夕方に例の「農民市場」へ行った。朝霧の地鶏を買ってヤキトリにして一杯飲ろう、という算段だ。
が、お目当ての腿肉ネギマは売り切れ!
ん〜しょっくぅ
と改めてショウケースを見回すと「お〜アルじゃん!」
ネギマではないが胸肉の串刺が1パックだけ残っている。10本入りで¥740、決して安くはないが食べてみれば納得できるハズだ、と思い購入決定。
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パックに貼り付けてあるシールには「塩コショウで焼いて食べて下さい」と手書きしてある。ムム、コレはそーとーな自信の表れだろうか。もちろん素直にソレに従って調理する。
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毎日美味いものばかり食べてバチが当たりそうだが、昨晩の金銭的な支出はこの鶏肉と¥80で買った“インゲン豆”だけ。
コレで三人分を賄おうとは少しムシが良すぎないだろうか…とも思ったが、このように意外に安上がりに済む場合もあるものだ。
インゲンはさっと下茹でして軽くフライパンでソテーした。
丼にゴハンをよそい焼き上がった塩胡椒焼鳥をびっしり載せる。軟白葱の笹切りと先ほどのインゲンを添えれば出来上がりだ。
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通常のブロイラーとは全く異なる肉質は水っぽさなどは微塵もない。噛みしめるホドに湧き出す滋味が「コレ、ホントに胸肉?」と疑いたくなるような驚きを与えてくれ、「塩胡椒で食え」のイミも良く解る。
次回はゼッタイに腿肉をゲット!と決意を固くする次第であった。
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カティー・サーク
スコッチ・ウィスキーにあまり興味のない方でも、このラベルはご存じだろう。ソレくらい優秀なデザインなのであるが、デザイナーが日本人であると聞けば皆一様に驚く。
グラフィック・デザイナーの松永真(まつなが・しん)氏の作品で、フランスのタバコ「ジタン」も彼の手による。グラフィックのみならず工業製品のデザインも手掛けているので興味のある方はWikiPediaでご覧になると概ねが理解できるだろう。
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ついでにもう一つウンチクを。カティー・サークは19世紀に英国で建造された“紅茶の高速輸送船”の一隻の名で、つい最近までロンドン郊外のグリニッジに保存展示されていたという。残念ながら火事で焼失の憂き目となり、二度と実物を目にすることはできなくなってしまった。
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ボトルの色は深い緑色をしており黄色のラベルとのコントラストが美しい。ウイスキーそのものは逆に浅い色で、オンザロックスにしても拍子抜けするくらい淡い色合いだ。
だがそのフレーバーはスモークしたピートの香りも適度な力強さを持ち、スコッチらしさを濃密に主張する。
好みのスコッチの一本、時々買ってきては楽しんでいる。
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