でらうみゃ~でかなわんわ(81)

噂のにゃごやモーニング その53 「 喫茶 チェルシー

あなたにもわけてあげたい

正直に申し上げますと、こちらのお店は目指していた別の喫茶店Rに向かう途中で見つけたものです。走るクルマの窓から視界に飛び込んできたのは「うっわ~なかなかにノスタルジックでイニシエ系じゃないのよ」てな感じのお店なのでありまして、しかも例の黄色パトライトもチカチカ点滅している…ってことは既に営業開始してるってことじゃん!なのですな。早朝六時ちょい過ぎのことです。
こりゃ立ち寄ってみたいよね、ってキモチは大いにムラムラなのですけれど、いろいろと下調べまでしたターゲットをスルーするってのも…という生来のマジメな性格がソレを阻むのですよ。シカタないね、まあまた別の機会に…てなことで喫茶Rに予定通り向かうのです。

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MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

ところが!ところがなのですよ、何と喫茶Rは廃業してました!ショックです、あんなに楽しみにしていたのに…泣きたいキモチで呆然と立ち尽くすエロおやぢなのであります。
しかしいつまでも途方に暮れていてもシカタが無いので別の喫茶店でのモーニングを画策するわけですが、休日ならテキトーにやり過ごせばいいのですけれど、シゴトってやつがこのアトに待っているわけでして、なるべくタタッと朝食を済ませなければならないわけです。そこでハタと思い至ったのは先ほどのイニシエ系喫茶店、う~んそれしかない!

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幸いなことに廃業した喫茶Rからチェルシーさんまではクルマで5分もかからない位置にあるのでして、ボクは早速向かうわけであります。店舗ヨコの駐車場にキャプチャー君を停め、その扉を開けます。
えへん、やっぱりね!思った通りじゃん、いい感じにヤレて歴史が心地よく凝縮されたお店の内部なのであります。先客はオキマリのシルバー世代が数組…なかなか楽しそうに早朝の喫茶タイムを過ごされているようです。いいなあ、シアワセそうで。
で、シゴトのことがアタマから離れないエロおやぢはややアセリ気味にホットコーヒーを注文するわけです。もう慣れ慣れですね、ナゴヤの作法。敢えてモーニングサービス云々を申し上げなくてもそのセットが提供されることがカラダにシミついてきました。

MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

そして間もなく運ばれてきたそのセットは極めてスタンダードなものでありました。毎日のようにボンフールさんでこうしたモーニングを食しておりますので、特に不満などあるはずもありません。いいじゃありませんか、こーゆー朝食。
ガリッと焼かれたトーストに風味豊かなバターがたっぷり、美味しいコーヒーと共にいただけばヒトの営みとしての朝食が満たされていることに気づかなければなりません、あぁシアワセです。でらうみゃ~でかなわんわ。因みにこちらのお店ではトースト&茹で玉子に豆菓子小皿もついて¥320というプライスでした。非常に良心的でありますし、そのクオリティーを考えると素晴らしいモーニングサービスかと思います。

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店内はその店名のように昔のスコットランドアイルランドの伝統的なモチーフがフィーチャーされたインテリアでありました。今はこーゆーのってありませんよね、ボクはとっても好きです。
その店名ですねCHELSEA、英国ロンドンにある地名ですし、歴史あるサッカークラブの名称でもあります。また英国のバタースカッチをモチーフにした明治製菓のキャンディー「チェルシー」が最もニッポン人に馴染み深いかなあ。
ところでお店のソンブレロにCHELSEAってヨコ文字が書かれているのですが、これは明治製菓が1971年に発売開始したスコッチキャンディー「チェルシー」のパッケージ・ロゴ(現在のものは若干変更されてます)をそのまんまパクったものですねえ、笑えます。まあ当時はこーゆーのもオッケーだったんでしょ、今はヤバヤバですが、このお店の歴史と存在に敬意を表して、そのことは水に流そうではありませんか。韓国人にはこーゆーマネはできねーだろ。

そんなこんなで明治CHELSEAのウェブサイトをチェックしてみました。懐かしいけれど、今でも通用する佳い楽曲がCMで使われていたのですね、ボクも記憶があります。関係諸氏に乾杯!もちろんスコッチ・ウィスキイでね。

「明治チェルシーの唄」
作詞:安井かずみ 作曲:小林亜星 唄:シモンズ

なつかしい人に出逢ったような
やさしいたよりが いまとどいた
忘れかけていた幸せ
あなたにも わけてあげたい
ほら チェルシー
もひとつ チェルシー


なんだかこのお店のことがふわっと思い浮かんでくるような歌でもあります。
あっ、本日のフォトはいつもと違ってちょっとくすんだようなフンイキにしてあります。昔のアルバムを開くと、ちょうど国産銀塩フィルムで撮影した70年代のフォトプリントが退色してしまっていて、レトロ感が増幅されているかのような処理をしてあります。実際の店舗はもうちょっとヴィヴィッドなカラーで暗くはありませんが、まあボク個人の心象風景としてはこんなカンジ…と捉えて下さい。


喫茶 チェルシー
愛知県春日井市旭町4丁目16
TEL=0568-33-0551
ACT=6:00-18:00




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もうウンザリ



シゴトの打ち合わせでいつもよりかなり遅い帰宅開始時刻
外気温は32℃
もうウンザリだよね
アセダラ&べとべとなのでいつも着替えてからクルマに乗り込みますが
やっぱり早く帰って冷たいビールぐびぐびってのが楽しみなんです
それでもこんな時間帯だと激混みの道路事情なのでして
ジツはかな~りイライラします


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