焼そば麺を製造している4社とも比較すると夫々に個性があって楽しいし、一つ一つのメーカーさんにファンがいて「ワタシはココがスキ!」というものを皆さんお持ちなのである。
曽我めんさんの製品はちょっとソフトでモチッとした食感が独特で、ほんの少しだけ太めか… う〜ん「コレでなくっちゃダメなのよぉ、うっふ〜ん♪」という熱狂テキ支持者が存在するのも頷けるハナシなのだな。


有限会社 曽我めん
http://www.sogamen.jp/

静岡県富士宮市上井出1349-2
TEL=0544-54-0078 FAX=0544-54-0917

地図





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