ようやくテに入れた『北海道産新秋刀魚』

相変わらず不漁が続いている秋刀魚は漁獲高が例年の三分の一にとどまったままだと云う。秋刀魚を主に扱っている水産会社ばかりではなくソレに依存した職種も多く北海道東部太平洋側の港町はドコも経済的な危機に瀕しているらしい。

そんな秋刀魚はひと月ほど前から今年の新物が氷詰めでコチラにも届き「早く喰いたい!」と思いつつも当然のことながら初期は価格も高く(まぁそのうち漁模様が安定してくればお値段もソレナリに…)と見送ること数週間、ようやくこのところフツーのお値段に戻ってきた。
ボクは近所のスーパーで一尾¥99で購入してきたので秋刀魚漁も回復しているのかと思っていたら、テレビのニュースで冒頭の事実を知りちょっと驚いているのだな。
本来ならばもっと高騰して然るべき秋刀魚が例年通りの価格にまで落ちついてしまっているのは、いったいどんな仕組みがあるのだろうか…と疑問に思うのである。困っている人たちがいるのに、なんだかこんなお安いお値段でヘラヘラとビールなんぞで楽しむのは誠に申し訳ないような気もするが、まぁ年に一度のお楽しみだと思ってお許し願いたい。
もっとスーパーでの廉売は昨年までは時期になれば発泡スチロールのトロ箱がドーンと積み上げられて連日行われるというスタイルだが、今年はそうした光景を見かけるコトがないと云うのは寂しいものだし、本当に獲れないんだなあ…と実感するのである。

さて、楽しみにしていた秋刀魚にはもうひとつお楽しみがあって、平素は経済テキ理由によりアンダークラスのビール風飲料でガマンを強いられているボクが「やっぱり秋になったらコレだよ〜ん♪」と購入しておいた本物のビールがある。
毎年ビール醸造各社から販売される秋季限定品の中で最も歴史が古くそして高品質な製品がこのキリン『秋味』なのである。麦芽もケチらずに使われ丁寧に育成されたビールだけに雑味も少なくクリアな味わいだ。ドライだクリアだと謳いながらさんざん混ぜモノをして消費者を欺いている某社の看板ビールとは本質テキに違いがあるのね、いや〜ジツに心地よい苦みと香り…あ〜毎日こんなん飲みたいな…なのである。
秋刀魚は美味かったし、もちろんビールに不足はない。ただ今年の不漁のことを考えると喜んでばかりもいられないのよね。きっと来年は冷凍サンマも値上がりするだろうし、今までのように「安上がりなオカズに秋刀魚の佃煮を作ろう♪」といった芸当が難しくなるのだろうか…とクラいキモチになってしまうのだ。




☆ 新鮮生秋刀魚が一尾¥50とかって今年はムリでしょうね。あ〜でもまた食べたい…
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今朝の富士山
モヤモヤですな…



6:09AM, September 19. 2010. @Fujinomiya-City       Original Photo