羨望とジェラシィの『塩かつ丼』

先日(どーしてもカツ丼が喰いたい!)と自己洗脳してしまったものだから哀愁のイナカ町にもある某チェーンとんかつ屋さんへ急いだ。
そのハナシの前にひとつ。そもそも“塩で何かを喰う”という行為そのものがシャラッ臭いのである。焼鳥や茹でイモくらいならまだしも、近年は蕎麦や寿司まで塩で食せとばかりに押し付けられるのが気に入らない。

なにやら「素材の味がよく判る」とかで、なんだかツウっぽくてハイソなイメージがもて囃される理由なのだろうか。だけど醤油味だって香辛料が効いていたっって美味いもんは美味いじゃん…と下品中年なエロおやぢは思うのよ。
ただ確かに前者の主張には正しい部分もあって塩ならではの因数分解によるお導きもあって、そこがまた悔しくてならない。いや〜ボクだって頑なにソレを拒んでばかりいるわけではなくて、美味そうにそれを食っている様子を見聞きすれば羨ましくなって(まあシカタないなあ)などと如何にも他人に強制されたかのような顔をして喰ってみたりもするのである。
とんかつ、蕎麦、寿司…とにかくイロイロと試してみた。ところが意外にイケるのよ…なんだかピュアな旨味やストレートに押し寄せる香りなどドキッとするような新世界が閃光のようにキラメくのだな。おかしいなあ、なんでだろ〜と釈然としないままハシを置くわけではあるものの、俗世間に塗れたモノ知り顔の流行フォロワとは一緒になりたくない一心で「な〜に、やっぱりとんかつにゃソースだよな、蕎麦はカツヲが利いた醤油ダシに決まってるじゃん!ワサビ醤油のない寿司なんて人生捨てたみたいなもんだぜ」などと憎らしい発言をふてぶてしく漏らしてみせたりもするのだよ。時代に乗り遅れた中年オトコの遠吠えかもしれないけどね。

前置きが異常に長くなって申し訳ないが、結局フツーのカツ丼を食すつもりで行ったその店で幟旗と店内ポスターの誘惑に負けて『塩かつ丼』ってやつを注文してしまったエロおやぢである。
おぉ〜、水菜などのヤサイもたっぷりで刻み海苔までトッピングされた和風じゃん。肝心の塩味は銘柄岩塩でも使っているのかと思ったらジュレ状の塩ダレなのであった。しかしけっこー上等なお味だ、さっぱりしているので夏向きだろうしハイカロリーなはずのこうしたドンブリ物がスッキリ喰えてしまうマジックみたいな感じかなあ。
カウンターで待つボクに料理を運んできたバイトねーちゃんの笑顔なき機械テキ対応がちいとばかし気になったけれど、会計をしてくれた店長らしき若者の柔和な接客に救われたし、それになんといってもまた100円割引券をくれたのにキブンよくして店を出たエロおやぢである。


かつや
http://arclandservice.co.jp/katsuya/




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当家の梅干し作りもいよいよクライマックス
こうして三日三晩干したら再び瓶の中へ…
母君も猛暑の中ご苦労さまです



Afternoon, August 12. 2013.






元ルーさん
こんにちは!
この梅干しを食べたらもう市販のモノはダメですね…タネが大きくて梅の質はイマイチですが(笑)味わいが全然違うんですよ。母君がゲンキなうちにそのノウハウを教わっておかないと(´▽`*)アハハ
昨日はカツ丼喰う気マンマンで出かけたのですが、お目当てのお店が盆休みでノ(´д`*)