ムネ肉だっていいさ『鶏の唐揚』

トナリの芝生は青く見えるものだ。
そしてトナリの皿も美味そうに見えるのである。少し前から「鶏の唐揚が食べたいなぁ」と思っていた所に、マイミクさんの昼ゴハン日記のフォトにはラーメンと共に鶏の唐揚が…


ラーメンも美味そうだがやはり添えられた唐揚にメがいってしまう。もう背中を押されたどころではなくドン!と強い衝撃で突かれた格好である。
そう言えばその日の朝刊チラシには近所のスーパーの特売広告が入っていたなぁ…と思いガサガサと探すと、おぉ〜あるある。 鶏肉はムネながら1枚¥50という驚愕のプライスを誇示している。多分1枚の重量は200g以上はあるハズだからグラム単価は¥25を切る格好だ。コレは利用しないテはないのね。


早速購入に走り自宅で重量を実測してみると2枚で500g近くありコレで¥100は「持ってけドロボーっ!」なのだよ、いい買い物をさせていただいた。
テキトーな大きさにカットしたものをニンニクや生姜その他の香辛料を刻み入れた液に漬け込み、両手でワシ掴みしてモミモミうっふ〜ん♪のコーフン状態にした後はビニール袋に幽閉して数時間ジラしてやるのだ。
ガマンできなくなったムネ肉はもう破れかぶれになって香辛料や野菜のエキスを吸いまくり、豊かな肉汁を湛えてホンバンを待つコトになる。しかしムネ肉が次に遭遇するものはドロドロ溶きタマゴ攻撃やムセ返る小麦粉煙幕といった災難で、最後には油地獄が待っているワケなのである。
「お、お願いです! もうカンベンして…」
   ◆◇◆◇◆
悶絶してしまったムネ肉がふと目覚めるとソコは静かな世界だった。見回せば瑞々しいヤサイが脇にいて、ナニやら泡の立つ黄色い液体がコップに注がれているではないか。緑色のボトルに入った赤い液体も準備されているようだ。
はて…アタシは一体コレからどーなるの?と思った瞬間ムネ肉の記憶は再び閉じられ、テーブルの上に並べられたソレを食すシアワセなボクがいるのである。




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Sora



5:43PM, April 21. 2010.