きのことベーコンのオルガネッティ/マリナーラソース


 ハチミツを掬い取る道具をカタチにしたパスタだと思っていたが全くの的外れだった。オルガネッティはシチリアの伝統楽器である小さなハンド・オルガンのOrganettiを模ったものである。
形状からしてソースが絡み易くどんな料理にもフィットしてくれそうだが、スープパスタの具としても大変オススメらしくボリュームもあるので冬場のメニューとして重宝するかもしれない。
 昨晩はたまたまキノコを数種類買い込んであったのでベーコンと併せてトマトソースをベースに調理してみた。毎日暑くカラダもスパイシーな料理を要求しているからだろう、ガーリックや唐辛子を効かせたマリナーラにするのもワルくないな〜と急いで香草やスパイスをかき集めてみた。

 フォークに突き刺すのは3つがせいぜいの大ぶり加減だが、もちもちした食感と表面の段差が明確に舌の上に転がる食感がジツに心地よい。ガチンとハードな味に仕上がったマリナーラソースがよく絡み、かみしめる度に旨みが滲み出るようだ。
 キノコは椎茸・舞茸・エノキ茸・エリンギ・ぶなシメジの5種、これらにベーコンの薫がしっかりとした輪郭を作り出し表現の諧調は非常に豊かなものに仕上がっている。
質の良いベーコンであればエリンギだけで…といったシンプルな仕立てにしてやると、一層その良さをお互いが引き出すに違いない。
夏場はペペロンチーノ系の調味で、秋口くらいからはクリームで…といった具合に季節によってソースを変えて楽しんでみるヨロコビも蓄積されてゆく。




トセール・メルロー・デル・ヴェネト
IGT 赤・FB
メルロー100%


久しぶりにメルロー種のワインをいただいた気がする
深くそして透明感のある赤紫、森の香りがふわりと漂うベリーとチェリー
タンニンが爽やかでハリのある躍動美を感じるワイン

(45)日光・金谷ホテル『百年ライスカレー』


 箱を開けるとレトルトパウチが二つ出てきた。なんと具とソースが別々に用意され、家庭でもこのホテルの伝統と一流シェフの味を正確に再現してもらおうと云うコダワリと意気込みを目の当たりにするワケだ。
加熱方法も湯煎ではなく二つとも鍋に開けて火を入れろとの指示がされている。具とはいっても牛肉だけがゴロゴロと入っており野菜の姿はない。ヤサイは溶けてしまってソースに旨みだけを残してあるのよ。

 日光の中禅寺湖は三度ほど行ったコトがある。マス釣り目的が二度、カイシャの同僚とキャンプお遊びで一度だが、中禅寺湖では魚を手中にするコトはなく、ニジマス殿とのご対面はキャンプ場の釣り堀で…というナサケナイお笑いアングラーなのだ。
そのマス釣りの名ポイントしても有名なのがこの金谷ホテルなのね。いや、旅館の窓から魚釣りをするなどという金満トーシローではなく、ホテル前の湖底の状態がいはゆるカケアガリといわれるマスの生息には絶好の条件になっているからなのだ。
もちろんボクもソコでルアーをキャストしてはリールを回しを繰り返し、を数時間続けてはみたものの…なのである。
今度は釣りモクテキではなく、美しい景色とリッチなディナーを楽しみに日光中禅寺湖金谷ホテルを訪ねてみたいものだと思う。


日光金谷ホテル
http://www.kanayahotel.co.jp/nkh/index.html
栃木県日光市上鉢石町1300番地
TEL:0288-54-0001  FAX:0288-53-2487
E-mail: nikko@kanayahotel.co.jp

(27)UFO『辛口ソースカレー』


パーンと香ばしく辛いソースがウリだ。
それもそのハズ、モロにカレーパウダーが別袋で添付されていて液体ソースと共に混ぜて調味するからなのである。
オトナは「う〜んスパイシー♪」とヨロコビの表情をするだろうが、コドモは「ママ!おくちがいたいよ〜」と泣き出してしまうかもしれない。
傍らに用意しておくべきアイテムはビールでしょう、
ビール♪



日清食品株式会社
http://www.nissinfoods.co.jp/product/
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