サザエの塩茹で

スモークサーモンを買いに行ったスーパーの鮮魚コーナーではサザエが特売になっていた。いつも見る度に「あ〜ツボ焼喰いてーなぁ」と思うものの、食べて美味しい大きなモノはなかなかに高価でつい出したテも引っ込んでしまうのである。


大小2ケの組み合わせから比較的小型の5ケ入りなど様々なパックが用意されていたが、ボクが選んだのは直径が6〜7cmのお手頃サイズが3ケパックされているもので¥315は晩酌のお伴に丁度良い価格だ。買い物カゴの中に放り込まれたサザエはすでに醤油のコゲる匂いとと素晴らしい磯の香りを発しつつ程良く焼きあがった状態にトランスしているエロオおやぢの脳ミソなのである。
「ビールはバッチリ冷やしてあるしさ♪」
その日はシュパーゲルのサーモン巻なのでサザエの出番は翌日となってしまうのはヨクボーの葛藤を生じさせ、順番を入れ替えようかとも一瞬考えてしまう程お楽しみな肴なのだ。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


ムカシ父親が御前崎の料理屋で食べさせてくれたサザエの壺焼は美味かったなぁ…。海の家に毛が生えたような店だったがちょっと甘めの醤油タレで焼いてあって、あの頃ビールの味なんぞを知っていたらトンデモナイことになってしまっていたかも知れない。かわいくゴハンと味噌汁とおでんなどを食べて帰ってきた記憶がある。
そんな“思い出のツボ焼”にするつもりで購入してきたものだったが、冷蔵庫から出した途端に気が変わった。数日前にテレビで観たグルメ番組ではドコカの漁村で婦人部の御方が鯛飯などを調理してはふるまっていて、その脇役として出されていた煮サザエをおバカタレントが旨そうに喰っていたのを思い出したからだ。
ウ〜ム、香ばしい壺焼もいーけどシンプルな塩茹でも捨てがたい。特に新鮮なものほど磯の香りが強いし、ソレには茹でたモノが一番じゃん…
怖ろしいほどガツンと苦みの効いたワタは海の甘みを伴って口に広がる。まったりとした旨みがビールだけでなく冷やした日本酒なども呼んでいるようで、抑制しなければならない望みには困ってしまうのだな。
そして次にやってくる身の弾力、もっちりとした反発が小さな貝では成し得ない美味しさを生む。産卵前の初夏が旬だと云うサザエをしっかり楽しんだ昨晩なのである。



友人がプレゼントしてくれたビールは“あのネズミランド”に隣接する“イクスピアリ”なる複合施設内にある地ビール工房で製造されているものだ。
「ハーヴェスト・ムーン」というブランドで醸造するビールは今年のジャパン・アジア・ビアカップで二つのメダルを獲得し、定番の5種類の他に季節限定も登場する気鋭のブリュワリーである。イナカ暮らしで地元である富士宮地ビール以外には普段は縁はないと投げやりなキモチになっていたので大変うれしくいただいた。
爽やかな苦みと香りが持ち前のピルスナーで雑味の少ない滑らかなのど越しは洗練された都会の味だ。フシギなもので日本酒ばかりでなくビールもその土地の食べ物に合ったテイストに仕上がってゆくようで、コレは各地の地ビールを試す毎に実感するコトなのである。
このビールも畜肉系ばかりでなく海産物にもフォーカスを当てているようで、イワシの“なめろう”や“サンガ焼”、そして“焼ハマグリ”といった肴もいい相棒になりそうな逸品なのである。


舞浜地ビール工房
http://www.ikspiari.co.jp/harvestmoon/









今朝の富士山
予報は“曇り”ですが、さてどんなお天気になりますか…

2009.06.13. 04:35 @Mannohara, Fujinomiya-City

(62) 30周年記念 BAGooooN 復刻版

 

「君の目標は何だ?狙いを定めてバゴォーン!」
発売30周年にもなる長寿カップ麺である。三十年前といえばまだナマイキな大学生のコロで、バイト代が入った直後は結構なレストランなどに赴いてはゼイタクな食事をして悦に入っていたものだが、月末近くなるとサイフの中身はスッカラカンでスーパーで特売の袋インスタントラーメンで飢えを凌ぐ繰り返しは、今思うと「なんておバカなヤロー」なのである。
まぁ近くに住んでいた学友も似たようなもので、コメすらなくなるとヒトの下宿に押しかけては喰い物を漁ってゆく始末だ。一度はたまたまケース買いしてきた“マルちゃん醤油ラーメン”のダンボールを見つけたヤツが周りに言いふらしてしまい、その日のうちに何人かの襲撃を受けたボクの台所は悲惨な結末となってしまったコトもあった。
アレから三十年…中高年のみなさ〜ん!と呼ばれればつい振り返ってしまう齢になってしまったが、スパイスの効いたウスターソースの味がやたらに懐かしくまたシックリくる味として楽しめるカップ麺は、食べると当時のテレビCMなどがふと思い起こされるような錯覚すら感ずるものだ。
キモチは当時とあまり変わらないつもりにはなっているもののひとつだけ変ってしまったコトは、こんなカップ麺一つでハラいっぱいになってしまい最後まで食べきるのさえ苦痛に思うトキもある…というカラダなのである。


東洋水産株式会社
http://www.maruchan.co.jp/








 旭山動物園のパン

なんでこんなパンが静岡のスーパーで売られていたのかは解らないけど
きっとナニかのイベントでもあったのかな
そうそう、静岡空港の開港記念かもね〜
名前だけじゃなくってメーカーも旭川の菓子屋さんだし
アザラシがクリーム、ペンギンがこしあんレッサーパンダが…え〜っとぉ














ムー吉どん
こんにちわっ!
コドモのころは北海道が長かったもんで焼貝って言えば牡蠣やホッキ貝で、巻貝は北海真ツブだったかな〜 静岡に戻ってから初めてサザエってヤツを食べたと思うのね。 磯の香りと苦みにカンドーしましたよ(o^∀^o)
伊豆の海でも密猟が多くて困ってるみたいですよ… そういえば磯遊びってあまり経験してないなぁボクはノ(´д`*)



がんたさん
こんにちわっ!京阪神のおっさん…(笑)
そうかそうか!刺身ってテもあるんだよな〜 サザエやアワビは身はもちろんですがキモワタが美味いのよね!\(o^∀^o)/
ヤダなぁ、なんか刺身で喰いたくなってきちゃったじゃん(笑) 生まれて初めてアワビのキモを食べた時は「う〜むウニみたい♪」と思いましたよ。フツーは湯通しするんですが、その店は完全ナマでしたね…



まこたくさん
こんにちわっ!
ナガラミの塩茹で!もーサイコーですね〜っ\(o^∀^o)/ 貝の茹でたヤツは止まらなくってヤバいっす♪
ニシガイってツメタガイのことでしょうか…。以前も確かこの話題が出ましたよね?(笑) 先ほど某国営放送の昼ニュースでも浜名湖のツメタガイ駆除の映像を流していましたよ。
ナカナカに美味しい貝らしいですね、おでん種にもイケるって。一度食べてみたいなぁ〜、って要求してるワケではありませんよ(≧∇≦)b



dar-herさん
こんにちわっ!
豊島園のCMはけっこーエキセントリックですよね〜 むかし『史上最悪の遊園地』って自らキャッチコピーを立ち上げていましたし\(≧▽≦)丿
でもサザエのフタって捨てるの惜しくないですか?(笑) いっつも何かに使えないかなぁって考えるんですけど、結局はポイ。ザラザラでもついていたらヤスリ替わりかワザビのすりおろし用に使えそーなんですがねー(^з^)-☆



元ルーさん
こんにちわっ!
えっ?ごめんなさい、そのCM知らないんです〜ノ(´д`*) もしかして北海道のローカルCMでしょうか…(笑)
写真のパンはいちおーアザラシ君ってなってましたけど、お味はフツーのクリームパンでしたー。 シロクマのパンは何味ですか? 
そのうち白いタイヤキみたいに“シロクマ焼”なんてモノが出てくるかも知れませんねぇ(*^_^*)



チャッピ〜さん
こんにちわっ! ビールをごちそーサマでしたっo(^-^)o
お醤油のコゲた香りってたまんないよね〜♪ 特に貝と一緒になるとサイコーかな…あ〜九十九里で食べた焼ハマグリを思い出しちまうじゃん!
そうかそうか、サザエの殻はキレイに洗って取っておけばちょっとした器になるんだねぇ(`∀´)☆ 季節の小さな草花を活けてもステキな小物になるかも…
さすがチャッピ〜、見直したぜ!