■ 噂のにゃごやモーニング その52 「プラスワンカフェ 」
メルヘン系超人気店
名古屋市の南西方向に海部郡飛島村（あまぐんとびしまむら）という所がある。以前に『みそかつ定食』や『モーニングサービス』をいただいた「喫茶 のぶ」さんもそこに在るのね。
その時にもこの駄文日記に書いたけれど、高速名二環や国道23号線と伊勢湾岸自動車道など主要道路がガンガンあったりして工業や流通業が非常に発達してはいるものの、元々の基本は農村地帯なのであって、現在でもその片鱗がビシビシと伝わってくるのよね。まあ行ってみれば解ります、めっちゃのどかな田園風景と無機質な工場・倉庫群のコントラストに驚くはずです。
この「プラスワンカフェ」さんも何でこんな場所に？ってくらい周囲はイナカ的な風景が拡がる場所にあるのでして、農道みたいな狭い道路を走ってゆくわけです。
忽然と現れるその建物はスイスやフランスの田舎にあるような建築のイメージ、あるいはドイツのロマンチック街道でのひとコマです。誰がどんな想いを以てして？…という問いにはどう考えてみても解決できないわけでありますが、まあその点はヨコに置いておき、とにかくこのお店、超人気店なのであります。
到着したのは開店時刻からそう遅れたわけでもないのに、駐車場が満杯に近い状態だったのにはちょっとアセりましたけど、運よくいい席が空いていてホッとしました。
お店に入って右側が喫煙席。椅子やテーブルもセンスの良いものが用いられておりますし、調度品・インテリアもやはり中央ヨーロッパ風な設えになっていてステキです。高さのある窓から陽光が射し込み（この日はあいにくの雨天でしたが、それでもヨユーの明るさを保っています）店内は軽やかな明るさに満ちています。
かわって左側は禁煙席。コッチのほうが客数が多いのは今どきの事情でしょうか、こうした明確な分煙スタイルが徹底出来るのも大きな店舗ならではのことですね。
アンチスモーカーも安心して繊細な料理やお飲み物を楽しめるのはとってもいいことだと思います。オマエは精神疾患を患ってるだろ？ってくらいヒステリックな嫌韓…じゃない…嫌煙には辟易するけれど、モラルのないスモーカーも多いのは確かなのであって、取り急ぎこうしたパッシブな対策も必要なのですね。
先ほどの喫煙ルームと比べると室内の色温度（温かみのある色か、冷たい感じのする色か…ってことです）が低く抑えられているのは故意なのでしょうか、クール＝クリーンという感覚はちょっと違うと思いますけど。
さてさて待望のモーニングサービスをお願いするのですが、平日は何種類かあるサービスセットも土日祝日は混雑するためこのワンプレート一種類に限定されているのでありました。
ところがこの内容です、あ～ヤラれました…って云いますか、何故にこのお店が超人気なのかがよ～く解る気がします。タマゴサンド・ハム野菜サンド・抹茶シフォンケーキ・カットフルーツ（この日はメロン）・生クリームたっぷりのコーヒーゼリー…そして好みのドリンク。そりゃみなさん押し掛けるってもんでしょ！
全てがバランスよくとても美味しいモーニングサービスでありましたし、コーヒーの風味もなかなかに佳く申し分ありません。
お店のフンイキもいいし料理もサイコーっ！ってお店が無いわけではありませんけれど、やっぱり人気をキープできるワケってものもあるのでして、例えば室内の壁にはこんな額画と照明があるわけですよ。
とっても解りやすい価値観とでもいいますか、こんな空間で食事をしたりお喋りしたりして過ごしてみたい…を実現しているわけですね。いいじゃないですか、強い個性は抑制されていますけれど、メルヘン系の選択肢の中にあってもいい存在です。
◆ プラスワンカフェ
愛知県海部郡飛島村服岡８丁目 47-3
TEL=0567-69-5955
ACT=8:00-17:30 火曜定休
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