今月になって「かつをのタタキ」はすでに三回食している。
だが魚屋で『藁焼トロがつを』なるものを見つけてしまうと、俄然欲望は抑えられなくなった。しかも「腹節」と朱書きまでしてある。
バルサミコやオリーブ・オイルを使ってカルパッチョも考えたが、藁焼き云々となると柚子醤油が正しい食べ方なのだ。
にんにくと生姜は外せない。そして今回は三方ヶ原の玉葱をスライスして中央に盛った。
トッピングは女満別の軟白〜非常に柔らかく、甘味香味ともに豊富〜を小口切りにして。
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玉葱は以前に高知出身の方から教えて頂いた鰹の相棒。当時は生魚がこんなに玉葱と相性が良いなんて知らなかったものだ。
だがよく考えてみればオニスラ+かつを節は昔から和風サラダなどでやっていて、イキのよい鰹であれば文句など出ようもない。
軟白葱は去年の秋に某高級食材スーパーで発見して以来、幾度となく購入しハマっている。女満別産以外に最近では県内産もあるようだ。
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力強い味。 濃縮されたような旨みが二種の葱によって引き出されている。
日本酒はうっかりの在庫切れで、ビールの後はいつものワイン。
だがこの鰹、負けてはいないのどころか完全に独我の世界を築いている。