鮪のヅケ丼  

 冷凍庫で待機していたバチ鮪はジャスコで母君が買ってきた特売品だ。買い物に行くのもメンドーなトキに、お助け食材として役に立つとってもいいヤツなのである。



 生醤油に酒,味醂そして少量の砂糖を加えて出来るヅケダレが生命線だ。もちろんより質の良い本鮪などの場合は、こんな姑息なタレなど使わずに醤油一本で勝負したほうが旨いのは言うまでもない。
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 ヅケとはいうものの鮪の切り身を漬け込む時間はせいぜい10分間程度。それ以上になると色も悪くなるし風味も失われる。
 器の中では切り身が重なっているので、身を崩さぬようにそっと丁寧に数回返してやると味にムラも出ないし、色も美しく仕上がる。
 

「ねっとり、うっふ〜ん♪」状態はかくして生み出されるのだ。
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 酢飯というテもあるがボクはフツーの白ゴハンがスキだ。丼に熱々炊きたてをよそったら、素早く作業を進めよう。
 刻み海苔、大葉、ワサビなどをシンプルにあしらうのが正統派。あとはせいぜい青葱の小口切程度にとどめたい。
 白ゴマなど散らすのは鮮度の落ちた切り身の隠蔽目的で提供しようとする悪徳商人か、趣味の悪い料理人が一人悦に入ってどうだとばかりにカウンターに出す姿が想像されて気分が悪い。
 必要の無いものは乗せない、と断固反対する所以である。
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 母君は
「アタシの目利きがいいから、こんな美味しい鮪が食べられる」
と言い張り、ボクは
「ヅケダレが旨いからココまで満足するのだ」
と主張する。
 どっちでもいーのだが・・・ばっくりガツガツ喰ってしまえば、そんなコトを考えているヨユーはない。


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本日の一本なのよ
うっかり日本酒きらしていて
冷えた白ワインがあったから・・・でも辛口でキレのいい白だったらオーケーね


シャトー・テルトル・ド・ローネイ ACアントル・ドゥ・メール2005 白ED
Micro-NIKKOR 55mm F2.8 / Nikon D40


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ちょっと、みてみて
今朝の富士山よ
傘雲かぶってるけど、東のソラの朝焼け雲がキレイ


TAMRON A16 / Nikon D40  2007.09.18. AM5:48 Fujinomiya-City


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庭の花壇に咲く
パープル・ハート
今が最盛期みたい
特に朝は美しく
朝露の集まりけるなど
いとをかし













Micro-NIKKOR 55mm F2.8 / Nikon D40 ISO200 F4 1/250sec.
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