朝霧ポークの赤ワイン煮

 飲んで楽しむコトのできる赤ワインを使ってしまおう…とは何ともゼイタクな料理であるが、コレを作ろうと決断した理由は単純なのであった。
 母君の友人宅ではワインを飲む習慣を誰も持っていないらしく貰いものが寝ている、とゆー誠に垂涎状態なお話を先日聞かされたからだ。



 ソレなら一本チョーダイしましょ♪
とゆーコトで図々しく頂いて来たのだが、包みを開くとそこには
ポリフェノール2倍、有機なんとかカントカ…たっぷり果実云々」の文字が…。
 あ〜あダメなんです、このテのワイン。ベツに気取ってるワケじゃないのだが、もーすこしソノ…。
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 よし!それならゼイタクに料理に使ってしまえ…と思案を始める。
 パスタの調理には使うと云えば使うが、使用量は知れている。
 滅多にないチャンスにカラダが震える…というのはウソだが、煮込み料理などはうってつけだし、ちょっと甘口みたいだから都合も良い。
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 例の「ふわとろポーク」技法を応用し、朝霧ポークのバラ肉を仕込んだ。
添え物は「梨のコンポート」や「ナスの素揚げ」にしよう、とイキ込んで開始するがコッチの方が手間ヒマかかるのね〜。
 冷凍ミックスベジタブルや人参グラッセ既製品って選択もあるが、せっかくの赤ワイン煮がソレでは泣いてしまうではないか。
 調子に乗って胡瓜も飾り切して(おっと、でもコレにはちゃんとイミがあるのよ)オリーブオイルでコーティングしておく。
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 ガーリック・ライスも完成して準備完了。
ナイフは不要なほど柔らかく仕上がったワイン煮は、口の中で優しく脂が溶けてゆく。
梨の酸味と食感がポークに絡み絶妙。
ナス,胡瓜それぞれがしっかりと役割を果たしてくれた一皿であった。


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昨日はこんなワインを開けました
ラ・フルール・ド・ボルドー ACボルドー2005 赤FB


カシスやブルーベリーまでも香るような甘酸っぱさが持ち味
きちんとタンニンも主張しますが酸味とのバランスは良好です
豚肉の料理に合いすぎてコワいくらいでした


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