シチュウみたいだけど『芽キャベツのクリームパスタ』

コロコロと可愛らしいヤツが袋にいくつか入って店先に並んでいた。特別美味しいというものではないことは判ってはいるが、見つけると何となく食べたくなってついカゴに入れてしまうのよね。

てっきりキャベツの若芽かと思っていたらコレ用に栽培するアブラナ科アブラナ属の食用植物、祖先は地中海沿岸に原生しているケールで、ベルギーで改良されて現在の形になりわが国では昭和30年代から徐々に栽培が増えてきた…つまり主食あるいは主要副菜に用いられるのではなく「ベツになくたっていいじゃん」みたいなゼイタク系の野菜なのである。 静岡ではコレに先祖のケールを掛け合わせた「プチヴェール」というヤサイも栽培販売されていて、チリチリとした葉の開いたミニキャベツといった体でなかなかに美味しい。
こーゆーモノは経済の発展と共に庶民のおサイフにヨユーが出来て初めて楽しめるものなのであって、当然ボクのコドモ時代などはお家の食事に登場するなどと云うことはなかったのだな。現在でもヨユーはないハズなのにナゼか買ってきてしまったりして困ったものである。

可愛らしいカタチに反して意外にほろ苦さのようなものも多く含まれたオトナ味なので、淡い調味より少し強めのお味に仕立てて食す方が美味しく感じられるし、またその方がこの野菜の特徴をより活かせると思う。
クリーム煮はそのギリギリのところで、コンソメ煮などではちょっと芽キャベツの主張が強すぎて一緒に入れた他の食材から総スカンを食ってひとり浮いてしまう哀しい結末になる。
一例としてマスタードでソテーしたり、ガーリックバターでソテーすると香りと甘みがググッと増して「あ〜芽キャベツ食べてよかった♪」の白ワインのおつまみなのだな。また酒の肴のハナシかよ。
当然キャベツ系の植物なのでベーコンなどの畜肉との相性は抜群で、色合いがフラットになりやすいジャーマンポテトの食材にコレを四ツ割にして加えると五感にビビビッと来るひと品が出来上がり、アナタも家庭内ヒーロー或いはヒロインに暫定テキながらもなれるというものだ。
そう、硬くシマった球状なので中心部分に火が通りにくいのだな、下茹でするときなど茎の部分から先端に向かって十文字に切り込みを入れておくとオッケーで、色鮮やかなまましっかり加熱出来てよろしい。
旬は初冬から厳冬期にかけて。プランターなどを利用したベランダ菜園でも栽培がラクらしいし、だいいち旬が真冬なのでムシに喰われる心配が少ないと云うのも有難いではないか。う〜む、今度チャレンジしてみよーかにゃ〜 ってハーブ類の栽培が先なのよ。




☆クリックで応援をお願いします! 「ブロぐるめ!」ランキングに参加ちう…





今朝の富士山
冷え込んでいます…



7:04AM, March 04. 2011. @Fujinomiya-City










う〜様
こんばんあわび!
年に一度の芽キャベツ料理でしてノ(´д`*) 来年もきっとガーリックソテーとか忘れていて、どーやって料理するか悩むんでしょうな(´▽`*)アハハ
最近上等な白ワインをいただいていないので寂しゅうございます… あ〜昨年末に生牡蛎食べたときが最後かな〜(笑) これからの季節は白ワインに合う食材がどんどん登場するのでちょっと準備しておかなくちゃね!