ひっそり食した『茄子とキノコのパスタ』

嫁に食わすな…と例えられる秋茄子だがその根拠はただのセコい了見なのか、ソレとも慈愛に満ちた配慮からなのかは知る由もない。しかし旬の夏を越した茄子が秋になって再び美味しくなると云うのは紛れもないジジツなのであって、待ってましたとばかりにエロおやぢも購入をするのである。

先ずはお得意定番の麻婆茄子で食した。残りは漬物に…とイソイソ仕込みを始めたがどうにも量が多くやや大ぶりなモノが1本残ってしまったので焼きナスにでもして晩酌の肴ってのもいいじゃん♪ と冷蔵庫の野菜ストッカーで待機していただくコトにした。 
そんな翌日手元に到着したのは宅配で注文しておいた“雪国きのこセット”というお買い得&メンドーなし商品で、コレはキノコたっぷりの炊き込みゴハンにでもしようと考えて手配したものだったが(ちょっと待てよ、こんなにたくさんあるなら少しくらい削ってしまっても問題ないよな)とついヨコシマな欲望に誘惑されて別の献立をジッコーするワケなのだな。
セットにはぶなしめじ・舞茸・エリンギ・ホワイトぶな…などが含まれていてちょっとづつテキトーに間引いてゆく。そして残った1本の茄子で乱れた私生活…違う! 茄子は乱切にし、角切りベーコンと共にガーリックオイルでソテーしてやるのよ。 あぁいい香りだ…このまま喰ってしまっても白ワインのお伴には申し分ないではないか…とは言っても横ではパスタが「もうちょっと待ってね」と茹であがりスタンバイ終了寸前の状態でうっふ〜んしているのだな。 
ザザッとザルにあけ、ワザとぞんざいな湯切りのまま茄子とキノコが待つフライパンにジャジャッと投入してやる。茹で汁でパスタ料理がうっすらトロミをまとってくれるのを期待してのワザである。 タタッと中火で和えるようにソテーしササッと器に盛り付け、チャチャッと青味をトッピングして完成、もう待てないぞ〜ガガッと喰おうではないか。
う〜ん♪ 美味いなんてもんじゃない!
こーゆー食事は夕食でも悪くはないが、ひとりひっそりと昼食に摂る…と云うスタイルの方がナゼか美味しく感じるものである。ヨケーな雑音がないのがよいのだろうか、ホントの理由はボクには判らない。




☆もう少ししたらクリーム系きのこパスタもいいですね〜♪
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Sora



Afternoon, September 28. 2010.