昼めしを喰い終えて日陰でひっくり返っていたら、一緒にシゴトをしている方が「ひとついかがですか」と何やらカップ状の容器を差し出してくれた。
その容器には鶏の唐揚げがいくつか入っていて、いちおーハラは満たされてはいるけれど未だ食べ物をクチに入れる余裕はあるのね、有難く頂戴しまっす〜とつまんでみた。
おやまあ！美味いじゃありませんか。ほんのりと梅風味と旨味のある塩味がしてさっぱりといただける、とってもいい感じ。そして良く冷えたビールが飲りたくなって身もだえしそうになるのよね。まあシゴトちうなのでそいつはご法度なんだけど、こんなに美味しいなら休日にでも買いに出かけて共にゆっくりと楽しみたいではないか。
てなワケでいったいドコで売ってるんですか？と訊いてみると、その現場のすぐ近くにあるコンビニを指さすのよ。あらまあ、灯台下暗しですな。しかしコンビニの唐揚げってこんなにイケてるのねえ、へえ〜びっくりでやんす…と、いちおー忘れないように食べ終えたカラ容器をフォトにしてメモ代わりにするエロおやぢである。
さてその翌日、夕食をナニにするか…という局面で「アレだよ、アレ」とニヤニヤするのだな。そう、ホームセンターでの用足しついでだけど件の鶏唐揚げをメインにするアイデアにわくわくしながらコンビニに向かったのである。
レジカウンターに保温ショウケースがあるのが最近のコンビニのお約束だけど、競争が激化しているせいかそのナカミの種類も増えていて、さながらスーパーの揚げ物惣菜コーナー然としている感なきにしもあらず…といったところか。
目的の「梅しそ」を探すのだけれど、なんだかないみたい。うっそ〜、何で？と店員のオジさんに訊くと「今日はコレばっかり売れちゃって、もうタネもなくなってしまいました」とのこと、待っていても揚げてもらえないわけだ。やっぱりコレが一番人気なんですか？とさらに尋ねると「いや、そうでもなくて、だいたい均等に出ているんですけど」だそうである。う〜む、単純にツイてなかっただけの話みたいね。
Canon Canon Lens 1.4/50(L39) @ SONY α7
そのまま帰るのもなんだか悔しいし、仕方がないので“旨塩・旨辛ラー油・しょうゆ・黒こしょう甘辛だれ”の残り四種類を注文した。ちょっとヤケクソでケースの中にあるやつ全部ね！と買占めしたのは多少の復讐心もあったかも知れないからかなあ。
どの味付けも美味しかったけれど、印象テキだったのは“黒こしょう甘辛だれ”ね、ナゴヤの手羽先唐揚げを彷彿とさせるチューニングで、いかにもビールの肴って感じである。ただし一度食せばもういいや…な個性なのであってリピートはないでしょうな。
ちょっと買い過ぎましたねえ、オカゲで翌日の弁当でまたまたこいつらを食すハメに。コンビニの唐揚げは当分いいや…なんだけど、やっぱり“梅しそ”だけは喰いたいじゃん。
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このところ見かけなかったケロ助
柚子の木陰でステイしてました
