麻婆豆腐

早いもので今月も間もなく終わりだ。新緑から初夏へ、そして盛夏と旬の食材を追いかけているうちに、すっかりご無沙汰な料理がいくつも…


 麻婆豆腐もその一つで、先日横浜中華街の名店紹介で「景徳鎮」の激辛麻婆豆腐が取り上げられていて
「お〜!コレは前に食べたコトがあるぞ〜」
と即マーボーモードに入ってしまったのよ。
景徳鎮に行ったのはかなり前だが、中国山椒の香りと辛味がパッチーン!と効いた名物の麻婆豆腐は、一度食せば忘れるコトはないキョーレツなインパクトを持っている。
蒸し暑かった昨日などにはうってつけのオカズじゃん♪と食材購入に出かけた。なんとかして景徳鎮の味を再現してやろうと意気込んではみるものの、しょせんトーシローのマネゴトにすぎないのは解ってはいる。
 豆板醤や甜面醤といった基本調味料に香辛料を加えてソースを作るのだが、中国山椒さえあればソレっぽいフンイキに近づくワケであり、どーせ富士宮じゃテに入らないだろうという予測でデパ地下で購入してあったのね。
案の定、豆腐やネギを買いに行ったスーパーのスパイスコーナーには影もカタチもなく、改めてジブンの予知能力の高さに感心した次第である、ムフ。
自慢話はどーでもいーのであるが、それにしても美味しかったのは地元農家が持ち込んだチンゲン菜であり、ソレナリな麻婆豆腐はすっかりカゲが薄かったのだ。



メルロー・ヴェネト
IGT 赤/FB メルロー100%
ブラックベリーのようなしっかりしたコクはドライフルーツやカラメルのような香りをまとってバターリーに感じる
タンニンも酸味も豊かで、サッパリ目の肉料理によくあいそうなフルボディー