カニ違いしていた『てっぽう汁』

不燃物の回収日に備えてビンやカンの整理をしておこう、と分別してある袋を持ち上げるとナニやら重たい。空き缶の中から出てきたのは未開缶のカンヅメが2コ…カニの“てっぽう汁”だった。
どうやら家人が間違えて入れてしまったようだが「持てば重みで判るんだからさ、完全にイカレてるよな〜」とココロの中で叫んでは三割引シールが貼られた缶詰をしげしげと見つめてしまった。


てっきり“花咲ガニ”と思い込んで購入してきたその缶詰はよく見れば“タラバガニ”と書いてあるではないか。言い訳をさせてもらえば北海道釧路に住んでいたコロは『てっぽう汁』と云えば“花咲ガニ”を使うと決まっていて、タラバや毛ガニはあまり出番がないのである。
濃い味と身肉のしっかりしているのが身上の花咲ガニは当時の現地ではイマイチ人気が低めで、こうしてブツブツに切られて味噌汁の具にされてしまう運命を辿るモノも少なくなかったのね。ボクは花咲ガニならではのそんな強い風味もダイスキで、未だ味覚の発達していないガキの頃はどちらかと云えば毛ガニやタラバガニより喜んで食していたような記憶がある。
ところが何かのお祭りでその“花咲ガニの鉄砲汁”を初めてクチにした時は少なからぬショックを受けたものだ。
「こんな美味い汁は飲んだコトがない!」とすかさずオカワリをしたのは言うまでもない。甘みさえ感じる濃厚な旨みと海の滋養そして香り、花咲ガニからは素晴らしいダシが出るのである。

静岡に戻ってからはそんな『てっぽう汁』をいただくコトもなく過ごしていたワケだが、某SCの“北海道物産展”最終日に値引シールが貼付されたカンヅメを見つけて小躍りして2缶購入してきた。その後食品庫の片隅で出番を待っていた缶詰は、何の間違いか危うく捨てられてしまうところをこうして日の目を見たワケで、久々のカニ汁に「タラバだってけっこー美味いじゃん♪」なのである。
しかしイカレているのはボクもだよな…とんだ勘違いならぬ“カニ違い”に苦笑の夕食なのであった。



根室市花咲港

地図


株式会社近海食品
http://kinkai.co.jp/



(64) 黒い豚カレー焼そば


うどんでおなじみのアノ“黒い豚カレー”が焼そばにも登場した。パッケージデザインやロゴタイプも踏襲されているので店頭でも違和感なく並んでいる。
食してみるとお味までもがアノ味に染まっていて、お湯を注げば“黒い豚カレーラーメン”になってしまいそうだ。美味しくないというイミではなく、うどんツユの美味しさが焼そばへダイレクトに引き継がれているようで、単純なソース味の焼そばとは違った世界観があるワケなのね。
フリーズドライの肉片や人参もうどんのパーツがそのまま使われているのだろうが「やっぱりネギも欲しいよな〜」と思ってしまうくらい“黒い豚カレー”しているカップ焼そばなのである。
新規開発コストは相当抑え込まれているだろう、マルちゃんも考えたものだ。


東洋水産株式会社
http://www.maruchan.co.jp/







Sora

6:55AM, June.20.2009.

(62)

欧州ではよく見かける立体ポスター
グリーン系のネクタイは花ばかりでなく昆虫などもあしらわれていて
エミール・ガレのガラス作品を想い起こさせる
マリエッタのネクタイ、一本購入しておけばよかった…


1997.06.05. @ザルツブルグ
CONTAX TVS Carl Zeiss Vario Sonnar T*28-56mm










かぶちゃん
こんにちわっ! アサから雨がしとしとの静岡富士宮です…
花咲ガニはこれから旬を迎えるんだね〜(^o^)v 一昨年とその前の年と年末に根室花咲から取り寄せて花咲ガニをスチームして食べたよ。
もうサイコーっ♪って百回叫びたいくらい美味かったにゃー\(o^∀^o)/
年々漁獲量が少なくなっていて大きなモノはずいぶん高価になってしまいましたが、ソレでも浜茹でしたヤツをバックリ喰いたいよね!
ダンディーなアチラの紳士なら似合いそうだけど、ショーユ顔のニッポン人にはどうも…なネクタイだよね(笑)



元ルーさん
こんにちわっ! ソレはなげないとイケませんねぇ(笑)
カニ缶って惜しいと思ってなかなか食べられずに取っておくんですよ、そしてそのうち賞味期限が切れて〜…(≧∇≦)b
でもなげる前にいちおー開けてみてはいかがでしょう、もしかしたらオッケーかも(`∀´)☆
もったいないべさ…



がんたさん
おはようございます! オトナしくお留守番できましたか?(笑)
昨日はこんなコメが午前中にも入ってました。ソッコー削除しましたけど(´Å`) コメントの削除は携帯からは出来ないので困ったもんですね…
“てっぽう汁”ってよく考えるとかなりイミ深で(爆)



dar-herさん
おはようございます! カングージャンボリーお疲れサマでしたー(^o^)/
最近のカニカマは色やカタチばかりでなく味までリアルになりましたね。加熱するとサスガにボロが出ますが、冷たい状態だと「もしかして…」と思ってしまうくらいホンモノに迫っています。 和食馴れしてきた欧米の方々にも受け入れられやすい食材ですね、アチラではどんな風にして食べているのでしょうか。
そういえばカップ麺に関してはジャケ買いならぬ“パッケージ買い”ってしませんねぇ、どーでもいいデザインばかりだからなのでしょうか。 カレー味の焼そばは今年のトレンド? でもソレをドライカレーに例えるdar-herさんはエライっ!d(*‘‐^)-☆