藤枝の蕎麦蔵で『鴨せいろ』


普段飲み用の緑茶を購入に藤枝に出かけた。
いつも行く“JAおおいがわ・まんさいかん”で販売されている“農家の緑茶”がお気に入りだからだ。良い香りと心地よい苦みを持った品質のワリには価格が安く、日常のお茶としては上等なのである。
ついでに今月初旬に出た新茶を少々…コチラはお高いのでセーブしてカゴに。50gで¥2000もするものから100gで¥800程度まで様々なランクがあり、飲んでみなければ判らない新茶の購入はバクチに近いものがあるが、信頼できる製造元を選んでおけばそう大ハズレはないだろう。

さてモクテキのお買いものは済ませたし、アトは“たいやき部”の部活をするだけだ。おっとその前にハラが減ってしまっているのだな。いくつかランチを食す候補はあるものの、主治医より仰せつかっているサケタホウガイイ食事を考慮すれば自ずと選択肢は限られナカナカに難しいのである。
「あぁタマにはガッツリこってりラーメンでも喰いたいよな〜」などと泣きゴトを呟きつつ、昨日は思い切って新規開拓に努めるコトにしたのだ。JR藤枝駅の周辺をクルマで流しては探してみるが、哀しいコトに目につくのは焼肉やラーメンの看板ばかりで空腹感が一層つのる。
ウロウロと30分も探し回っただろうか、やっと見つけたのが“手打ち蕎麦”の文字だ。「おぉ〜っ!コレコレっ」一も二もなくお店に入っては品書きを眺める。
面白いコトにこの店のメニュウブックは商品をイラストにして描いてあり、久々に気持ちの良いものに出会えた気がした。写真はハデでキレイだがイメージのふくらみが小さくあまりに現実テキすぎるキライがあるが、イラストはちょうど駅弁の包み紙のような印象で期待感が増幅される効果もある。
ボクはその中から“鴨せいろ”をお願いした。

甘みの少ない出しツユに霧下蕎麦のようなノドごしの手打ち蕎麦がよくマッチしていて大変結構な塩梅である。試しにツユだけを啜ってみたが塩辛いくらいの加減で「コレが蕎麦の旨みを引き出しているのね♪」と大人びた発言をしてしまったりもするのだ。
多過ぎず少な過ぎずの蕎麦の量に満足し、やはり食後の甘味にテを出してしまうのは決して悪いコトではないだろう。お汁粉も温冷両方あるが、何せ例の部活が控えているのでアイスクリームにすることにした。ところが注文した抹茶アイスには小豆餡が添えられており、そんな配慮は無になってしまったのね。とても質の良いアンコだったので良かったけど…
感心したのはトッピングだ。蕎麦の実を砕いて炒ったものと白ゴマを混ぜたモノで、コレがジツに香ばしくカリカリした食感も楽しい。蕎麦屋の意地のようなものを見せてくれた一品であった。





蕎麦蔵
静岡県藤枝市駅前3丁目10-12
TEL=054-646-7646
ACT=11:00-14:00,17:30-20:00
木曜定休
 地図









帰りには寄り道をしてシラスを買いに用宗港へ
漁がお休みで生シラスは入手出来なかったが、とても美味しい茹でシラスを見つけた
外の風が心地よかったのでちょっとだけ海沿いに出てみる
カスミが強くやっと見える状態だが、遠くに富士山が望めた
風力発電機が寂しく一つだけ回っている安倍川の河口風景である

Afternoon, May.23.2009. @Hirono, Shizuoka-City










ムー吉どん
こんにちわっ!
ちっとも大袈裟なコトはありませんよ、蕎麦に限らず…ってのはありますけどね。食べ物屋さんはいつも同じだとつまらないし、新規開拓はリスクも背負ってるし(´Å`) それだけに偶然見つけたお店が美味しかったりすると本当に幸福な気持ちになれますね。
お味や空間も大切ですが、やっぱり一緒にいるヒトとの会話や感性の表現が何よりの調味料でしょう。ヘタをすると料理人のウデ以上のチカラになってしまいますものねー(*^_^*)



まこたくさん
きゃ〜っ!ボクも今日のお昼はCO-OPヌードルです〜(爆)こんにちわ…
いや〜フシギな一致をしてしまいましたねぇ。昨日出費がカサんだものですから今日は¥78のカップ麺でノ(´д`*) たまにはいいっスよねー
藤枝はなかなかに魅力テキな飲食店が多いですね。開拓のし甲斐がありそうな街なのですが、ちょっとカンタンに行ける距離ではないので悩んでしまいます。「韋駄天」も一度行ったキリだし〜

-富士宮支部- 日本橋屋長兵衛『天下鯛へい』


日本橋の老舗菓子店の商品などイナカ住まいのボクが知る術もない。八王子の御大のご紹介に与らなければ一生知るコトもなかったかもしれない菓子なのである。
ソレにしても何やら美味そうではないか…栗あんをこしあんで包んだハイグレードな構造は庶民の味方である一般テキなたい焼きとは異なるが、コレも横車を押して「たい焼きなのだ!」と言えなくもない。次々と出現する新型タイヤキも「果してソレを“たい焼き”と呼んでいいのだろうか…」という疑問を禁じ得ないモノもあり平等に扱うべきである。
そんなボクは首都圏に住む友人に「どーしてもコレが食べたい!」と静かにそして時には威圧テキに語り続けた。心優しき友人は日本橋まで満員電車に乗ってはコレを買い求め、ようやくそのプレッシャーから解放されたのである。
肝心のお味は非常に上品な舌触りと甘みで、眼を閉じて食せば高級な“栗あん饅頭”だと答えるに違いない。今時期ならば八十八夜の新茶などと共に食せば至福の甘味、ステージの異なる“たい焼き”もたまにはいいではないか。



御菓子司 日本橋屋長兵衛
http://www.choube.jp/



















エウロパS2さん
こんにちわっ!
ユーモラスと云いましょうか、また5cm程度の大きさが可愛らしくて…和菓子屋さんのテイストがたっぷりのたい焼きですね。
イタ車のアルファに例えるところがエウロパS2さんらしくて思わず笑ってしまいましたー(≧∇≦)b 
機会があったらぜひご賞味してみてください、上品なお味なので女性にもきっと喜ばれると思いますよ♪



元ルーさん
おばんでしたっ!
トトポッケですか(笑)久し振りにその名を耳にしましたよ(*´ω`) アイヌ語にアテ字をした地名が北海道の“らしさ”だったのに最近はヘンな改変がバカ役人によって行われているのには物凄い抵抗を感じるボクです。
あっはっは〜!確かにポニョにも似てるかも〜\(≧▽≦)丿 見た目のファニーさとはウラハラで、さすがにマジな菓子ですね♪ 北海道は美味しいお菓子の宝庫ですから珍しくもないかもしれませんが…



梅成弟子丸さん
こんにちわっ!
いや〜もうヒビは入るは本性丸出しになるはでバケの皮もハガレ落ち尽くしました(≧∇≦)b
ジツに美味い菓子でしたね♪ タダだと思うとヨケーに(爆)
で、もう一度ゲットしてナニするんですか? まさか鯛茶漬けなんてコト…