松山あげ

誰に教えてもらったワケでもないのだが、CO-OPの宅配カタログを見ていたらこんな商品があったのだ。
偶然目にしたモノが強く興味をソソルこともよくあるのねー、とポチっ。

配達されたものを早速開封してみる。フツーの油揚げに比べ非常に軽量で水分が少ないのは一目でわかるが、油っこいカンジもなくちょっと乾燥麩に近いフンイキだ。
ん〜なんかイケそーな予感で、朝食の味噌汁に試してみるとコレがめちゃグーなのよ。
ちょうど油揚げと天かすの“いいとこ取り”みたいで、良い香りとふわりとした食感がキンチョーの朝をやさしいキモチに変えてくれる。
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愛媛の松山といえば夏目漱石の「坊ちゃん」や「道後温泉」で有名だが、イトコの大学進学先でもありミョーな縁の場所でもある。
かの地の食品メーカーが明治中期から製造販売しているこの“松山あげ”は当初“干油揚”の名で世に出、戦時中の軍隊や戦後の南極観測船でも活躍したという保存食なのである。
なるほど、一袋購入して冷蔵庫で保管(常温保存も可能とメーカーコメント)しておけばかなり長期にわたって楽しめるだろうし、なにより切ったり煮たりといったテマがかからないのがいーではないか。
温かいうどんに入れて食べたらサイコー♪って叫んでしまいそう。
ちなみにパッケージのウラには「松山あげ丼」の作り方も載っているが、要はネギやキノコとこの松山あげを丼ツユで煮てタマゴでとじたものなのね。こちらもジツにおいちそーで近いうちにお試ししてみるつもりなのだ。

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メーカーのキャッチコピーは「愛媛の特産品・料理の名脇役として」ですって。

株式会社 程野商店
http://www.matsuyamaage.co.jp/
愛媛県松山市高岡町285-1
TEL:089-971-3233 FAX:089-971-0564
フリーダイヤル 0120-713230
e-mail:info@matsuyamaage.co.jp

(13)日比谷松本楼『ハイカラポークカレー』

イカラ…といえば日本のロックミュージックの黎明期に登場し、マニアックな存在としてその名は知る人ぞ知る“はっぴいえんど”の「はいからはくち」をパッと思い出してしまうボクなのだ。

大滝詠一、細野春臣、鈴木茂松本隆の四人が日本語のロックをメジャーに持ち込んで国内ミュージック界が大きな転換を迎えたコトは文化勲章に値するコトなのだとボクは強く主張したいのであるが、その後もこの四人は各方面で大活躍をしておりなおかつ現役であるというトコロがソレを証明しているだろう。
うわ〜脱線しすぎ…
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ライト兄弟が飛行機による有人飛行に初めて成功した1903年日比谷公園と共にオープンした“日比谷松本楼”であるが、福田総理が中国の胡錦濤国家主席との会食に選んだ名店でもあり政治家や文豪が愛するフレンチの古参として長きに渡り料理界に君臨して来た。
高村光太郎の小説にもその名が出てくるというこの店の名を冠したレトルトカレーを見つけ、ちょっと小躍り気味に購入したボクなのね。
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じゃが芋や人参がゴロゴロ、豚肉は厚めのスライスで特にやわらかいワケでもないのだが、どこかホッとする味なのである。そう、現在ではフツーの家庭料理レベルのカレーであろうし、もしかしたらガッコー給食のカレーに一番近いかも知れない。
しかし創業当時としてはかなりエキセントリックな存在の料理だったであろうし「ハイカラ」と呼ばれる由縁でもあるに違いないのだ。時代やトレンドに流されて様々な料理が姿カタチを変貌してゆく中、こうして頑なに守り続けられている味もあるのね…とミョーに納得してしまうボクなのだ。
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森のレストラン「日比谷松本楼
http://www.matsumotoro.co.jp/
東京都千代田区日比谷公園1-2
TEL:03-3503-1451
E-Mail:banquet@matsumotoro.co.jp



今朝の富士山
キレイに朝焼けしました
早朝はこうして拝むコトが出来るのですが、日が昇ると…


2008.06.14. 04:58 @Fujinomiya-City